決勝 天気 晴れ 14時40分スタート(81周)
GT-500スタートは何のトラブルもなくほぼ予選の順位を守った形で
1コーナーへと入った。
一方GT-300も問題なく1コーナーをクリアしようとしやが・・・。
なんと優勝候補の Vemac R&Dダンロップ320Rと雨宮マツモトキヨシ
アスパラRX7が1コーナーで接触。Vemacはスピンし、最後尾近くま
で順位を落とした。しかし、50kgのウエイトハンディもなんのその、
激しい追い上げを開始した。
一方、雨宮RX7は走り出したものの、S字でスピンこの時GT300の
マシン3台を巻き込む多重クラッシュとなり、この日最初のセーフ
ティカーが入った。レースは7週目より再開、トップのARTA NSX
(土屋 圭市)は順調にトップを走行していた。
この日がグランドスタンド一角をARTAの応援団席が占めいやがおうでも
ボルテージが上がっていった。
しかし15周を過ぎたあたりからARTAのピットが騒がしくなった。
慌ててメカニック達はタイヤを持ち出し、18周目に緊急ピットイン。
フロントのタイヤを交換しコースへと送り出したが、まだメカニック
達は集まって協議を行っている。なんと今度はリアタイヤを持ち出し
ピットインの作業の準備を始めた。
トラブルの原因はなんとリヤタイヤ
のパンク!2回のピットストップで
ARTA NSXは大きく順位を落とした。
これでトップに立ったのは、トクホントムススープラ(土屋 武士)
だが、Mobil 1 NSX(R・ファーマン)とデンソーサードスープラ
(J・デュフォア)が激しく追い上げる。
周回も30周を超えてそろそろ
各チームピット作業の準備に入
った。まずはRaybrig NSXがピッ
トイン。ドライバーは光貞に交代。
そして問題の35周目、3位につけていたMobil 1 NSXが馬の背で
ストップ!
写真はピットに戻るR・ファー
マン、私が写真を撮っているの
が判るとなんと笑って手を振っ
てくれました、リタイアの直後
だけになにか彼の精神的な強さ
というか気持ちの切り替えの早
さを感じました。
ところでMobil 1 NSXのトラブルで2回目のセーフティカーとなった。
これで各チームがピットインに入る。ESSO、無限、auと続々とピットイン!
ピットは大混雑。さらにホームストレート
にセーフティカーが入るとピット
クローズとなるので、ピット出口は
コースインを待つ車で大渋滞。
トムスのピットではまずはZENTがピットイン、ピットが狭いので
ガレージの方にノーズを突っ込む形でピットストップ。
そしてトクホンがピットイン!
こちらもガレージの方へノーズを突っ込む形でピットストップしたので、メカ
ニックとドライバーが一旦押して、スタートとなった。
通常の時間よりは多く時間を費やしたものの、トクホントムススープラ
はトップでコースへと戻った。メカニックと土屋は固く握手!
ところでこのピットインでデンソーサードスープラは燃料を補給が
不十分で再ピットイン、しかもその時マシンが始動しないトラブル
と重なり大きく順位を落とした。さらに追い討ちをかける様にピッ
ト出口の信号無視しのペナルティを課せられトップ争いから脱落し
た。
GT-500は混乱のピットストップであっが、GT-300も同様、セーフテ
ィーカーラン中にトップ争いをしていた、ダイシンとARTAアペックス
が相次いでマシントラブルを起こし、戦線から脱落。ユニシアもピット
ストップの時期を誤り3位に順位を落とした。
GT−500、2位に上がったのがRAYBRIG NSX、そして3位には
TAKATA童夢NSXとなった、しかしまたもや2位のRAYBRIG NSXが馬
の背でコースアウト!(ボケた写真で申し訳ないです)4位に落ち、
さらに後続のエッソウルトラフロースープラに抜かれ5位と完全に
トップ争いから脱落した様に見えた。
さらにウェッズがマシントラブルで、コースストップこれで3回目の
セーフティーカーが入った。これで、トクホンのマージンがなくなっ
たが、レース再開されるとトクホントムススープラはすぐさま2位の
TAKATA童夢NSXを引き離しトップを堅持。
一方2位走行のTAKATA童夢NSXはFK/マッシモが接触しリタイア。
FK/マッシモもマシンにダメージを追 いってペースが落ち、64周
目にエッソ2番手に。3番手にRAYBRIGと表彰台がほぼ決まったか
に見えた。
GT−300はトップに浮上したのが、クスコスバルインプレッサ。
これをVemacとユニシアが追う展開となった。
そして63周目にBANPRESTO CAR倶楽部マッハ号が、馬の背でクラッ
シュを起こす。大きい事故であったが、幸い玉中には大きな怪我とは
ならなかった。そして4回目のセーフティーカーとなる。これで
GT−300のトップ争いをしている3台の差が一気に縮まり終盤
の10周はサイドバイサイドの大バトル!ユニシアジェックスの柳田
は気迫のドライビングでトップを制し今年初の勝利をチームにもたら
した。一方、Vemacはミッションにもトラブルが生じて、残り7周で
リタイア。
V6仕様を投入したXANAVI 二スモGT-R序盤はエッソウルトラフロースープラ
を追い抜くなどの速さを見せた。7位に入った。シェイクダウンの結果としては
まずまずか。
今回は5位狙いだったが、相次ぐトラブルで5Lap遅れと屈辱の結果。
次回セパンに期待。
さてGT−500こちらもレース終盤に波乱が!70周に、なんとブラ
ックフラッグ!トップのトクホントムスがピット出口の信号無視が原因。
これにより、トップに立ったのはエッソウルトラフロースープラ。タイ
ヤを労りながら終始堅調にレースを続けて来た結果がここに現れた。
そして2位でチェッカーを受けたのはFK/マッシモADVANスープラ
しかしセーフティカー中の追い越し違反により、ゴールタイムに
1分加算のペナルティーを受けた。
結局2位にRAYBRIG NSX、3位は無限NSXが入った。
なお、TOYOTA TEAM TOM'Sは、トクホントムススープラのペナルティ
はオフィシャルの指示に不手際があったとして、この裁定に対しJAFに
控訴を行っており、結果は暫く留保されている。
結果は以下の通り
順位 | No | 車名 | ドライバー | 所要時間(差) |
1位 | 6 | エッソウルトラフロー スープラ |
脇阪寿一/ 飯田 章 |
2時間07分09秒240 |
2位 | 100 | RYBRIG NSX | 加藤寛規/光貞秀俊 | +9秒929 |
3位 | 16 | 無限 NSX | 伊藤大輔/ D・シュワガー |
+16秒294 |
順位 | No | 車名 | ドライバー | 所要時間(差) |
1位 | 3 | ユニシアジェックスシルビア | 山野哲也/ 柳田 真孝 |
3Lap |
2位 | 77 | クスコインプレッサ | 小林且雄/谷川哲也 | 3Lap |
3位 | 63 | レイジュンR&D DL GT3R |
OSAMU/ 中川隆正 |
5Lap |