2001/12/01(土) 晴

 なんだかんだで12月である。すっかり冬である。あんまり寒くないけど……。
 で、昨日の反動で爆睡して、目がされたらもう15時である。
 寝直したら、今日が終わっている。

 ははは……はっ。

 ね……寝るか。(ぉぃぉぃ)



2001/12/02(日) 晴

       ココストア氏を召還してカードゲーム版 カタンの開拓者をやるべく大須に赴く……何で大須かというと一緒に昼メシを食べるためだったのだが、メシ屋を探してうろうろしている間に結構な時間を過ごしてしまう。別に私がココストア氏を連れ回してファミコン屋をうろうろしていたわけではない。ない、決して。
 で、結局、新装開店のメガタウンの食べ放題ハッシュドビーフライスを食ったのだが……あ、あんまり安くない上に甘い。甘すぎる上に、舌は辛いといっている。……おかみを呼べい! はぁ。

 むぅ。で、本当はボードゲーム屋にも寄る予定だったのだが、既に15時になっていたので諦めて家に帰ることにする。元々自宅で丸一日カードゲーム版 カタンの開拓者対抗戦をやるのが目的だったはずなのだが……世界のどこかで何かがゆっくり狂い始めたのだ。(シリアス)

 むぅ。で、カードゲーム版 カタンの開拓者である。一戦目……軍事力と競技力による優位で押し切って勝つ。……偶然か? いや、運も実力のうちである。確率を自分で左右することの出来るデック構築タイプのゲームにおいては、運で勝ったと言うことは実力で勝ったと言うことなのだ! うむ。
 ……で、二戦目で負ける。前半は圧倒的(「圧倒的じゃあないか、我が軍は!」)で、後半押し返され(「兄上もお甘いようで……」)て負けるといういつものパターンで敗退する。ココストア氏が騎士や"放火魔"と言ったカードを使ってこないため手札の防御系カードが余ってしまい、デックが回らず敗退してしまったのであった。うう……後から聞いてみると"黒騎士"や"司教"と言った対抗カードを警戒して使わなかったらしい。鋭い洞察力である。"スパイ"でこちらの手の内を読んでいたという説もあるが……うぅ。
 参戦目、時間的に最終決戦となる。ココストア氏側は"凄腕ハーゲン"と大砲設置による圧倒的な軍事的優位と"警備された倉庫"による経済的優位を誇るが、こちらは"商館"を建てて経済力をたったカード一枚で奪取、"大学"と"クレーン"による建築ラッシュで勝利を手にしたのであった……か、勝った

 二勝一敗。通算では完敗なのだが、今日に限っていうならこれは確かな勝利である。少しは私も"進歩"(建造済みの"大学"、"図書館"、"修道院"の数だけ好きな資源が得られる)したのかもしれない……ははは。これは僅かな一歩である。だが、確かな一歩なのだっ!
 そんなわけで、今日は勝ち越したのであった。まぁ、戦略も似てきてデックも似てきたので実力も単純に互角になってきたのかも知れない……そういう意味ではココストア氏に教育された結果という説もある。そうでもなければ、この私では互角には戦えない。

 例えば、彼は両者の資源取得についてもこんな風に分析している。
 このゲームでは黒と赤で資源取得の性質が異なるのだ。
 黒:1=砂金、2=穀物、3=鉱石、4=羊毛、5=木材、6=粘土
 赤:1=穀物、2=鉱石、3=羊毛、4=木材、5=粘土、6=砂金

 双方とも確率1/6と言う意味ではこの差はあまり関係ない。しかし、カタン島の探察が進み、追加の開拓地が生まれてくるといささか事情は変わってくる。
 追加:1=粘土・木材、2=粘土、3=穀物・砂金、4=鉱石・穀物、5=鉱石・羊毛、6=木材・羊毛

 これだけではさっぱりわからない。しかし、新開拓地建設の際に"斥候"を使って新たな土地を選ぶことが出来る、そして、"錬金術師"でダイスの出目を操作できると言う条件でこの数値を眺めてみると……。
 黒の場合。
 1=砂金+粘土・木材 2=穀物+粘土、3=鉱石+穀物・砂金、4=羊毛+鉱石・穀物、5=木材+鉱石・羊毛、6=粘土+木材・羊毛
 赤の場合。
 1=穀物+粘土・木材 2=鉱石+粘土、3=羊毛+穀物・砂金、4=木材+鉱石・穀物、5=粘土+鉱石・羊毛、6=砂金+木材・羊毛
 一般には、カタンに於いては羊毛と砂金は他の材料に比べて価値が低いと考えられている。砂金は貿易の材料にして他の材料と交換する以外に(他のカードの力を借りない限り)役に立たない代物だし、羊毛は大量消費する材料ではないのでたいてい余るからである。
 こういう観点でいうと、黒の場合はどの組み合わせにしても出目によらず砂金と羊毛が混ざる。(2の場合は例外だが、3番目の資源は手に入らない)
 対して、赤の場合、1と4の出目で羊毛も砂金も混ざらずに資源を取得できる。逆に3や6では砂金と羊毛という価値の低い資源の両方が混ざってしまう。
 つまり、黒は資源が平均的に入るが重要な資源に集中させるのは難しく、逆に赤は出目を操作できれば価値の高い資源を集中的に得られるが、当たり外れが大きいという組み合わせになるのである……。
 もちろん、実際には2番目の開拓地は丘陵(粘土レンガ)と森林(木材)、3番目の開拓地は山岳(鉱石)と耕作地(穀物)という組み合わせがベストなので、互いが"斥候"を使ってこれらの土地を奪い合うため、単純にこのような構成にはならないが、そういう傾向は強いのだ。
 分かりやすい例を書こう。両者が斥候を使って先に開拓地を建設した場合の最初の開拓地時点での構成はたいてい下記のどれかになる。
(最初に山岳地を2つとも独占してしまうという作戦もあるが、そこまで計算すると複雑になるのでここでは省く)
 黒の場合。
 (1).1=砂金+粘土+木材 2=穀物    3=鉱石 4=羊毛 5=木材 6=粘土
 (2).1=砂金+粘土    2=穀物    3=鉱石 4=羊毛 5=木材 6=粘土+木材
 (3).1=砂金+木材    2=穀物+粘土 3=鉱石 4=羊毛 5=木材 6=粘土
 (4).1=砂金       2=穀物+粘土 3=鉱石 4=羊毛 5=木材 6=粘土+木材
 赤の場合。
 (1).1=穀物+粘土+木材 2=鉱石    3=羊毛 4=木材 5=粘土 6=砂金
 (2).1=穀物+粘土    2=鉱石    3=羊毛 4=木材 5=粘土 6=砂金+木材
 (3).1=穀物+木材    2=鉱石+粘土 3=羊毛 4=木材 5=粘土 6=砂金
 (4).1=穀物       2=鉱石+粘土 3=羊毛 4=木材 5=粘土 6=砂金+木材
 黒の場合、(1)の集中型の配置にしても、1の出目では砂金が混ざるが、赤の集中配置である(1)の場合は単純に1の目狙いになる。
 この次の開拓地建設時に丘陵(粘土レンガ)と森林(木材)が残っているとは考えにくいので、必然的に次は山岳(鉱石)と耕作地(穀物)という組み合わせになるが、この場合も赤の場合は単純に4の出目で鉱石+穀物+木材を得る配置にすることが可能だ。(黒の場合は集中しても鉱石+穀物+羊毛になる)

