wglUseFontOutlines() を用いて、日本語TrueTypeフォントをポリゴン表示するサンプルプログラムです。(Windows 環境のみ)
wglUseFontOutlines() を用いると、厚みのある三次元文字列を作ることができます。 白本にもサンプルプログラムが載っていますが、日本語フォントのサンプルがありません。ここでは簡単な日本語フォントの三次元文字列を表示するサンプルを用意しました。
wglUseFontOutlines() は、指定したフォントの文字をポリゴン化し、それを描画するディスプレイリストを作成します。 このサンプルでは、半角文字 256 個は一度にディスプレイリスト化して、描画時に文字コードに対応するディスプレイリストを呼び出しています。
描画する文字が2バイト文字の場合は、描画する度に、wglUseFontOutlines() でディスプレイリストを作成しています。 これはメモリの制限等の理由により、日本語フォントの全ての文字をディスプレイリスト化するようにはしていません。
このサンプルには実装していませんが、描画の度にディスプレイリストを作成するのは、非効率です。 そのため実際に利用する場合には、何らかのキャッシュ/テーブルを用意し、よく利用する文字についてはディスプレイリストを再利用するのが望ましいでしょう。
対象機種
Windows XP, 2000, NT 4.0, 3.51 / Me, 98, 95
動作確認機種
OS Windows 98 SE グラフィックス Generic版(ソフトウェアレンダリング)
コンパイルに必要な環境
- Visual C++ 6.x 以降 (開発環境)
- opengl32.dll および glu32.dll (Windows 95 OSR2 以降は、標準でインストール)
コンパイルする上での注意事項
- kanji.dsw をダブルクリックして VC++ を起動し、ビルドを選択します。
プログラムの扱い
- コピー、使用は自由に行えますが、使用にあたっては使用者自信の責任の下に行って下さい。著者は何の保証もしませんし、テキストおよびプログラムを使用したことによって生じた損害を補償する義務も負いません。
- 著者は、テキストおよびプログラムに不備があったとしても、それを修正する義務を負いません。
改版履歴
Ver. 1.0.0.1 '01/06/28 公開版
Ver. 1.0.0.2 '01/07/03 修正版
Ver. 1.0.0.3 '01/12/04 修正版
プログラム
- kanji1arc103.exe ソース、実行ファイルを含みます。(自己解凍形式)