Gonzui Graphic Japan (G.G.J)     −ごんずい写真館 −
伊豆で見られる奇麗な魚

伊豆にも驚くほどキレイな魚がたくさんいます。そんな魚を集めてみました。


サクラダイ  <伊豆を代表するハナダイ> 2003/1の生物 2009/7の生物

    ハタ科     学名: Sakura margaritacea

    西部太平洋 温帯の岩礁域

    ダイビングしない人にこの写真を見せると 『へぇ〜、
    伊豆にこんなカラフルな魚いるの?』と驚きます。
    サクラダイは伊豆を代表するハナダイの仲間で、特に
    オスは美しいので大好きです。
 
 
   撮影地大瀬崎・先端  水深25m
 
 



スジハナダイ  <珍しい婚姻色バージョンで恋の季節を迎えます> 2004/6の生物 2009/11の生物

    ハタ科     学名: Pseudanthias fasciatus

    西部太平洋 サンゴ礁域 温帯の岩礁域

    スジハナダイはくっきりと赤いラインが特長です。
    サクラダイより深場に見られます。この写真は
    珍しい婚姻色バージョン。恋の季節になると、更に
    美しくメイクアップします。

    撮影地大瀬崎・柵下  水深30m
 
 

 

 

    ← さてさて、こちらが婚姻色の出る前のメス。上の写真との
        違いが判りますか?ハナダイの仲間は生まれた時は皆な
        メス。群の中で優勢な個体がオスに性転換していきます。

    撮影地大瀬崎・柵下  水深28m
 

 



 ナガハナダイ  <背ビレ・胸ビレの美しさは絶品> 2004/4の生物

   ハタ科     学名: Pseudanthias elongatus
 
   西部太平洋 温帯の岩礁域

   このハナダイも美しさでは引けをとりません。少し
   深場に生息しています。ヒレの色はとても伊豆の
   魚とは思えない程キレイなのです。この仲間は
   素早っこいので撮影は難しいのです。
 
    撮影地:大瀬崎・先端  水深37m
 

 

 



ハナハゼ   <美しき臆病者>

   ハゼ科     学名: Ptereleotris hanae
 
   西部太平洋 温・熱帯の砂底域

   普段は浮遊しているけど、危険を感じると あっと
   いう間にダテハゼ&テッポウエビが共生している
   巣穴に入り込む臆病者です。そのスピードたるや
    なかなかのものです。
 
    撮影地:大瀬崎・一本松跡  水深18m
 

 



ニシキハゼ   <地味な存在だけど実はキレイ>

   ハゼ科     学名: Pterogobius virgo
 
   西部太平洋 温・熱帯の砂底域

   ボロは着てても心は錦ぃ〜、はい 伊豆にいる魚の
   普通種です。地味な魚で、あまり目立っていないと
   言うのが正直なところ・・・  でも見て下さい。薄い
   水色のラインがとてもキレイなんです。 キレイには
   見えませんか?
 
    撮影地:大瀬崎・湾内  水深10m
 



ササハゼ   <伊豆のカニハゼと呼んでます>

  ハゼ科     学名: Valenciennea wardi
 
   静岡県  高知県  インド洋  内湾の砂泥底

   珍しいと言えば珍しい魚です。南国にはカニに擬態
   するハゼ、カニハゼという魚がいるのですが、何処と
   なくこのササハゼは似ています。砂泥底に住んでいる
   為か、しりビレの黄色が良く目立ってキレイです。
 
    撮影地:大瀬崎・湾内  水深20m
 
 



ガラスハゼ   <透けた体が魅力的ぃ〜> 2003/6の生物

  ハゼ科     学名: Tenacigobius yongei
 
   伊豆半島以南  紅海  インド・西太平洋

   体長は3〜4センチの小さなハゼ。体は透けていて
   見れば納得するガラスハゼの名前の由来。よくウミ
   カラマツ類のムチヤギに生息しているのを見ます。
   殆どペアでいる仲の良い?ハゼです。
 
    撮影地:大瀬崎・一本松  水深15m
 

 



ホウボウ   <胸ビレがチャームポイント>

  ホウボウ科    学名: Chelidonichthys spinosus
 
   南日本〜東シナ海

   たまにスーパーマーケットでも売られていて食通には
   旨い魚として有名。でも食べるだけじゃもったいない位
   胸ビレは輝いて美しい魚です。胸ビレの下部が発達して
   指のようになって海底を歩いています。個人的にはビラ
   星人(ウルトラセブン)のモデルと考えています
 
    撮影地:大瀬崎・湾内  水深15m

 



ノコギリヨウジ  <扇子の様な尾ビレが奇麗>

  ヨウジウオ科    学名: Doryrhamphus japonicus
 
   相模湾以南の温帯域  台湾

   ヨウジウオの仲間はどれも、とてもおもしろい体型で
   ユニーク。このノコギリヨウジは細長い体がおもしろい
   ばかりでなく、尾ビレが扇子(センス)の様にパッと
   開いて奇麗です。写真はメス。良く見ると腹下部に
   育児嚢(のう)と呼ばれる卵を抱える部分が見えます。
 
    撮影地:大瀬崎・湾内  水深18m