原田ひ香作品のページ No.4



31.古本食堂 新装開店 

【作家歴】、はじまらないティータイム、東京ロンダリング、人生オークション、母親ウエスタン、アイビー・ハウス、彼女のための家計簿、ミチルさん今日も上機嫌、三人屋、ギリギリ、復讐屋成海慶介の事件簿

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虫たちの家、失踪.com、ラジオ・ガガガ、ランチ酒、三千円の使いかた、DRY、おっぱいマンション改修争議、ランチ酒−おかわり日和−、まずはこれ食べて、口福のレシピ

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一橋桐子(76)の犯罪日記、サンドの女、ランチ酒−今日もまんぷく−、母親からの小包はなぜこんなにダサいのか、古本食堂、財布は踊る、老人ホテル、図書館のお夜食、喫茶おじさん、定食屋「雑」

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31.
「古本食堂 新装開店 ★☆


古本食堂新装開店

2024年06月
角川春樹事務所

(1600円+税)



2024/07/08



amazon.co.jp

神保町にある<鷹島古書店>を亡兄から継承した珊瑚と、その右腕となった姪孫=美希喜を描く、古本食堂の続編。

いよいよ珊瑚と美希喜の2人による新生・鷹島古書店、オープンです。
とはいえ、珊瑚の想いと、美希喜のやりたいことには食い違いもあり、すべてが順調ということにはなりません。
それでも美希喜の提案による<お薦め本付きコーヒー>を開始、そのためのテーブルも、前店主の
滋郎こだわりの本棚を撤去して設置。
ところが、本棚の後ろにカビがはびこっていることが分かり、工務店に依頼してリフォームも
その中で、滋郎が残した一文が・・・・。

本ストーリー、珊瑚と美希喜2人の物語というにとどまらず、神保町という処で働く人たちや、訪れる人たち皆の物語、という気がします。
もちろん、各章で紹介される、美味しそうな飲食店の存在も欠かせません。

終盤、鷹島古書店の今後に向けての話し合いが珊瑚と美希喜の間で交わされますが、さて続編があるのやら。
本物語、どうもまだ続きそうな気がしますが・・・。


第一話 森瑤子『イヤリング』と川端康成『掌の小説』と日本で一番古いお弁当屋さん
第二話 候孝賢監督『珈琲時光』と「天ぷらいもや」
第三話 『カドカワフィルムストーリー Wの悲劇』と豊前うどん
第四話 昭和五十六年の「暮しの手帖」と「メナムのほとり」
第五話 伊丹十三『「お葬式」日記』『「マルサの女」日記』と「なかや」の鰻
最終話 「京都『木津川』のおひるご飯」と中華料理店のカレー

【特別付録】シリーズ番外篇書下ろしショートショート「桜の小径」収録

       

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