 ……ボードゲーム版のカタンの開拓者しかやったことがない方でもイメージは掴んでいただけると思う。つまり、ゲーム数をこなしてくると赤にとって新開拓地建設の際に新たな土地を選ぶことが出来る"斥候"と、ダイスの出目を操作できる"錬金術師"の価値は相対的に黒よりも高くなると言えるのである。
 しかし、そこまで考えているとは……奴め、かなり出来るといわざるを得ない。

 だが、逆にこれを利用して"斥候"による土地の独占で相手を苦しめると同時に、"商船隊"による貿易によって発展するというコンボで相手の計算を狂わせるという手もないではない……そう、このゲーム、やっぱり奥が深いのである。
 うーむ、最初に相手を勝たせて於いてうまくこのゲームにハメるまではうまくいった(よく言うよ)のだが、圧倒的な勝利でぎゃふんと言わせるまでにはまだまだ時間がかかりそうだ……。
 ううむ。

 で、ひとしきり悩んでデックを構築した後、楽しみは来週まで保留して、ココストア氏から買い取った『KING'S FIELD IV』に燃える。最初にオープニングデモを見て美しさに驚くと同時に哀しくなる。呪われし伝説の魔導器を奪ったが故に不幸になるというストーリーは星の数ほどあるが、勝手に持ち込まれた呪われし伝説の魔導器のおかげで破滅の危機に陥り、返しに行って廃滅するというのはちょっと救いがないような……現代の不景気を象徴するストーリーである。(笑)

 さて、暗い気分になったところで本編である。ゲーム開始直後の瞬殺で有名なこのゲームだが、とりあえず今回はそんなことなさそうである。少なくとも、開始直後に一歩後退した途端に絶望的な悲鳴と共にゲームオーバーになることはないようだ。(笑) 少し安心して先に進む……と、王蟲もどきの敵が居るので油断なく剣を構えて近づく……って最初は素手かいっ!
 少し絶望的な気分になりながら接近する……がらっ。
ぎゃあああああああああああああああああああっっっ
 ……何が起きたのかよく理解できないまま、絶望的な悲鳴と共にゲームオーバーになる。ぉぃぉぃまだ接敵してないんですけど。
 どうもこのイベントは定番になったらしい。(爆) 少なくとも1秒以上は経過していたから瞬殺ではないが……。(乾笑)

 気を取り直して再開する。今度は慎重に王蟲に接近(そういう仕掛けか……)、撲殺を試みる……な、なんて硬いんだ王蟲! いや、俺様が弱すぎるだけか!? 必死でひたすら殴って殴って殴って殴りまくってやっとの思いで王蟲を倒す……ぜーはーぜーはー。
 戦果は8G……。続けて、その辺りの王蟲を襲って倒す(このゲームでは連続攻撃は威力が激減するというのをすっかり忘れていたので今度は落ち着いて殴る……)が今度は戦果無し……ということは最初の8Gというのはあれでも結構ラッキーな方だったらしい。
 ちなみに、この世界の相場は薬草30G、ショートソード180Gである。やってられっけ!(ちゃぶ台返しっ!)
脚注:後から考えると戦果無しというのは落ちた金貨を見落としただけだと思われる。このゲームでは床に落ちた金貨はとても見にくいのだ……

 これでは話にならないので、とりあえず装備を調えるのが先決とそこいらを駆け回り、神殿の廃墟で「木の靴」、病人の家で「木の盾」を盗み、地下に潜って留守番の兵士から棍棒をかすめ取る。……いきなり泥棒である。荒んでいる。これじゃあまるで勇者とかぬかしながら他人の家の宝箱や戸棚からアイテムを奪っていくドラ(ピー)エの連中と変わらないじゃないか……。他には薬草などのアイテムが少々、残念ながら武器は見あたらない。
 腹立ち紛れに「退屈なの」とか抜かす村娘を手込めにしてやろうと思ったプレイヤーは全国で百人は下らないに違いない。(ぉぃぉぃ) 中の病気の母親は、自分の夫が病を治す「命の石」を持ち帰ってくるのをじっと待っているというのに、少しは親の面倒を見ろい!
 しかし死人のような顔の娘を襲って妙な病気でももらってはかなわないので(おいおいおい)、仕方なく棍棒に木の盾と木の靴という情けない装備を整える。……ついでに持っている装備の確認をすると……妙な像を持っている。この像は……さっきオープニングで見た呪われし伝説の魔導器でないかい!? って、じゃあオープニングでボロをまとって民家を訪ねた妖しげな男はこの俺かっ!?
脚注:後に判明したが、訪れた男に「滅びの像」を預けられたのが自分こと主人公らしい。受け取るなよ、そんなもの……

 ……救いようのない気分になりながら辺りを探索、セーブポイントを見つける。近くの洞窟のポイズンスライムや、地下のスケルトン、地下の神殿付近をを徘徊する食肉植物は過去の経験からどれも荷が重いので、とりあえずこの辺りで最弱と思われる王蟲相手に修行に勤しむ私なのだった……もちろん装備は棍棒に木の盾と木の靴である……昔は初期装備は短剣だったんですが。はぁ。

 しかし、その辺りの洞窟で王蟲退治しているうちに革鎧とショートソードを見つける。ラッキー!
 ……もっとも、敵が手強いことに変わりはない。少しはレベルも上がったが……先行き不安なのでもう少しレベルアップに励むことにする。はあ。



2001/12/03(月) 晴

 早朝出勤でバイク通勤である。で、早々に撤収(と言っても帰ってきたのは22時過ぎだが)して『KING'S FIELD IV』に燃える。
 とりあえずレベルも4になり王蟲は3撃で倒せるようになる。……あまり強くなった実感はないが。
 で、これから先を考える。辺りを探索した結果、選択肢はいくつも見つかっている。まず、スタート地点から地下に下り、病にかかった兵士の周りの食虫植物のうろつく広場、その近くの薬売りのいる地下への階段からつながる地下通路、スタート地点から奥に進んだところにある神殿の地下にある隠し扉の向こう側の迷宮、その神殿の近くにある毒霧の洞窟、娘が居た村の奥の採掘場……。候補は多いが、消去法で考えてみる。

 薬売りのいる地下への階段からつながる地下通路と神殿の地下にいるスケルトンはかなりの強敵なので、現段階では厳しい。
 毒霧の洞窟は毒消し草も満足に買えない現状では辛い。
 残るは、食虫植物のうろつく広間か、村の奥の採掘場である。
 どっちも辛いのだが、村の奥の採掘場は広そう(脚注:後で「村の奥の採掘場」と言うのは大きな勘違いであることが判明)だし、娘の母が言うには毒消し草が必要みたいなのであんまり近づきたくない。
 となると、食虫植物のうろつく広場である……なぜか食虫植物は2撃で倒せることが判明する。ついでに新たなセーブポイントと革の籠手、革の兜を発見する。革の兜は少しデンジャラスな入手であったが、これで一通り装備は揃ったことになる。

