夢にまで見たギンヤンマ


撮影:2002年8月  撮影地:座間市栗原    カメラ&レンズ:Fuji FinePix S1Pro NikkorD 70〜300mm



私がトンボ採りに夢中になったのは、このトンボのせいだ。
それはなぜか。理由は簡単。
美しくてスピードがあるからである。

オス、メス異なる色合いもすばらしい。

メスは成熟すると羽の色がアメ色になる。
これがまた何とも言えないのだ。

ギンヤンマの飛翔力はトンボのうちで随一である。


オスとメスが連結しているギンヤンマ。
産卵のため水草に止まるので、比較的捕まえやすい。

だから小学校の高学年くらいになると
捕獲がかなりうまくなる。

メスを糸で結び、オトリに使えばオスが
面白いように捕まえられる。


中学生になってもまだこのトンボを採るのに
夢中だったのを記憶している。
ヤゴを採っての観察も結構やった。


つい最近までギンヤンマの連結型を捕まえる
夢を見ていた。
ほかのトンボは夢に決して現れない。


ウインドウズ95が出回る少し前、エプソンの宣伝
リーフレットでギンヤンマが羽化したばかりの
すばらしい写真があった。まさに目からウロコの。
PC処理による写真である。

この1枚の写真が再び私をトンボの世界に
のめりこませた。

トンボの感動的な写真を表現したいからPCにも
一生懸命になった。


周辺にギンヤンマのすめる環境は少なくなったが、
このトンボは割に逞しいところがある。
したがってあまり汚れていない川や池と
水草さえあればたいてい生き延びれるのだ。

なんとかこのトンボのすめる環境を確保してあげたい。