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GREECE − アテネ旅行記− ギリシャの美しいエーゲ海の風を 写真・水彩画・旅行記でお楽しみください。 エーゲ海の風をお尋ねいただき有難うございます。 |
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14.アテネ-国立考古学博物館 9月24日(旅3日目) さて、次なる目的はアテネ国立考古学博物館だ。私はここで、どおしても見たい作品があった。「竪琴を弾く男」だ。 写真とは本当に便利だ。言葉が通じなくても博物館でそれを見せればそこまでつれていってくれて指差してくれることもめずらしくない。ちいさな博物館であれば、関係者以外立ち入り禁止の修復中の部屋ににまで案内してくれることもある。しかも解説つきで。私は新しい街に着くとそこの地図とともに観たい作品や場所の写真の絵葉書を買って地図と一緒に持ち歩く。そして観光が終わると日記を書いて自分宛に送る。あとで日記を読むもいいし、なにより荷物にならない。(たまに届かない郵便物もあるらしい。) あいにく「竪琴を弾く男」の写真は持っていなかったので端から見て行くことにしよう。私のお目当ての「竪琴を弾く男」はすぐにみつかった。1Fにあったからだ。入り口をはいって右奥のミケーネ文明の部屋にあった。掌にのりそうなくらいちいさい。高さは20Bくらいだろうか。本当に愛らしい姿だ。私は前、横、後ろ、斜め、上からと長い時間、見とれていた。これで日本に強制送還されてもいいと思うくらいに豊かな気持ちになれた。ああ…やっぱりきてよかった。 私の感動も冷めやらぬ間に、刑事コロンボを65歳位にしたような老人が、監視の女性に向かって、カタログを指差して何か言っていた。イギリス人かな?カタログにはさっき私が見た「竪琴を弾く男」の写真が大きく載っていてこれを見たいようだった。えっ、この人と私の感性ってもしかして一緒なわけ?と思うと65歳位のコロンボの行動が気になりだした。老人は監視の女性に連れられて「竪琴を弾く男」の前で私とまったく同じ行動をし始めた。そして私と同じくえらい感動しているみたいで、何度も「うーん」と声を出して頷いていた。老人は私に気付き「竪琴を弾く男」について熱く語り始めた。何度も「BC.3000年前」と繰り返し言っていた。そうBC.3000年前も前のものなのに少なくとも、イギリス人の老人と日本人の私に国境を越えさせるほどの魅力があった。 今日はこの美術館でも一人、日本人と会った。少し話すと、彼は「安い宿をしらないか?」と聞いてきた。1000円位の宿を探しているらしい。「そんな宿あるの?」私が驚くと、彼は去っていった。私も時間があまり無いので館内を見ることに集中した。 アテネ国立考古学博物館にはギリシャ中の遺跡から、とくに重要な遺跡の品が展示されている。そのまま島に置いておけば、保存状態が良くないので風化して、やがて砂に戻る。貴重な出土品はこの博物館に保存され、出土現場は見るものの想像に任せられるほど、何も無いところが多かった。この博物館を訪れれば、行ったことの無い島の目玉品が見られる。ぶどうを運んでいる絵、ワインという名が付けられ前からある、ぶどうを材料にした飲み物を造る行程を描いた壺など当時の生活を描いたもの。それらを見ていると出土された島の空気を感じることができた。とくに気にいったものがあれば、それが出土した島に興味が湧き、訪れたくなる。「竪琴を弾く男」はキクラデス諸島のケロス島で出土。となればケロス島にも行ってみたくなるもの。きっとのんびりして、素朴なものの多い島だろうな。「ミロス島のポセイドン像」はすごくどうどうとしていている。きっとミロス島の人々は力に対する憧れがある島なのかな。などと様々な島への思いははせる。 とても見事なフレスコ画にみとれ出土した島をみるとサントリーニ島となっていた。ここはかつてアトランティス大陸ではなかったか?と言われている島、出土品からも全盛期の頃の豊かな生活を感じさせてくれる。この島は始めから行くつもりだったが、ますます思いが募った。美術館は旅の水先案内人だ。ギリシャの地図を広げまだ見ぬエーゲ海の島々に印をつけそれを結んだ。私の地図には旅の航路がつけられていく。 博物館はかなりゆっくりと見ることができた。出口を出るとたくさんの人々が、傾きかけた太陽に長い陰をつけられながら、階段で休憩をとっていた。犬もばったりと横に倒れて眠っている。私も一緒に座り、休むついでに絵葉書を書いた。もう17時を回っていた。19時には日はとっぷり暮れる。昨夜、男の人に追いかけられたこともあって、日が暮れるまでに、私はホテルに帰りたかった。パティシオン通りをオモニア広場に向かって歩く途中、スーパーマーケットに立ち寄って品物を拝見。安い!水1P、60円?1本買っておこう。市場はもう閉まっていた。私は、ホテルに向かいパン屋で夕食を買った。この店はホテルに近いので何度か買い物をした。いつも焼たてのパンがおいてあるのがいい。さすがに夕方は冷めていたがその分、値段が安くなっていた。私はハムとチーズを薄いパンで巻いてあるものとハイネケン・ビールを選んだ。店の人はパンをレンジであたためてくれた。夜8時頃、部屋で夕食をとる。 今日はシャワーを浴びようと、シャワー室兼、トイレに入った。このホテルは1フロアーに シングル・ルームが5部屋だが、シャワー室は1つ。ゆっくりとは入っていられない。お湯は出たが、石鹸は持参だ。思った通りシャワーカーテンがないので、シャワー室兼、トイレ室は水浸しになった。(以外にトイレットぺーパーはあまり濡れていなかった)体を拭くバス・タオルを持ってこなかったのはちょっと後悔している。荷物を少なくしようとハンドタオルで拭いては水を絞ってを繰り返す作業は疲れる。せめて普通のサイズのタオルだけでも持ってくればよかった。旅の途中で買うことにしよう。(結局、私はタオルを買わなかった)部屋に戻る時も排水が悪くて、足元の水がまだ残っていた。次に使う人ごめんなさい。私はドライヤーを持っていく気がなかったので、旅行前に髪を短く切った。これくらいショートなら自然に乾く。私はついでに向こうで目立たないように髪を金髪にしてほしい(実際にギリシャ、イタリアでは黒髪の人が結構いた。特にイタリアでは後ろ姿だけだと日本人に近い人もいたのであまり意味は無かった。)と見本写真を持っていったがまったく色は変化していなかった。旅立って1ヶ月ほどで日焼けも手伝いようやくブラウンになった。 私は窓からアテネ最後の夜を眺めながらパルテノン神殿よさらば。と別れを告げた。夜はいつも、絵葉書を日記変わりに書き、家計簿をつけ、明日の計画をたてながら眠りにつく。始めに向かうエーゲ海の島は「海に浮かぶ白い宝石」ミコノス島だ。アテネからはギリシャに1本しかない地下鉄で国内港ピレウスまで行くと、目の前はもう港が広がる。チケットは港で直接買うことにした。明日は朝5時起きだ。早く寝よう、部屋にはTVがない。その変わりアテネの喧騒で一人の淋しさはかき消されて行った。明日はいよいよ島に渡る、今回の旅は海をいつも見ながら旅をしたいと思っていた。これからエーゲ海の旅がはじまる。 つづく→ |
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(2005年4月18日〜)
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