 ……しかし、スケルトン相手ではやっぱり全然話にならないのであった。もう少しレベルアップに励んだ方がいいみたいである。はぁ。



2001/12/04(火) 曇

 なんというか午前様である。鉄拳も断念である。こんなんばっかである。
 はぁ。

 ……はぁ。
 寝るか。



2001/12/05(水) 曇時々雨

 なんというか完全に午前様である。鉄拳どころか地下鉄の終電も断念なのであるが、日付変更線が変わったばかりの時間だったので40分ほど歩いて深夜バスに乗って帰ってくる。こんなんばっかである。
 はぁ。

 寝るか。



2001/12/06(木) 曇時々雨

 なんというか再度午前様である。日付変更線が変わっても深夜バスに乗って帰ってくるという「逃げ」が存在することを知ってしまったが故に、終電が無くなっても「まだ大丈夫」とかいう妙な自信が敗北を招いている気はする。
(だいたいバス停まで40分ほど歩かなければならない時点で既に敗北である)
 で、帰ったら何故かTVで『北斗の拳』をやっている。主演ゲーリー・ダニエルズ&鷲尾いさ子……って実写かい!
 「胸に七つの傷を持つ男」とか言うどこかで聞いた台詞が流れてきたのでまさかと思ったが……うーむ。しかし、ユリアが鷲尾いさ子っていうキャスティングは凄すぎる。知らない方のために書いておくと、アニメ版のユリア役の声優さんである。ちなみに吹き替えの声優はケンシロウもバットもリンもアニメ版と同じである。なんというか、凄い映画である。
 この映画、実はその筋では有名らしく、ほぼ100%が「駄作」という評価(笑)なのだが、私的にはアクションはそれなりな映画のような気がする……北斗神拳が蹴り技主体だったかどうかは別にして。(爆)
 途中から観たのでその筋で有名らしい「北斗百烈くすぐり拳」が観られなかったのは残念である……うーむ。アメリカ人の考えることはよくわからん。(謎)



2001/12/07(金) 曇

 完全に午前様である。いくら深夜バスがあっても所詮公共交通機関、日付変更線が変わるギリギリのタイミングで会社を出ないと間に合わないのである。……というか、会社出た時点で既に日付が更新されてから3時間半ほど経過していたのでは、深夜バスに乗って帰って来ようなどと考える方が無謀である。というより、むしろ始発狙いである。(馬鹿)
 この時間帯というのは結構微妙な時間帯なのだが、結局歩いて帰ってくる……帰ってきたら日が昇ろうとしている。ぉぃぉぃぉぃ。
 これだから、公共交通機関ってヤツわ……。(そういう問題か?)

 はぁ。ねよ。



2001/12/08(土) 晴

 お休みなので爆睡する。……目が覚めたら午後である。むぅ。
 仕方ないので『KING'S FIELD IV』に燃える。今週は一向に進めていないのである。私にしては珍しい。(笑)
 とりあえず、このレベルではいささか辛いので、王蟲と食虫植物で経験値を稼ぐ。で、村の奥の採掘場に行ってみる。赤い王蟲がうろうろしているので蹴散らして更に経験を稼ぐが、ここには薬草しかなく、奥は行き止まりと言うことが判明する。……あれ?

 と、すると、毒の洞窟が採掘場と言うことらしい。しかし、あの洞窟も毒消し草が満足に買えない現状では厳しい。
 ということで、スタート地点から下に降りて食虫植物のうろつく広場を探索してみるが、ここには民家にセーブポイントがあるだけである。

 そこで、広場から薬売りのいる地下への階段を降りるが、ここから通じる水中通路は今の体力では厳しいので、地下通路を抜けて奥に進み、地上に上がって教会にたどり着く……教会に死体が……と思ったら生きている。土気色の顔のおじさんが言うには村に帰りたいのでモンスター(この先にいるスケルトンの群れのことらしい)を退治して欲しいらしい。そういわれても、確かこの先の村に通じる橋は落ちているから、スケルトン退治しても村には帰れないんだけどなぁ……。しかし、このおじさん、私の話を聞いてくれないのでその奥の墓場のスケルトン退治に勤しむことにする。ここに止まるより、主人公に護衛してもらって村へ帰った方がいいような気はするが、おじさんは教会の中でスケルトン退治が終わるのを待っているつもりらしい。建物や村の中にはモンスターが入ってこないのはこの手のゲームのお約束である。ついでに言うと、こういうシチュエーションで助けてあげるとお礼がもらえるのもこの手のゲームのお約束である。

 で、スケルトン退治である。いくら素手のスケルトンと言っても低レベルキャラには辛いのだが、何とか頑張って全滅させ、教会に戻る……と、スケルトンが一匹謀ったな、シャア! 実はモンスターだったか、土気色の顔のおじさん! て、裏切り者のおじさんスケルトンを退治するが手に入ったのは幾ばくかの金貨……はぁ。で、ふと、スケルトンを倒した隣を見ると……あ゛土気色の顔のおじさんの死体が……っつーことは……。そうか、おじさん、疑って悪かったよ……。
 手に入れた鍵で地図が手に入ったが、後味は良くない。はぁ。

 で、それなりにお金も貯まったので500Gもするアイアンブーツを買い、神殿の地下の隠し扉の向こうにいるスケルトンを退治しに出かける。かなり苦戦して倒した後、鍵がかかっているかも知れないなと思いながら宝箱を開けてみる。ぱかっ、びよ〜ん! そっそういう展開かっ!
 まぁ、KING'S FIELDではおなじみの展開でもあるのだが、殺られる。(爆) で、ロードしてこいつを退治、レザーシールドをゲットする。はぁ。

 さて……と。
 神殿の先は蜘蛛の巣で封じられていて魔法無しでは先に進めない。
 残るは、薬草売りの奥の地下水路か、毒霧の洞窟だが、地下水路は体力的に無理である。

 となると、毒霧の洞窟……つ、辛いが、ここ以外進めないのだから仕方ない。
 仕方なく、村の奥の赤い王蟲を蹴散らし、経験を稼ぐ。取り忘れた毒消し草を採りつつ……っていうか、また生えてきてるぞ? どうも、この毒消し草は再生するらしい。
 おかげで、毒消し草は結構たくさんストックができたので、いざ毒霧の洞窟である。レッドスライムを蹴散らしながら奥に進むと、癒しの水が湧いているのだが、この水は大量に飲むと枯れてしまうのであまり使えない。やはり、癒しの泉を復活させねばならないのだがいつになることやら……。
 ともかく、レッドスライムは適当にあしらい、抗夫のゾンビからは逃げまわり、抗夫から剣石をかすめ取り(笑)ながら奥に奥にと進み、昇降機で下に降りて……あれ? この昇降機、降りるのはいいとして、どうやって上げるんだ?
 ……色々調べるが、一方通行らしいと言うことがわかり、諦めて抗夫のゾンビからは逃げまどいながら更に奥に進むと……なにやら石を握りしめた抗夫が落石に潰されて倒れている。この石はひょっとして病を癒すという「命の石」……ってことは、この死体は……。

 ドラクエ系と違ってダークなストーリーなのはいつものことだが、しかし昔は貴重なアイテムで抗夫を助けたこともあったんだけど……うーむ。
 奥に抜け道があり、地上に出られたので、暗い気持ちで母親に「命の石」を渡す。「……」
 おぃ、お礼はどうした? よもや、さっき盗んだ木の盾が礼か? ぶつぶつ言いながら外に出ると、出来の悪い「退屈なの」な娘が、お礼に炎の魔石をくれる。……こ、この娘の方がゲームの常識っていう奴をわかっていたとは……まぁ、昔から KING'S FIELD は子供の方が親よりゲームの常識って奴を知っているのだが……。

