- ■ 概要:
- 本プログラムは、GL_ARB_fragment_program 拡張機能を利用して、バンプマッピングを行うサンプルプログラムです。
■ 対象環境:
- Windows XP, 2000
- GL_ARB_fragment_program 拡張機能をサポートするグラフィックスカード(例 ATI RADEON 9500/9700/9800/X800 他)
■ 動作確認環境:
- Windows 2000
- ATI RADEON 9700 PRO
- ATI RADEON 9800 PRO
- Windows XP
- ATI RADEON 9800 PRO
- ATI RADEON X800 XT
- ■ プログラム解説:
- 本プログラムでは、点光源一つのみ(GL_LIGHT0)照射しています。光源の色は通常の OpenGL の命令で設定可能です。 (減衰、スポットライト、平行光源はサポートしていません。)
二つの球体は、GL_ARB_fragment_program 機能を用いて描画しています。 色の違いは、テクスチャファイルの違いによるものです。マテリアルはテクスチャと乗算しますが、本プログラムでは白色のため、100%テクスチャの色になっています。
本プログラムでは次のようにテクスチャマッピングを割り当てています。
テクスチャユニット 用途 ファイル名 0 テクスチャマッピング(青色) image1.jpg テクスチャマッピング(赤色) image2.jpg 1 バンプマッピング bump.jpg
テクスチャコーディネートは、次の用途に割り当てています。
テクスチャユニット 用途 0 テクスチャマッピング、バンプマッピングのテクスチャコーディネート(s, t)に使用します。 1 テクスチャ座標系での光線ベクトル(s, t, r) 2 テクスチャ座標系での視線ベクトル(s, t, r)
■ 注意:
- fshbump.exe と同じフォルダに libtoglimg.dll と libtoglmatrix.dll を入れてください。
- fshbump.exe と同じフォルダに image1.jpg, image2.jpg, bump.jpg を入れてください。
- 予告なく libtoglimg.dll と libtoglmatrix.dll の仕様は変更します。(互換性は保障しません)
- ■ 最新バージョン:
- 最新バージョンは、http://www.asahi-net.or.jp/~yw3t-trns/index.htm からダウンロードしてください。
■ プログラムの扱い:
- 本ソフトウェアは、IJG コードを利用しており、JPEG ファイルの読み込みが可能です。
Portions of this software are based in part on the work of the Independent JPEG Group.
- 本ソフトウェアは、zlib, libpng を利用しており、PNG ファイルの読み込みが可能です。
- コピー、使用は自由に行えますが、使用にあたっては使用者自信の責任の下に行って下さい。著者は何の保証もしませんし、テキストおよびプログラムを使用したことによって生じた損害を補償する義務も負いません。
- 著者は、テキストおよびプログラムに不備があったとしても、それを修正する義務を負いません。
- ■ 改版履歴:
2003/01/02 Ver. 1.0.0.1 公開版
- ■ コンパイルに必要な環境:
- [Windows]
- Visual C++ 6.x 以降 (開発環境)
- opengl32.dll および glu32.dll (Windows 95 OSR2 以降は、標準でインストール)
- IJG の jpeg-6b ライブラリ
Independent JPEG Group's software
ftp://ftp.uu.net/graphics/jpeg/
- zlib ライブラリ
http://www.gzip.org/zlib/
- libpng ライブラリ
http://www.libpng.org/pub/png/
- ■ コンパイルの方法:
- 事前に libjpeg, zlib, libpng を入手し、コンパイルしてライブラリを作成してください。また、ヘッダ、ライブラリのパスを設定してください。
- [Windows]
- fshbump.dsw をダブルクリックして VC++ を起動し、ビルドを選択します。
■ ダウンロード:
- fshpbump1001.zip ソース、実行ファイルを含みます。(zip形式:展開には WinZip 等が必要です。)