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11.不倫(レンタル) 12.受難 13.初体験物語 15.整形美女 16.蕎麦屋の恋 18.サイケ 19.特急こだま東海道線を走る(文庫改題:ちがうもん) 20.よるねこ |
【作家歴】、ひと呼んでミツコ、ガラスの仮面の告白、A.B.O.AB、変奏曲、ドールハウス、喪失記、H(アッシュ)、ブスのくせに!、終業式、バカさゆえ・・・ |
ほんとに「いい」と思ってる?、ツイラク、桃、ハルカ・エイティ、コルセット、ああ正妻、すっぴんは事件か?、もう私のことはわからないのだけれど、リアル・シンデレラ、ああ懐かしの少女漫画 |
昭和の犬、近所の犬、部長と池袋、謎の毒親、彼女は頭が悪いから、何が「いただく」ぢゃ!、青春とは、悪口と幸せ |
●「不倫(レンタル)」● ★★ |
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2001年02月
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姫野さんの「処女」三部作の完結編だそうです。でも一応単独の話。 帯文句には「甘ったるい恋愛小説を凌駕する恐るべき純愛物語」と書かれていますが、読むと納得いく実感があります。 ※ 私はこの完結編から読み始めてしまいましたが、3部作は順番どおり、一気に読む方が良いようです。その方が楽しめると思います。 |
●「受 難 The Sufferings」● ★★☆ |
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2002年03月
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何というヘンテコな話を書くのだろうと、呆れ返ってしまうのが第一の思い。 生まれてからこの方一度も男性に縁が無く、生活は修道女の如くつつましい。そうであるのなら、無用の性器の中に人面瘡ができたって何の不自由も無い、ということなのですが、いくら姫野さんでもそこまで自分を貶めなくてもと、つい術中に嵌って目が離せなくなります。こんなストーリィ、姫野さん以外の誰にも書けません。 おまけに、フランチェス子が触れると男性は皆萎えてしまい、痴漢退治で何度も警察から表彰を受けるという始末。 まぁーったく、どんな感想を書けば良いのか、途方に暮れてしまう小説なのです。 |
※ 映画化 → 「受難」
●「初体験物語」● ★★ |
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1997年11月 1998年11月
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姫野さんが初めて経験したり聞いたりしたことを集めたエッセイ集。 |
●「みんな、どうして結婚してゆくのだろう」● ★★ |
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2000年11月
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“結婚”に関する既成概念を足蹴にし、読者をして「目からウロコ」という気分にさせる、
ヒメノ流爽快なエッセイ集です。 “結婚”とは、とかく夢をもたせる為、オブラートに包まれて語られることが多いもの。でも、そんなことは姫野さんには通じません。ビシビシとオブラートを突き破り、耳の痛いことも事実ありのままに披瀝
してみせます。 はじめに/結婚の謎/結婚までの遠い道/男と女の深い河/結婚の定理/理想の結婚/おわりに |
●「整形美女」● ★★ |
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2002年10月 2015年05月 1999/03/29 |
難しい題材を見事にまとめ上げたなァと感嘆しました。 整形美容については、様々な立場から賛否両論があることでしょう。その中で姫野さんはどのような立場をとったのか。 |
●「蕎麦屋の恋」● ★ |
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2004年09月
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ふとした邂逅を共通テーマに描いた短篇集、と言えたらどんなに楽なことか。 とくに楽しいのは、表題作の「蕎麦屋の恋」。姫野さんならではのストーリィで、思わず微笑んでしまいます。 蕎麦屋の恋/お午後の紅茶/イーハトーブの小道/天国に一番近いグリーン/スワンの涙/色つきの男でいてくれよ |
●「すべての女は瘠せすぎである」● ★ |
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2004年06月
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単行本時の題名は、「すべての女は瘠せすぎである−真説・美人論−」というものだったという。 姫野さんのエッセイ本は、いつも気分転換に読むのにちょうど良い。本音一途に語られているところと、次にどんな論理展開があるか全く予想つかない、そんなところが楽しい。 まぼろしの美人論/すべての女は瘠せすぎである/ルックス&性格=見かけ&中身/すべての男はマザコンである/すべての人に好かれる方法/彼の声 |
●「サイケ」● ☆ |
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2003年06月
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週刊少年ジャンプ連載の「ハレンチ学園」、小川ローザのTVCM「オー、モーレツ!」を見て育った世代、そんな世代を主人公にして語る短篇集。 オー、モーレツ!/少年ジャンプがぼくをだめにした/モーレツからナイーブへ/イキドマリ/チビ/お元気ですか、先生 |
●「特急こだま東海道線を走る」● ★ |
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2004年10月
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幼少の頃の記憶、その意味が判らなかった故に忘れられず、ずっと思い出の片隅に残っている。そんな記憶が、ふとした拍子に解き明かされることがあります。 夏休み−九月になれば/高柳さん/みずうみのほとり/永遠の処女/特急こだま東海道線を走る |
20. |
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●「よるねこ」● ☆ |
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2006年06月 2002/08/25 |
ちょっと薄気味悪い話、本書はそんな8作を収録した短篇集。 しかし、正直言って物足りず。ストーリィ自体が良く判らなかった、という方が適確かもしれません。 よるねこ/女優/探偵物語/心霊術師/X博士/ほんとうの話/通常潜伏期7日/貘 |
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