 複雑な気分になりつつ魔石の封印を解いて炎の魔法を取得、遺跡の蜘蛛の巣を焼き払って奥に進む。傷ついた兵士に鍵をもらって封印された扉を開けてみたりもするが、中に居た巨大蜘蛛に歯が立たないので、とりあえず無視して奥に進む。「癒しの神殿」とかいう、いかにも癒しの泉復活に関係ありそうな場所に居座っているので早く倒したいのだが……今の私では勝ち目がない。
 で、奥に進むとやたらと広い地下迷宮が広がっている。モーニングスターを持った兵士のゾンビから逃げまどいながら探索、広間から伸びる隠し扉の向こうでスケルトンを振り切って奥に進み、炎の魔力の込められたショートソードを手に入れる……こ、これは?
 試しに装備してみるとやたらと強力で、今まで壊せなかった樽や木箱が壊せるようになっていた。おおお! 喜び勇んで各地を探索、薬売りの近くの迷宮や遺跡の中、死んでしまったおじさんのいた教会の奥の広場で、アイアンメット、レザーアーマー、モーニングスターを手に入れる。今更モーニングスターを手に入れても、と言う気はするが……。
 更に木の封印も壊せるようになったので鉱山の奥を探索、アームガードを拾ったり、ゾンビを倒してツルハシを手に入れたりする。
 しかし、いくら勝手に湧いてくると言っても毒消し草の数には限りがあるので、毒スライムが湧いてくる毒霧の洞窟は少々辛い。抗夫のゾンビはお金持ちなので金は入るのだが、支出が上回っては……。

 そんなわけで、遺跡に舞い戻って更に探索を続ける。神殿の地下で、鍵が無くて墓に入れないとかぼやいているおじいさんに会うが、私も鍵を持っていない……仕方なく、その付近の窓から見える、いかにも怪しい蜘蛛の巣にファイヤーボールを撃ってみるが、巣を焼き払っただけ、ひっかかっていたいかにも貴重なアイテムが下に落ちた音がするが、付近を探索しても見あたらないので仕方なく来た道を戻って別ルートを探してみる。
 そのうちに、最初の薬草売りの居た場所に出る。あう? ここにつながっていたとは……この付近で鍵を2つゲットする。……このマークは? 道を戻っておじいさんの居た部屋の封印を解除、喜び勇んで中に入る……何ぢゃあ、このスケルトンの群れわっ!
 山ほど居るスケルトンにビビるが、こちらも探索の成果でスケルトンなら一撃で倒せるまでに成長している。で、スケルトンを斬りまくって奥に進む……鍵がかかった扉がある。……意気消沈して戻り、おじいさんに話しかけると……「おお、忘れとった、鍵はもう一つ必要なんじゃ、その鍵ならもっとる。ほれ、持っていけ」。
 おい。じじい、ちょっと一回死んでみるか?

 まあ、NPC殺しは次回のプレイとして(おいおい)、その鍵で奥の扉を開け、癒しの祭器なるアイテムをゲットする。……これってひょっとして……。
 地上の枯れた泉でも使ってみるが、やっぱり無理(笑)なので、本命の癒しの神殿に突入である。
 乏しい資金で薬草を買い漁り、いざ大蜘蛛の住処に突入する。最初は攻撃が全然当たらなくて泣くが、背後に回り込んで腹を攻撃すれば攻撃が当たることが判明、遺跡の地下の宝箱で拾った状態回復アイテムまで投入して勝利する……戦果は水の魔石である。ついでにいつの間にか落ちていた光の魔石も拾う。しかし、もっと大きな戦果は……。
 何か、最初は接近が足りなかったのかうまくいかなかったが、癒しの祭器を使って封印を解除、期待に胸ときめかせつつ地上に出る……そこには光り輝く癒しの泉が……!

 装備はそこそこ整ってきた気はする。レベルも既に15、昔はまともに闘えば致命傷を受けていたスケルトンも楽勝である。
 ……しかし、神殿の地下をうごめく兵士の強さときたら……うーん。
 まだまだ修行しないとなぁ。



2001/12/09(日) 晴

バトルライン 快晴の日曜日である。こんな日は家でボードゲームに限る。(ぉぃ)
 で、ココストア氏を召還してカードゲーム版 カタンの開拓者たちに燃える。前回はいい勝負だったので、今回はデックを変えて商船デックで勝負してみる……参戦参敗、惨敗である。惨めに負けると書いて惨敗と読む。……この前の勝利はやはり行幸だったらしい。

 ここで、マスターK氏が登場したので、気を取り直してカード版ではない『カタンの開拓者たち』に燃える。マスターK氏とココストア氏の激闘の末、珍しく「最長交易路」を保持したまま勝利を掴む……私は勝利点6点で全然蚊帳の外である。……はぁ。

 ダメダメなので、マスターK氏が帰った後に気分を変えて別のゲームをやってみることにする。対戦ゲームの傑作として名高い『バトルライン』である。

 『Battle Line』のルールはこんな感じである。
 プレイヤーは互いに7枚の「軍勢」カードを持ってスタートする。自分の番にプレイヤーはカードをカードを1枚、横に並んでいる9つの戦線のいづれかの自分側の場所に置くか、(持っていれば)「策略」カードを1枚使う。(どちらかをせねばならない)
 置いた後、プレイヤーはカードの山から「軍勢」カードか、「策略」カードを1枚補充して自分の番を終える。

 「軍勢」カードの数字には10種類の数字(1〜10)と、6種類の色があり、合計60枚ある。「策略」カードは10枚である。
 「策略」カードは相手がそのゲームで使った枚数+1枚までしか使えないが、どれも強力な効果を持つ。(どの色のどの種類の「軍勢」カードとしても使えるワイルドカードなど)

 各戦線の各プレイヤー側には3枚までカードを置くことができる。(1つの手番で置けるのは1枚まで) どちらかのプレイヤーが戦線に3枚のカードを置いた時点で、そのプレイヤーの戦線における「陣形」が決定する。カードの組み合わせによって強い順に「Wedge」(同色同数)、「Phalanx」(同数)、「Battalion Order」(同色)、「Skirsh Line」(連番)、「Host」(役なし/合計数で強さが決まる)という「陣形」となる。
 「陣形」が決定した時点で相手がそれ以上強い陣形が組めないことが「証明」できるか、または相手の「陣形」が自分より弱いことが確定すれば、その戦線での勝利が確定する。(「フラッグを取る」と言う)
 どちらかの勝利が確定した各戦線には、以降はカードを置くことはできない。

 9つの戦線のうち5つの戦線で勝利するか、3つの(横に)連続した戦線で勝利した側が、そのゲームでの勝利者となる。
 
 一応アレキサンダー王の戦いをモチーフとしていて、各カードには1.Skirmisher(軽装弓兵) 2.Peltast(投槍兵) 3.Javalineers(槍兵) 4.Hoplites(重装歩兵) 5.Phalangists(重装槍兵)  6.Hypaspist(重装槍兵) 7.Light Cavalry(軽装騎馬弓兵) 8.Heavy Cavalry(重装騎兵) 9.Chariots(戦車) 10.Elephants(象軍団)など名前が付いていて気分を盛り上げてくれるが、つまるところポーカーである。
 ただし、ゲーム進行は当たり前だが全然異なる。むしろこの手のゲームの中では『LOST CITY』に似ているかも知れない。
 しかし、『LOST CITY』では一手毎に散々悩んでいた(結果も散々だった)私が、『Battle Line』ではほとんど悩まない上、割とココストア氏と互角に戦えたのは意外であった。ココストア氏が言うには『Battle Line』の方が運の要素が強いらしい。似たようなものだと思うが……。

