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2.球形の季節 3.不安な童話 6.象と耳鳴り 7.木曜組曲 8.月の裏側 9.ネバーランド 10.麦の海に沈む果実 |
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蛇行する川のほとり1〜3、まひるの月を追いかけて、Q&A、夜のピクニック、夏の名残りの薔薇、「恐怖の報酬」日記、小説以外、蒲公英草紙、エンド・ゲーム、チョコレートコスモス |
中庭の出来事、朝日のようにさわやかに、猫と針、不連続の世界、きのうの世界、ブラザー・サン シスター・ムーン、六月の夜と昼のあわいに、私と踊って、蜜蜂と遠雷、祝祭と予感、 |
ドミノin上海、スキマワラシ、なんとかしなくちゃ。青雲編、spring |
●「六番目の小夜子」● ★★☆ |
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2001年02月
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なんとも不思議な魅力を味わわせてくれる作品です。 その高校には、密かに伝えられてきたゲームがありました。そして、今年は6番目にあたるその“サヨコ”の年。 |
●「球形の季節」● ★ |
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1999年02月 1998/11/03 |
東北の小都市I市の中心にある古い谷津町。その町の高校生を中心にしたホラー・ストーリィ。
高校を舞台にしている点で「六番目の小夜子」に似た懐かしい雰囲気があります。その一方、谷津町にある男女別4つの高校すべてに及ぶストーリィであることから、高校生群像を描いているという印象を受けます。もしかすると石坂洋次郎「青い山脈」のモダン・ホラー版なのかもしれません。 |
●「不安な童話」● ☆ |
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1999年04月 2002年12月 1998/11/18 |
主人公・古橋万由子は、画家・故高槻倫子の息子から、あなたは私の母親の生まれ変わりだから、母が殺された時の状況を思い出して欲しい
と頼まれます。 本書は、恩田さん初めての長篇推理小説ですが、成功作とはちょっと言い難い。恩田さん自らも、「出来上がってみたら、こんな“奇妙な話”になってしまっていたのだった」と言っています。 |
●「三月は深き紅の淵を」● ★★ |
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2001年07月
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本書は4部作として構成されています。そしてその4つのストーリィをつなぐのが「三月は深き紅の淵を」という題名の作中本。 待っている人々/出雲夜想曲/虹と雲と鳥と/回転木馬 |
●「光の帝国 常野物語」● ★★☆ |
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2000年09月
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特異な能力をもった常野一族
の人々を主役とした連作短篇集。 大きな引き出し/二つの茶碗/達磨山への道/オセロ・ゲーム/手紙/光の帝国/歴史の時間/草取り/黒い塔/国道を降りて… |
●「象と耳鳴り」● ★ |
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2003年02月
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本格的推理小説への憧れ捨て難い、という恩田さんの思いから生まれた推理もの短編集です。 曜変天目の夜/新・D坂の殺人事件/給水塔/象と耳鳴り/海にいるのは人魚ではない/ニューメキシコの月/誰かに聞いた話/廃園/待合室の冒険/机上の論理/往復書簡/魔術師 |
●「木曜組曲」● ★★ |
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2002年09月
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耽美派の有名女流作家・重松時子が薬物死を遂げて4年。今年の木曜日もまた、彼女の住んでいたうぐいす館に5人の女が集まった。
例年の集まりであったのですが、何故か今年は、時子の死の真相を追求する集まりとなってしまいます。それは、時子の死が殺人であったことを示唆する手紙が届いたことがその原因。 |
●「月の裏側」● ★☆ |
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2002年08月 2000/04/08 |
九州の水郷都市・箭内倉
を舞台にしたホラー・ストーリィ。 |
●「ネバーランド」● ★☆ |
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2003年05月
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恩田さんに言わせると、久々の学園ものでホッとして書けた、とのこと。その雰囲気を受けて、こちらも伸び伸びと読めたと思います。 |
●「麦の海に沈む果実」● ★☆ |
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2004年01月
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周囲を湿原に囲まれ、青い丘の上に建つ、世間と隔絶したような全寮制の学校。そこへ、水野理瀬が2月最後の日に転入するところから、本ストーリィは始まります。 |
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