QUALCOMM が公開している BREW の OpenGL ES サンプルです。
OpenGL ES Sample 1.0.3 のサンプルを Windows で実行するには、
OpenGL ES Sample 1.0.3 の他、BREW シミュレータ(BREW SDK) および BREW SDK OpenGL ES Extension のインストールが必要です。
(実行するだけであれば、Visual C++ は必要ではありません。)
これらのインストールについては、
その1 「BREW SDK Extension for OpenGL ES」
をご覧ください。
アーカイブには .dll (BREW シミュレータ用の実行ファイル) と、
.mod (BREW 実機用の実行ファイル) が含まれており、
再コンパイルすることなく実行することができるようになっています。
アーカイブには PDF 形式のドキュメントも含まれています。
ここでは BREW シミュレータを起動し、「ファイル」「デバイスの読み込み」で、
DevicePack1.dpk を選んでいます。(注意: DevicePack2 では動作しません。)
3つのサンプルは全て 16bit以上のカラーを必要とします。

BREW シミュレータを起動し、「ファイル」「アプレットディレクトリの変更」
で、
C:\Program Files\OpenGL ES Samples に設定します。
BREW シミュレータの端末画面には「Settings」
「OGLES Demo 01」「OGLES Demo 02」「OGLES Demo 03」
の 4 つのアイコンが表示されます。
ogles_demo_01

「OGLES Demo 01」を選択して起動します。
起動するとメニューが表示されます。
Triangle を選択すると、三角形が表示されます。
「OGLES Demo 01」は、メニュー付きのサンプルになります。
ogles_demo_02

「OGLES Demo 02」を選択して起動します。
テクスチャマッピングが行われた立方体が回転するサンプルです。
画像ファイルは TGA 形式で、TGA ファイルの読み込みルーチンもソースに含まれています。
キー操作で回転を制御することができます。
また、別パターンのテクスチャマッピングや、頂点カラーによるグラデーションに切り替えることもできます。
ogles_demo_03

「OGLES Demo 03」を選択して起動します。
立方体の中心にカメラを置いたスカイキューブのサンプルです。
立方体 6 面の画像ファイルは PPM 形式で、PPM ファイルの読み込みルーチンもソースに含まれています。
キー操作でカメラの向きや、ズーム制御ができます。
固定小数点版の gluLookAt 相当の関数を用意して、カメラの設定を行っています。
これらのサンプルのソースを見ることで、BREW で OpenGL ES を利用する方法を学ぶことができます。
サンプルは OpenGL ES 1.0 Common-Lite プロファイルに対応しています。
(Common プロファイルの環境でも利用可能)
なお、実機で動かす場合には .sig ファイルを用意する必要があるでしょう。