 そんなわけで、比較的ルールが単純明快で取っつきやすいこのゲーム、私はココストア氏に勝ち越してしまったのであった。しかし、運で勝ったと言われるのはアレであるが……。
 願わくば、次回の『カードゲーム版 カタンの開拓者』で、この調子で勝ちたいものである……はぁ。

 で、彼らが帰った後、少しだけ『KING'S FIELD IV』に燃える。神殿内ではモーニングスターを持った兵士ゾンビに苦戦するものの、他の敵には(巨大な「守護」を除いて)楽勝に勝てるようになってきたので、命の石の2つ目を取りに鉱山に舞い戻ることにする……そう、色々調べてみると、鉱山には命の石が2つあるらしいのだ。神殿の中に命の石と癒しの水を入れる器を交換してくれる盗賊がいるのだが、こいつはそのうち居なくなってしまうらしいので、慌てて取りに戻ったという次第である。昔はかなり苦戦したものだが、今では楽勝、木の封印をたたき壊し、はしごを下りてキノコの生えていた死体(キノコは叩き殺してしまったので今は生えていない……)のある広間を抜け、毒霧地帯の奥、毒の泉でスライムを叩き殺して2つ目の命の石をゲット、盗賊から無事に癒しの水を入れる器を手に入れる。これで安心して神殿探索が出来る。
 そんなわけで、一撃で130点以上のダメージを喰らう「守護」の脇をすり抜けて「戒めの兜」をかすめとり、土の魔法石までもかすめとって、一路、森(例の爺さんが教えてくれた情報である)を目指す私なのであった。「守護」の一撃に耐える体力あっての荒技(正確には脇を走り抜けても2発喰らうので一撃喰らったら体力回復せねば死ぬ!)であるが、ほとんど遺跡荒らしの盗賊である。この奥で木箱からチェーンメール、宝箱からレイピアを手に入れ、装備も整ってくる。今までまともな鎧がなかったので、嬉しい限りである。
 レベルは17になった。しかし、神殿内をうろつく兵士ゾンビは未だ強敵である。困った困った。



2001/12/10(月) 晴

 まったりと仕事していると徹夜になりかねないので、さっさと日付変更30分前に撤退して帰ってくる。鉄拳は断念だが、歩いて帰るよりなんぼかマシである……だんだん要求レベルが低下している気はしないでもないが、まあ、良かろう。(泣)

 そんなわけで……寝るか。(泣)



2001/12/11(火) 晴

 バイク通勤である。……バイクだとリミッターが効かなくなって暴走しかねないということを自覚していたので零時半に脱出、さっさと帰ってくる……この際「さっさと」と言う言葉の定義については極秘事項としておこう。(爆)
 
 はぁ。寝よう。



2001/12/12(水) 曇りのち雨

 今日もバイク通勤である。……帰りは、雨である。神様、雨だけは勘弁ってあれほど……今年はお願いしてないな。(爆)
 まぁ、雪よりはいいか。(馬鹿)

 そんなわけで、今日は壱時半に脱出である。……はぁ。

 寝るか。



2001/12/13(木) 曇り時々雨

 今日は珍しく会社を早く(この場合の「早く」とは午前零時前という意味である)出る。おかげで鉄拳は出来たのだが、対戦相手もいない……というか客がいないので一人で対COM戦をやり、さらっとクリアして帰ってくる。パーフェクトは残念ながらならず、であった。10連も出せずじまいである。(7連までなら結構出るのだが……)
 練習不足で腕が落ちているのだろうか、コンピュータの動きが妙にいい感じである。はぁ。
 はぁ。
 ま、久しぶりに出来たからいっか。(いいのか?)



2001/12/14(金) 曇り時々雨

 今日は社外講習会であったが、例によって気の迷いで会社に帰ってくる。……それでも、流石に体力の限界を感じたので、22時には切り上げて撤退、『鉄拳4』である。クリスティな人がプレイしているので、ラッキーとばかりに乱入してみる……ボコスカに叩き潰され、あっと言う間に3連敗する。うーん。で、その人がクリアした後、今度はリンで再プレイしているので、再乱入してみる……やはり負けるが、今度は後少し……と言ったところだったので再乱入したら、あっけなく勝ってしまう。してみると接戦だったのはわざと一回目負けているとか言う話ではなく純粋な実力だったのか?
 しかし、悔しかったのかその人がクリスで再乱入、あっという間に蹴散らされる……しかし、ここで負けていたのでは男が廃る。で、再乱入、ストレート勝ちをキめる。その人はそのまま帰ってしまう……うーん、もう少し相手をして欲しかったが……。

 で、帰り道でおもむろに『SILPHEED - THE LOST PLANET -』を買ったりする。なんとなくシューティングでもやってみたい気分だったのである。単なる衝動買いという説も……ははは。

 はっ。
 寝るか。



2001/12/15(土) 晴

 爆睡して午後起きである。で、おもむろに『SILPHEED - THE LOST PLANET -』に燃える。88SRや77AVでゲーム界に衝撃を与え、メガCD版でその伝説を確固たるものにしたGAME ARTSの傑作のPS2版である。
 初代は世界で2番目か3番目(両方の説があるが、どっちが正しいんだ?)にポリゴンを使ったゲームらしい……Outer Worldって世界で何番目なんだろう。(笑)
 で、このPS2版シルフィード、ホームページ検索で調べてみると、えらく評判が悪い。(笑) 確かにこのゲーム、かつての衝撃に比べれば伝説の名を冠するには少々力不足な気はする。しかし、駄作か、と言うと、PS2で数少ないシューティングゲームとしては、そんなに出来は悪くないと思う。

 勿論、マイナス点をつけざるを得ない点も多い。
シュワルツシルトのクラーリン艦を彷彿とさせる敵艦デザインは嫌いではないが、『SILPHEED』の名を冠するからには敵はメカ系デザインで統一すべきだったろう。(そう思うのは俺だけかもしれないが……)
 また、メガ・レート(撃破時の敵との距離により点数が増加し、最大16倍になる点稼ぎシステム)やフォーメーションボーナス(敵編隊撃破でボーナスの入るシステム)などの点稼ぎシステムを採用しながら、敵の動きはそのシステムに合わせたとは全く思えない……。
 シルフィード最大の特徴である左右独立兵装は健在だが、全部で9種類も武器がありながら、初期装備のVバルカンの破壊力が強大故にVバルカンだけでも充分(強いて言うなら他に使うのはナパームボムくらいか?)という武器選択にも戦略性がない……。
 確かに批判すべき点は多々ある。また、3Dムービーや全画面ポリゴンであることが珍しくなくなってしまった現在、この画面の美しさだけではアピールに欠ける。そのムービーについても、メガCD版のSA−77発進シーンのムービーがリメイクで収録されているが、パイロットのシーンが加わったことについては賛否両論あるだろう。

