北星駅
Hokusei Station

開業年月日 1959年11月1日
(無人駅)

日進駅から北星駅にかけて列車は、天塩川のすぐそばを走ります。
日進駅を出ると、民家はたちまち皆無となり、無人地帯となります。
廃止となった智東駅の先から未舗装の山道に入り、45分ほど歩くと
ようやく人気のある民家が見えてきます。
小さな駅は、まばらに立つ農家の外れにぽつんと建っています。

 
北星駅のホームは、板張りの片面ホームです。
駅は道路からやや離れており、近くの道路から駅はあまりよく見えません。


 
智東からの道は砂利道の未舗装道路です。
ごく希に車が走ることもありますが、ほとんど人通りもありません。
まばらに民家があるとはいえ、家の入口が塞がれているものもあり、
この地域の厳しい実情が伝わってきます。


 
待合室は、板張りのホームから10メートルくらい離れた場所にあります。
待合室は古い木造で、所々に穴が開いています。
待合室上部に、「毛織の北紡」という大看板があるのが印象的です。
この左隣にはトイレがあるのですが、やはり古い木造の「ポットン便所」でした。
ちなみに、訪問日の10日ほど前にスズメバチの一斉駆除が行われたようで、
待合室には、たくさんのスズメバチの死骸が転がっていました。

駅ホームは踏切からも離れており、
踏切から北星駅を眺めると、民家がまばらな中にポツンとホームが建っている様子が分かります。
列車1両も止まれないホームが、さらに小さく見えます。



日進(にっしん)北星(ほくせい)智恵文(ちえぶん)



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