競輪一発勝負



西武園記念前節、四日市記念後節


西武園記念 前節 準決 11R 99年04月24日

1島野浩司 愛知 62期逃捲
2金田健一郎大阪 60期差脚
3太田真一 埼玉 75期逃捲
  4武市和人 高知 74期逃捲
× 5後閑信一 群馬 65期差捲
 6佐藤正人 岩手 44期差脚
7森田進 埼玉 57期差脚
  8紺野哲也 宮城 69期逃捲
  9藤井久之 広島 55期差捲

太田が3番手から捲り圧勝、森田ハコ3で後閑が2着。

 周回は、紺野−佐藤、島野−金田、武市−藤井、太田−森田−後閑、太田が先行を考えての後攻めを選んだ。 太田が上昇して赤板を通過する、武市も併せるように踏み込む。太田が先頭に出て打鐘を聞いた。 島野−金田が外から太田を叩いて主導権を奪うと、太田は無理をせず絶好の3番手に入り込んだ。
 島野−金田、太田−森田−後閑、武市−藤井、紺野−佐藤、の一列棒状で最終ホームを回る。 車間を空けて2角から太田が捲り発進し、3角で前段の島野−金田を飲み込んだ。 太田は見事に実力通り1着、2着はオッズ通り後閑が森田を捕らえた、森田はいつもの森田で惜しくもハコ3で決勝進出する。

太田−後閑の車連(3-5)は510円、枠連(3-4)は270円でハコ3車券でした。



地元期待は「太田と森田」の埼玉ワンツーだ。

 地元ラインは太田に森田で後閑が3番手から短い直線勝負を狙う。北日本勢は紺野に佐藤のヨーロッパ車券。 中部近畿勢は島野に特選周りの金田がマークする。中四国勢は武知に藤井である。ラインは細切れ4分線で地元太田ラインが3車と展開有利である。
 並びは、太田−森田−後閑、紺野−佐藤、島野−金田、武市−藤井、と想定した。 怖いのは後閑の動きであろう、特選@は調子と競争センスが戻ってきた証拠であり、早めに踏み込んで森田と太田を捕らえて頭で突き抜ける事である。 大宮記念では後閑が地元太田の番手仕事をして共倒れになった記憶が新しく、地元勢のためにブロック役を勤めると期待したい。 別線からは島野と金田が有力である。
 狙い目は、地元ワンツーで太田と森田の折り返し、後閑が伸びて太田との絡み、押さえは中部近畿の島野と金田であろう。

太田=森田(3=7)、太田−後閑(3-5)、島野−金田(1-2)の4点で勝負する。


四日市記念 後節 特選 99年04月24日

× 1馬渕紀明 愛知 68期逃捲
2高木隆弘 神奈川64期差捲
  3濱口高彰 岐阜 59期差脚
  4一丸安貴 愛知 70期逃捲
5小橋正義 岡山 59期差脚
 6萩原操 三重 51期差脚
 7會田正一 千葉 68期差捲
  8郡山久二 大阪 55期差捲
9神山雄一郎栃木 61期逃捲

馬渕番手勝負の小橋が1着、神山沈没。

 周回は、神山−高木−會田、馬渕−(アウト小橋−郡山、イン一丸−濱口)−萩原、馬渕の番手が競りになり青板を回る。 濱口が小橋を嫌って、外から小橋をサンドイッチするかのように馬渕番手が3車になった。小橋は引いて踏み上げ、前受け飛びつきに作戦変更し先頭に出る。
 打鐘で馬渕が踏み込んで主導権を取ると、小橋が飛びつく、一丸は横に弱く飛ばされた。馬渕−小橋−郡山が出切る。 2角から神山が捲り発進する、小橋が此をブロックする。いつもの神山と違いスピードに乗り切れないで捲り不発だ。 馬渕の掛かりが最高速なのだろう。そのまま最終コーナーを回る、小橋がキッチリ馬渕を差し込んで1着。 マーク郡山が流れ込んで万車券を配給した。馬渕も3着に粘って、神山が潰れた。

小橋−郡山の車連(5-8)は10,230円、枠連(4-6)は610円でスジ車券でした。



神山が絶好調で、中部勢の動きに注目したい。

 東日本勢は神山に南関勢の高木と會田で結束する。地元中部勢は馬渕と一丸の二段掛けに萩原と濱口で並ぶのであろうか。 位置のない小橋は中部機関車の分断にでるか、東日本勢に付けるかであるが、切り替え上手で上位入着を狙う。 郡山は中部勢に付けての周回で、前々に動きそうである。
 並びは、馬渕−一丸−萩原−濱口−郡山、神山−高木−會田−小橋、と考えてみた。どうなるのか地元中部勢が気になる。 地元ラインが先行して神山の捲りを不発にしたい。しかし神山の出来が良いのである、ダービーから敵なしの感がある。 馬渕は年初の調子には戻っていないようである。しかし捨て身の先行で繋いでいくと、神山が飛んでしまうだろう。
 狙い目は、神山から高木と馬渕、小橋の折り返しだが、この競争はケンする。小銭で万車券打ちで遊ぶかのどちらかであろう。

神山−高木(9-2)、神山−馬渕(9-1)、神山=小橋(9=5)の4点で勝負する。