 しかし、それでも駄作の一言で斬って捨てるには惜しいと思う。難易度が死ぬほど高いわけでもないし、ゲームの展開も悪くはない。惑星ソロントに突如現れた異星艦隊、ソロント抹殺のために放たれた惑星破壊弾の直撃、ソロント脱出、そして人類の運命を賭けて集結した地球連邦軍4000隻の大艦隊……。燃えるではないか。燃える展開ではないか。ここまで王道に忠実な作り、悪くはないと思う。冒頭、メガCD版の巡洋艦が軌道上に遊弋するシーンにニヤリとした人は少なくないはずだ。(俺だけか?)
 惑星破壊弾がくるりと転回して自分に向かってくるシーンには、思わず笑ってしまったが。(笑)

 やっぱりSA−77J『シルフィード』のパイロットになりたいという憧れの実現の手段として、一度はプレイしてみる価値はあるのではないか? ……とりあえず、シールド最大、ネームはXACALITEで。(笑)

 で……ラスボスに勝てず、少しだけ『KING'S FIELD IV』に燃える。神殿から巨大な空洞に出る。久しぶりに空を見た気がする……で、無理矢理強行突破して聖樹の森にたどり着く。ここで、魔力回復の泉を発見する。おお、これで魔法を思う存分使える! そんなわけで、聖樹の森から奥地に進みナイトヘルムとエレメンタルナイフを拾って装備強化する。別に神殿の方へ戻っていっても良かったのだが、ここのアルマジロもどきの敵はそんなに手強くないので、ここで闘うことにした次第である。っていうか、神殿から空洞部に至る場所に巣くっている敵の方が圧倒的に強いのである。うぅむ。さて、アルマジロ退治で経験稼ぐか……。



2001/12/16(日) 晴

 師も疾るから師走である。忙しいんである。故に出勤である。分かりやすい。

 ってなわけで、帰ってきたら今日という日も文字通り終わろうとしている。っていうか5分しか残っていない。はぁ。
 はぁ。

 寝るかぁ。



2001/12/17(月) 晴

 会社の飲み会でへろへろになって帰ってくる。通常は飲み会の時の方が帰ってくる時間は早いのだが、今日は帰ってきたら今日が15分しか残っておらず普段とあまり変わりがない。もっとも、「普段」というのがこの程度なのか、ちょっと疑問の余地はないではないが。うーん。

 うーん。

 寝るか。



2001/12/18(火) 晴

 今日はバイク通勤である。で、久しぶりにさっさと帰ってきたので、本屋さんで『週刊デル・プラドコレクション 世界の飛行機 No.10』を買う。
 今号のスペックカードはBritish Aerospace Harrier GR.Mk3 である。モデルの方はその後継機、ボーイング(マグダネル・ダグラス)AV−8BハリアーII。
 ハリアーIIはハリアーの改良発展型で、ロールスロイス製F402-RR-408(ペガサス11-61)、いわゆる有名なペガサス・エンジンを搭載、主翼の付け根にLERXという前縁延長部分が付き、キャノピーが大型化され視界が広くなった点が原型機との外見上の主な相違点である。性能的には原型機より大幅に向上しており、VTOL主体からSTOL主体へと運用方法も変化している機体なのだが、正直言って素人目には原型機と区別は付かない。
 俺がハリアーシリーズでぱっと見て区別できるのはGR.Mk3のカモノハシ状の機首くらいである。(泣)
 ちなみに、一口にハリアーと言っても、初代ハリアー、ハリアーII、シーハリアーの大きく分けて3系統あり、最新鋭のハリアーIIPLUS(FLIRセンサー、キャッツアイパイロット用暗視ゴーグル、FD4512 HUDを装備したナイトアタック・ハリアーIIを更に改良して、APG65レーダーを搭載した機体)をはじめとして、バリエーションは無数にある。
 STOVLの代表機として名高いハリアーだが、JSFに決定したロッキード・マーチンのX−35もSTOVLであり、ハリアーIIの後継機と目されている。他に実用化されているSTOVLとしては、Yak-38フォージャーやYak-141フリースタイルが有名だが、マイナーどころではロックウェルXFV-12A(とてもかっこいい実験機だが、飛べなかった……)などがある。(ミラージュにもSTOVL実験機があるらしいが、詳しくは知らない)

 ……この辺の話は、他に詳しいページがいくらでもあるので、そちらに譲る(ただし、検索時には車やスペースハリアーに注意(笑) )として、ハリアーと言えば緑の迷彩塗装かシーハリアーのグレイカラーのイメージがある。が、今月号の付録は銀単色である。なんか、実験機みたいで今ひとつハリアーっぽくないのが少し残念である。
 うーん。せっかくの塗装済み完成品なのだから、迷彩塗装にして欲しかったと思うのは私だけだろうか。がっくし。



2001/12/19(水) 晴

 今日は風邪気味で声もまともに出ないのでさっさと帰ってくる。今年の風邪は厄介である。
 そんなわけで今日はさっさと撤退したものの、ふらふらなのでバタンキューである。はぁ。

 寝よう。



2001/12/20(木) 晴

 今日は社外に赴いたので寒空の下、バイク通勤である。(馬鹿)
 で、結構さっさと帰ってきた(と言っても、勿論定時を30分ほど過ぎていたんだけども)ので、本屋さんに寄る。『週刊デル・プラドコレクション 世界の飛行機 No.11』を買う。今号のコレクションモデルはF−14である。
 モデルの尾翼のCVW-8というマーキング(CVN-68 空母ニミッツ)から、この機体は1995年に解隊されたVF−84 Jolly Rogers(人気のあったスカル&クロスボーンマークとジョリーロジャースの隊名はVF−103に引き継がれた)所属のF−14A(AJ-200 162688)であろう。ブラックテイル(尾翼を黒く染め、海賊旗が白く描かれているもの)になっていないのは残念である。

 『TOPGUN』に登場したことでも有名なこの機体、『ACE COMBAT 04』にも登場しているが、残念ながら登場機はエンジンをGE F110-GE-400(12,520kg x2)に換装し、FCSをAN/APG-71、ミッションコンピュータをAN/AYK-14に換装してアビオニクスを強化した最終型のD型ではなく、何故かA型なのである。登場機は攻撃能力もあるのでFCSのAN/AWG-9に新型ソフトウェアを組み込んだ"ボムキャット"タイプではあるとは思うが、通常爆弾搭載試験は1987年にポイントマグー基地にてF−14Aにて行われており、その後もF−14A/B両方に攻撃能力付与がなされているので、"F−14「A」"と敢えて言うからには、やはりエンジン換装型のF−14A+/B型以降ではないみたいである……。
 ちなみに、F−14は本来対地攻撃も出来るように設計されていたが、制空戦闘機を爆装するなどもったいないという考えと、フェニックスのパレット型ランチャーの問題から爆装は見送っていたという経緯があるらしい。
 なお、F−14AのエンジンはP&W TF-30-P-414A (初期型は412A、414Aは信頼性向上モデルだがスペックは同じ)で 9,480kg x2 であり、スパロー4発搭載時の重量/推力比は0.7とかなり見劣りする。F−14BのF110-GE-400(12,520kg x2)では0.9以上であり、差は歴然としている。

