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キャンピングカー利用ガイド

キャンピングカーの使い方
○ 全般的事項
 ・ カナダ,オーストラリア,ニュージーランドの違い
   国の大きさや国柄によるのか,国によって印象が異なります。
   ニュージーランドは,キャンピングカー用のキャンプ場(キャラバンパーク)が実に整備されていて,電子レンジなどが備えてあるキッチンつき食堂がひろびろとしているので,夕食は車内でよりもキャンプ場施設で済ます方が普通です。シャワーについても同様です。逆にいうと,施設が整備されているために,車の汚水・排水の処理施設はあまり整備されていません。
   オーストラリアの場合,基本的にはニュージーランドに近いのですが,国が大きいためかキャンピングカーの独立性はやや高いようです。オーストラリアではパースを起点として南西部を回りましたが,老夫婦がキャンピングカーで1か所に半年とか1年間定住して暮らしているのが印象的でした。キャンピングカーの周りには花壇まで作っています。
   これに対して,カナダでは,すべてのキャンプ場に汚水・排水の処理施設が整備されています。逆にキャンプ場の管理施設はほとんどなく(民営の場合はある程度整備されていますが),基本的にはキャンピングカーの中ですべての生活が済みます。
 ・ 1日の走行距離
   キャンピングカーでの旅行の魅力は,のんびり気ままに旅行できること。1日の走行距離があまり長くならないように計画を立てましょう。
○ キャンピングカーの借り方
   ホームページで比較して検討するのが簡単です。メールで予約の申し込みをすると,クレジットカードの番号を聞いてきます。心配な場合にはFAXで送ってもいいという場合もあります。
○ レンタル料金
   シーズンによって2倍くらい料金が異なりますので,要注意。ハイシーズンでなければ一般的には1日当たり1〜2万円程度であり,4人分の交通費とホテル代と比較するとかなり割安の旅行手段だと言えると思います。
○ 室内の設備例
   ダブルベッド×2,4人用食卓テーブル(ダブルベッドにも利用可),2槽式シンク,3口ガスコンロ,冷凍冷蔵庫,ガスオーブン,電子レンジ,バスタブつきシャワー,水洗トイレなど。このほか,ビデオ付きTVや薪割り用斧(キャンプ場で丸太を割ります。)などがついている場合もあります。オプションでデッキチェアをレンタルできる場合もあり,なかなか便利です。
  水は大きな水タンクがあり,各キャンプ場で補充します。
  排水は台所排水とトイレ汚水とに分けてタンクがあり,同じくキャンプ場で処理します。(国によって若干異なります。)
  電源は,キャンプ場の設備から取ります。一般用とエアコン用の2本の電源ケーブルを差し込む場合もあります。(オーストラリア) カナダでは公営のキャンプ場では一般的に電源設備はついていませんでした。
○ 運転上の注意
 ・ なんといっても,キャンピングカーは水や排水タンクなどで重量が極めて重いため,ブレーキが効きにくいので要注意です。エンジンブレーキや排気ブレーキを活用する必要があります。
   また,郊外では動物や大型の鳥が突然飛び出してくる場合があり,要注意です。実際にオーストラリアでは,時速80km近くで走行中に翼幅1m以上の鳥が道路脇から飛び出してきてよけきれずにぶつかったことがあります。
 ・ 高さに注意
   幅や長さもですが,高さ(約3.5m)も要注意です。キャンプ場では頭上の木の枝にぶつけてしまうことがあります。
○ キャンプ場の利用
 ・ ハイシーズンには予約が必要な場合があります。事前の情報収集が必要です。
○ 洗濯
   一般的には,町やキャンプ場にあるコインランドリーを使います。
○ キャンピングカーでの旅行を楽しむために
   基本は余裕のある日程にすることと,参加者全員が共同で働くことです。一般のキャンプの場合と同様,食事の準備や後片付け,洗濯などやることは沢山あります。限られた車内空間を快適に保つためには,全員がこまめに働く必要があります。
   また,交通事故の場合の対応などを考えると,一定程度の英会話力は必要です。

(参考)カナダのキャンピングカー・レンタル会社。
http://www.go-west.com/ タイプC21

4〜6人乗りのキャンピングカー。幅2.5m,長さ7.5m,高さ3.5m,排気量7,500cc。


(室内レイアウト−右側が運転席)
(昼間用)

(夜間用)



キャンピングカー用のキャンプ場。画面左の柱から電気と水を供給。



カナディアンロッキー山中で出会った熊。車中から撮影。

道路の側では様々な動物たちが見れる。(エルク,ムース,マウンテンゴート,ビッグホーンシープ,狼,熊,馬,各種リスなど)


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