競輪一発勝負
平塚記念後節、松阪記念前節
平塚記念 後節 特選 99年05月03日
| 1 | 三宅伸 | 岡山 | 64期 | 逃捲 |
注 | 2 | 神山雄一郎 | 栃木 | 61期 | 逃捲 |
○ | 3 | 馬渕紀明 | 愛知 | 68期 | 逃捲 |
| 4 | 紫原政文 | 福岡 | 61期 | 自在 |
| 5 | 高木隆弘 | 神奈川 | 64期 | 差捲 |
× | 6 | 齋藤登志信 | 山形 | 80期 | 逃捲 |
◎ | 7 | 内林久徳 | 滋賀 | 62期 | 差捲 |
| 8 | 佐々木昭彦 | 佐賀 | 43期 | 差脚 |
| 9 | 渡邉晴智 | 静岡 | 73期 | 差捲 |
神山が絶好の3番手から捲り、高木とワンツーを決める。
周回は、神山−高木、馬渕−内林、三宅−紫原−佐々木、齋藤−渡邉、と予想通りに並んで赤板を通過する。
齋藤−渡邉が上昇、三宅、馬渕も動く。齋藤−渡邉が先頭に出切ると、なんとまあ誰も追走しない、神山が前で受けて3番手に収まった。
馬渕−内林が最後方に置かれて打鐘を向かえた。
齋藤−渡邉、神山−高木、三宅−紫原−佐々木、馬渕−内林、で最終ホームを通過する。
8番手馬渕−内林が捲っていくが、高木にブロックされて馬渕ラインは沈没。最終バックで神山が捲り発進するが、なかなか齋藤を捕らえる事ができないで4角を回った。
直線、神山と高木が抜け出して人気に応える、3着も高木をマークしていた三宅が到達した。
齋藤登志信の先行力は凄いぞ、掛かりも良く神山を苦しめたようだ。渡邉も神山をブロックするが、力負けした感じであった。
神山−高木の車連(2-5)は320円、枠連(2-4)は240円で人気車券でした。
神山と高木を潰すのは、馬渕と齋藤と三宅で乱戦模様だ。
機関車は齋藤、馬渕、神山、三宅の4車と揃って、細切れの戦いになる。
神山には地元高木が指定席、馬渕には内林が指定席、三宅には佐々木が指定席、齋藤の番手には渡邉が名乗りあげる。
神山を8番手に置くことが出来れば、前段で決まりそうである、ただ併走状態になって隊列が短くなると神山に飲み込まれる。
並びは、神山−高木、三宅−佐々木−紫原、馬渕−内林、齋藤−渡邉、と想定した。
松阪記念の小倉の動きを見て渡邉も番手競りに意欲を見せるだろう、此処は齋藤の番手が空いているので静かな流れになりそうだ。
先行は齋藤であろう、西武園記念の齋藤は地元太田相手に強い先行を見せつけてくれた。
馬渕は四日市記念で神山の捲りを封じて先行してライン2、3番手で突き抜ける万車券を配給した。
神山が絶対とは言えない。
狙い目は、馬渕番手の内林が番手先捲りで神山を封じる。内林の調子も今一つであろうが、神山に対する意欲は強いものがある。
内林と馬渕の折り返し、北日本一の先行屋齋藤と横綱の神山をヒモに付けたい。風が吹かなければ神山と高木で順当に決まろう。
内林=馬渕(7=3)、内林−齋藤(7-6)、内林−神山(7-2)の4点で勝負する。
松阪記念 前節 決勝 99年05月03日
◎ | 1 | 東出剛 | 千葉 | 54期 | 差脚 |
| 2 | 小倉竜二 | 徳島 | 77期 | 自在 |
| 3 | 山口幸二 | 岐阜 | 62期 | 差脚 |
| 4 | 鰐渕正利 | 愛知 | 65期 | 差脚 |
| 5 | 豊田知之 | 岡山 | 59期 | 差脚 |
| 6 | 室井竜二 | 徳島 | 65期 | 自在 |
○ | 7 | 山田裕仁 | 岐阜 | 61期 | 逃捲 |
× | 8 | 阿部康雄 | 新潟 | 68期 | 差捲 |
注 | 9 | 西川親幸 | 熊本 | 57期 | 差脚 |
東出が山田をカマシて先行する、結果は山田と山口だった。
周回は、山田−山口−鰐渕−西川、東出−阿部、小倉−室井−豊田、と並んで赤板を通過する。
小倉−室井−豊田が車を上げて、山田番手の山口と並ぶ、山田がため息混じりに腰を上げて踏み込み、打鐘を聞いた。
山田はピッチを緩めて、小倉−室井−豊田を前に出すと、東出−阿部が続き、山田ラインが押さえ込まれた。
山田はインから発進する、前で小倉が山田を受け止めて、山口と番手争いになった。東出が大外から踏み出すとマーク阿部が意表を突かれて千切れる。
東出が山田をカマシて先頭に出て、最終バックを回る。山田の番手は小倉が山口に競り勝った、阿部も東出に追いすがる。
ゴール線、山田が東出を交わして優勝、山口が内強襲で2着、東出が3着に粘った。
山田−山口の車連(7-3)は650円、枠連(5-3)は340円で先行1車車券でした。
展開有利な山田の先行1車、番手は縺れそうだ。
地元中部勢は山田、山口、鰐渕が勝ち上がり本線になりそうだ。中四国勢は小倉、室井、豊田が勝ち上がった。
東日本勢は東出と阿部の2車と寂しい。九州は特選シードの西川が貫禄を見せて決勝に挑む。
中部ラインは山田と山口の岐阜コンビを鰐渕がガードする。
中四国ラインは連日の番手勝負で活き上がる小倉に同県室井がマークして、豊田が3番手だ。
東日本勢は一応は中段で東出と阿部で並ぼう。西川は単騎になろう。
並びは、山田−山口−鰐渕、東出−阿部、小倉−室井−豊田、西川、と想定してみた。
先行は山田1車になり、小倉は番手勝負に出るだろう。ここは山口が中部の意地に賭けて小倉を叩きのめすと期待する。
落車覚悟で挑むだろう。先行する山田は有利な展開に恵まれるが、脚を貯める東出が直線強襲して優勝をさらうだろう。
狙い目は、決勝戦に強い東出から山田の折り返し、マーク阿部の抜けだし。単騎の西川を押さえたい。
東出=山田(1=7)、東出−阿部(1-8)、東出−西川(1-9)の4点で勝負する。