 個人的にはエンジン換装型のA+以降を"スーパートムキャット"の名で呼んでやりたいのだが、"スーパートムキャット"とはP&W F401-PW-400 ターボファンを搭載して1973年9月21日に初飛行したエンジン換装型試作機である試作7号機(157986)F−14Bプロトタイプの呼び名らしい。少し残念ではある。
 資料によってはP&W F401-PW-400 ターボファンは中止となり搭載していたのはGE-F101DFE(派生型戦闘機用エンジン)を搭載していたという記述もあるが、試作7号機のP&W F401-PW-400搭載型も一応は飛行しており、その後カルバートン基地で保管され、1981年7月14日にF110-GE-400を搭載して飛行、"スーパートムキャット"と命名されたというのが本当のところのようだ。
 ……しかし、『ACE COMBAT 04』にF−15は3種類も登場するのにF−14D型がないというのは差別である。(外形に変化がないという意味ではF−15CとF−15Eだってそんなに変化はないぞ) ぐっすし。

 ……で、ついでにV/STOL実験機がマイ・ブームな私は、『ミニタリーエアクラフト9月号別冊 大戦後のアメリカ・イギリス軍試作・計画機(3)』を買ったりする。タイトルは「アメリカ・イギリス」だが、3巻なのでイギリスとその他の国が対象になっている。(笑) ダッソー・バルザックとミラージュIII−V(P.1154と採否を争った機体……らしい。P.1154は超音速V/STOL機だが、1964年にF−4ファントム採用が決定して計画中止になった)なんかも載っていて、なかなか楽しい。米国版の1巻と2巻を予約しようかと思う今日この頃である。(笑)



2001/12/21(金) 晴

 花の金曜日なので、さっさと帰って鉄拳に燃える。……ことごとく負ける。ひたすら負ける……負け続ける。ロウに負け、ヘイハチに負け、クリスティに負け……ぐはぁ。全然駄目である。ここまで負け続けるとぐうの音も出ない。はぁ。

 仕方なく、帰ってから久しぶりに『ACE COMBAT 04』に燃える。HARDの途中で放棄していたので、シナリオ16から再開である。……今ひとつ感覚が戻っておらず、墜落を繰り返す。はぁ……。

 ダメ日だ。寝よう。



2001/12/22(土) 晴

 土曜出勤である。そんなわけで、帰りに鉄拳に燃える。……ことごとく負ける。ひたすら負ける……負け続ける。ポールに負け、ヘイハチに負け……だーっ。
 だめじゃん、うぅ。

 なんだかなぁ。



2001/12/23(日) 晴

Palm m505 日曜日である。流石にお休みである。で、気の迷いでPalm m505なるものを買ってしまう。……もはや語るまい。いや、本当は「Visor Prism」にするつもりだったのだ。そのほぼ倍の値段の「Palm m505」との違いと言えば、液晶がTFTであること、現行機であるが故に Palm OS 4.0 が使えること(Visor Prism は型落ちなので Palm OS 3.5.2Hである)、それに本体の大きさぐらいである。大きいと言ったってそんなに大きいわけではない。2万円でフルカラーのPalmが手に入るこの代物が買えるということ自体凄いことで、元々Palmを買おうと思ったのは、「Visor Prism」を見たからに他ならない。

 そうなのだ。全ては九十九電機の店頭で「Visor Prism」を見てしまったことが原因なのである。別にそれまでPalmを見たことがなかったわけではない。毛手毛手がいつも自慢げに見せてくれたことは一度や二度ではないのだ。しかし、その時は白黒画面でおまけに文字認識と言ってもローマ字入力、正直言って、私的に全く興味の湧く代物ではなかった。だが、フルカラーで2万円、しかもソフトさえ買えば直接ひらがなや漢字を入力することも可能となれば、全然話は違ってくる。この手のアイテムと言えば、何かとまず「いつでもどこでもインターネット(なにせ月々5000円でつなぎ放題だ)」という話になるが、実のところ私的には「いつでもどこでもインターネット」という意味よりも、まず、「いつでもどこでも文章入力」が重要なのである。別にB5ノートでいいじゃないかという意見もあるだろうが、正直言って電車通勤の身にはB5ノートだって大きすぎるのだ。必要なのは携帯電話程度の大きさの文章入力ツールなのである。

 かくて私的にPalmは「毛手毛手が自慢げに持っているあんまり関心のないモノ」から「どこでも文章入力できる優れ物アイテム」に評価が激変したのである。「Visor Prism」を見たとき、この値段でその実現ができるならば、買うしかあるまいと思ったワケなのだ。

 そこで、冒頭に話が戻る。はっきり言って私のターゲットは「Visor Prism」でほぼ決定していた。多少値段の差があろうが、安価な白黒Palmを買う気など全くなかったのだ。逆に処理速度的なスペックがいかに優れていようが、白黒で4〜5万円もするような代物にも勿論興味はなかった。
 だが……横に並べられた新世代機と、毛手毛手の取り出した「Palm Vx」の実物を見てしまうと、その大きさの違いは歴然としていた。大きさというより、厚みがあると言うべきかも知れない。このサイズのアイテムだと、この程度の差も非情に大きいモノとなるのだ。そう……かくも運命の女神とは非情なモノなのだ。

 別にTFTである必然性はあまり感じなかったし、手書き日本語入力さえ出来れば Palm OS 4.0 である必要性もなかった。本体のスペックなんぞなにをかいわんやである。しかし……大きさは重要だ。

 かくて、運命は私を弄んだ挙げ句、私にm505を選ばせたのであった。合掌。結局、本体とPILOTのスタイラスペン、液晶保護フィルム、純正革ケースのセットで購入した(勿論延長保証も加入)ので出費は4万円にもおよび、その上、ATOKPocketWWIIなんぞ買い込んだので、下手するとパソコンをもう一台組めるくらいの出費になっている……ははははは。はっ。

 で、いつものメンツを引き回した挙げ句、結局m505にした私は、さっそく動かしてみることにしたのであった。とりあえず電源を入れてみる。わかりにくいが、右上のプラ製パーツがそれである。(偉そうに言っているが、毛手毛手に教えてもらった) ……電源が入らない。やはり、出荷時はバッテリーが空っぽのようである。充電式なので絶縁体が付属しているわけでもなさそうである。リセットスイッチを入れても動かないので、仕方なく充電できるまで我慢することにする。
 ちなみにリセットスイッチは背面にあり、押すにはピンが必要なのだが、スタイラスペンを捻ると中からピンが出てくるのであった。ちなみにペンのポイントに使用するのと反対側を引き抜くと、本物のボールペンが内蔵されていたりする。スタイラスペンのケースに書かれた説明なんぞ読まない人は一生気付かない仕掛けである。(偉そうに言っているが、毛手毛手に教えてもらった)
 m505のペンは本体右側に入っているのだが、標準で付いてくるペンは引き抜くのが大変である。(笑) 留め具とかがあるわけではなく、ただ抜くだけなのだが、結構力がいるので、抜く時はとても怖かった。(汗)

 で、充電である。電源コードは入っているのだが、本体側に刺すところがない……よく見ると付属の置き台(正式には「HotSyncクレードル」という)から伸びているUSB接続部が二股になっていてここにつなぐようになっている。凄い仕掛けだ。(そんなことねーよ) 携帯電話みたいに電源を直結することは出来ないらしい。
 ちなみに、この置き台からPalmを引き抜くときにもコツがあり、一度手前に倒してから抜くようにしないと壊すので注意である。(笑)

