タイトル われら九人の戦鬼
放映年 1966年
放映話数 全26話
柴田錬三郎原作、結束信二脚本。26話中1話目しかフィルムが現像しない幻の作品。1作目をCSで見たが、この後どうなるの〜〜という欲求が(^_^;;;)

出演:栗塚旭、島田順司、坂口祐三郎、里見浩太朗、嵐寛寿郎、原健策ほか

素晴らしく素敵な栗塚さん@夜八郎。美しく、そして凛々しく、ニヒル(←既に死語か?)

 時代劇の小部屋って、ほぼ3年ぶりの更新?あらら、何やってるんでしょうね(^_^;;;)反省、反省。本作は東映にフィルムが1本しか残っていない幻の作品。東映のみならず、当時のTVはそういう作品が多いようだ。先日も「忍者ハットリくん」実写版を放映していたが、1、14話のみ。あ〜、全話みたい、DVDボックスが欲しいと、連れとTVの前で嘆いていた。
話がそれたが、本作は時代劇専門チャンネルが放映した時に初視聴した。新選組血風録が好評だったため、そのメンバーをキャストに製作されたものらしい。以前、ヤフオクで本作の放映前の資料が出ていたのを発見。無事ゲットでき、当時のお知り合いの方のご好意で栗塚さんのサインを表紙にも入れていただいた。(HPリニューアルの時にその資料をアップしたコーナーを閉じてしまっていたが、これを機会に復活させようと思う。ご興味のある方はぜひ…)。思いっきり原作者のお名前を間違えていたり、写真が1枚欠損していたりと、なかなか突っ込みどころ満載の資料なのだが、当時ののんびりしたTV製作の現場をかいま見るようである。たぶん、現在放映前資料で原作者の名前を間違えていたら、即回収、新規印刷だと思うけど。これは、堂々とボールペンで二本線を引き、手書きで修正(^_^;;;)。間違った原作者名、読めちゃうし…
それにしても、なんと栗塚さんの美しいことであろうか?さすが時代劇専門チャンネルで何度も特集を組まれている方である。未だに熱烈なファンをお持ちだ。確かに、こういう骨太な美貌、今の役者さんにはなかなかいない。母親世代が彼の演じる土方歳三にノックアウトされたのもよく分かる。低い声でぼそぼそっと話し、ぎらっとあの目で見つめられたら悶絶ものだったろう。NHKの大河ドラマがどこからか発掘されるように、本作のような幻のTVドラマがどんどん見つかるといいな。多少の劣化はデジタルで処理できるし。「第7の男」も昨年発見されたそうだから、可能性はなくはない。いつか全話みられるのを楽しみにしていよう(2010.11.17)