NEW GENERATIONS of AFRICAN MUSIC


f-beat のあちこちを見ていただくと分かる通り、このサイトで紹介しているアフリカ音楽の多くは、30年も40年も前のものだったり、国内盤が出ていない新譜の紹介だったりします。しかし、新世代のアフリカ音楽のスター達の中にも日本で着実にファンを獲得し、国内盤が簡単に買える状態になっている人たちもいます。ここではそうした若手の代表格を紹介します。


HABIB KOITE & BAMADA(1956 - )

○「ムソ・コ」(オルター・ポップ AFPCD-240、1996)
「マ・ヤ」 (オルター・ポップ AFPCD-5246、1999)
マリ出身の期待の若手グループ、アビブ・コワテ&バマダ。アビブのギターと歌を中心にしたアコースティック・アンサンブルを聞かせる。スロー〜ミディアムな曲の繊細な美しさも、アップな曲での小気味良さも魅力たっぷり。99年春にはアビブが単身で、秋にはグループで来日。どちらも大変な盛況で楽しいライブだった。彼らのアルバムはいまのところ、95年オリジナル・リリースの「ムソ・コ」と99年作の「マ・ヤ」の2枚だけのよう。

FEMI KUTI

○「ショキ・ショキ」(ポリドール POCP-7391、1999)
SHOKI REMIXED (BARCLAY、EU、1999) 輸入盤
ナイジェリアのアフロ・ビートの王者、フェラ・クティの息子であり、父の音楽の後継者でもある、フェミ・クティ。彼の4作目「ショキ・ショキ」が今のところのベスト作だろう。このアルバムからは数多くのリミックス・ヴァージョンが発表されているが、「SHOKI REMIXED」は、それらを集めた2枚組(内容についてはディスコグラフィーを参照)。ライブではスタジオ録音を超えるパフォーマンスを見せる。99年夏に初来日が実現し、翌2000年にも来日公演を行い、多くのアフリカ音楽ファンを圧倒した。

CHIWONISO
○「エインシャント・ヴォイス」(メタ・カンパニー ME-20001)
ジンバブウェから突然現れた女性歌手、チウォニーソ・マライレ。「エインシャント・ヴォイス」は恐らく彼女のファースト・アルバム。彼女の演奏する親指ピアノ(ンビーラ)の響きも、透明感ある歌声も美しく、個人的には目覚めのBGMとしてよく聞いている。出身地の伝統にしっかり立脚していることを感じさせつつ、欧米ポップスの要素も上手く融合させた、新時代のアフリカ音楽に仕上げている。


その他の若手たち

others...
ABASS AKANDE OBESERE (Nigeria)
ADEWWALE AYUBA (Nigeria)
COUMBA GAWLO (Senegal)
NDER & LE SETSIMA GROUP (Senegal)
NAHAWA DOUMBIA (Mali)
RAMITA DIAKITE (Mali)
ROKIA TRAORE (Mali)
SALLY NYOLO (Cameroon)
BISSO NA BISSO(France)
etc...

(2000/09/19 Ver.1.1)
(2001/01/22 Ver.1.2)

TOP

CONTENTS

BACK