 そんなわけで、えらく苦労した挙げ句遂に電源投入である。ぱんぱかぱーん。思えば永きにわたる戦いであった……。(充電し終わるまで、ずっと勝手知ったる人の家で、人の『機動戦士ガンダム ジオン対連邦』やってたからな……)

 ……とりあえず日本語入力である。さっそく「ATOKPocket」のインストールを……って、何故CD−ROMが入っている!? つまるところパソコン無しではインストールできないらしい。考えてみれば当然かも……。
 しょうがないのでローマ字入力に取り組む。……う、うまくいかん
 手書き認識での文字入力(Grafftiという入力場所を使う)にはコツがあって、アルファベットは左半分の文字入力エリアで書くことが必要で、その上、定められた一筆書きの書き方で書いてやる必要があるのだ。(偉そうに言っているが、毛手毛手に教えてもらった)
 ちなみに、書き方は右下から2番目のボタンで「ToDo」というPalmの標準アプリを起動して、画面最上部をタップ、編集 -> Graffitiヘルプ を押すと出てくる(文字入力カーソル点滅時でないと表示されない)のだが、EやF、KやM(左下から書く!)などはクセのある書き方なので、知らないと一勝悩むハメになったりする。店頭でのデモ機の周りにはそんなこと書かれていないので、それなりに知っている人でないと文章は打てないのだ……。

 帰ってからPowerbook G3に「HotSyncクレードル」をUSB接続で接続、「HotSyncクレードル」にPalmを置く……マウントしない。色々やってみるが、マウントさせる方法がまるでわからないので仕方なくマニュアルを読むと、まず、何より先にパソコンに「Palmデスクトップソフトウェア」をインストールしなさいと書いてある……えーっと
 で、どうにかインストール、再起動してみると、画面の右上にそれっぽいPalmのアイコンが出来ている。このPalmのアイコンをクリック、Hotsync(R) から 「Palmソフトウェアノインストール」なるものを探し出す。「HotSyncクレードル」のボタン(「HotSyncクレードル」にはボタンが1つだけ付いている)を押し、インストールしたいファイルをインストールファイルに「追加」していく。
 ……しかし、MacOSではこのファイル選択ダイアログでは複数項目を同時に選べない。じゃあ、「ATOKPocket」のファイルを一個づつ選ぶしかないのか? ……結論から言うとそんな必要はなく、単純にドラッグ&ドロップでOKだったのであった。むぅ。

 そんなこんなで、ファイルを追加したのはいいが、インストールはどうやって開始されるのだ? しばらく悩んでいるうちに、Palmの電源を再起動すればインストールが開始されるらしいことがわかる。むぅ。

 インストールのやり方がわかった私は、早速Palmウェアの大量ダウンロードを開始した。

 結果。ほとんどがゲームであるが、格段にアプリケーションが増える。ちゃっくんぽっぷもどき倉庫番もどきマッピーもどき5目並べ囲碁、etc……フリーウェアでも結構な数である。ゲーム以外はベンチマークをしてみたぐらい(「Palm IIIe/IIIxe」の156%だが、「Visor Deluxe」が145%なので、あんまりたいした結果ではないかも知れない)……うーん。

 私にはゲームボーイがお似合いか?(泣)



2001/12/24(月) 晴

 ハッピーマンデーなのでお休みである。国の偉い方々もたまーーーーーーー(中略)ーーーーーには、いいことをやってくれる。感謝である。
 そんなわけで、世間はクリスマスイブで盛り上がっている。(笑) しかし、全世界的にもこれほど前夜祭が盛り上がる割に当日が盛り上がらないイベントも珍しい。いや、ほんとに。
 ところで、全世界的にと言えば、アメリカは今何時なんだろう。そんな貴方にPalmウェアの世界案内、abroadである。(笑) えーっと。

 Tokyo      2001/12/24 22:54
 Washington 2001/12/24 08:54

 ……は? 朝の9時ぃ? 不安になってちょっと調べてみるが、本当にそうらしい。(日本との時差は−17時間) むぅ。恐るべし、Palm。(違うぞ) ともかく、話のネタには困らないアイテムである。デビューする前に文字入力は練習する必要はあるが。

 そう、Palmの日本語入力にはやはりコツがあるのであった。はっきり言ってローマ字変換の方が早いのである。入力しやすさの順に言うと、数字、アルファベット、それからかなり間をおいて、ひらがな、漢字、となる。勿論、アルファベットは、あのGrafftiな書き方でないとダメではあるが。
 忘れていた、一つ訂正である。昨日は「書き方は右下から2番目のボタンで……」などと書いた気がするが、Graffti入力エリアからメイン画面に向けてドラッグすると、一覧が出てくる。……出てはくるが、覚えていないとハマることは疑いない。

 問題は日本語である。断っておくが、「ATOKPocket」日本語の認識率が低いと言っているわけではない。言っているわけではないが、使い勝手の点では改善の必要はあるかも知れない。

 ひらがな入力 -> 漢字変換はそんなに悪くはない。悪くはないが、Graffti入力エリアは使えない。Graffti入力エリアの右下の123をタップして、「ひらがな手書き」を選択、メイン画面の中の入力エリアに書いていく方法である。入力エリアが二つあるので、連続入力も比較的容易だ。
 ……なのだが、認識速度は英語に比べると「ややもたつく」感じである。

 文字通り漢字を手書きで入力する「手書き文字」も上記と同様に選択するのだが、こちらの使い勝手は更に悪い。一字入力する度に[認識]ボタンをタップした上、表示された候補の中から確定のためにタップしなくてはならないのである。(入力エリアは一つしかない) それでもスムーズに入力できているときはそんなに悪くはないのだが、肝心の漢字入力が……なのである。「遅」を認識させるのも一苦労……っていうか、認識しない。(泣)

 実用的なのは「ひらがな手書き」による日本語変換か、ローマ字入力による変換だろう。特にローマ字入力はローマ字だけ入力しておいて後で変換という器用な真似もできる(ローマ字入力した英文をドラッグで範囲選択し、[日/英]をタップして日本語入力モードにした上で[変換]を押す)ので、スピードが要求されるときは、ローマ字で書いておくのが一番速いかも知れない。しかし、かな打ちの私にはローマ字は辛い……「ろーまじ」ってローマ字で打てないし。(爆) 調べてみるとヘボン式では長音はない。つまり、「ろーまじ」は「ROーMAJI」と打つらしい。必死で「ROR」とか試していた私って一体……。
 もっとも、「ー」の入力は、それはそれで悩んだのだが、Graffti入力エリアでタップ一回のあと左から右にスタイラスを流せばOKであった。

 慣れるまでは「ひらがな手書き」かなぁと思う私である。なんだかんだ言ってこれが一番無難かも知れない。(笑) とりあえず文章は打てるから当初の目的は達したんだけど……いいのだろうか、これで。



2001/12/25(火) 晴

 年末近づく今日この頃である。来年は2002年である。実感湧かないが近未来である。今2010年なんて言われても近未来な感じはしないが、2001年とか言われると近未来な感じがした世代なのである。って言っても、2001年って過去になりつつあるからなぁ。複雑な気分ではある。

 そんなわけで、さっさと帰ってきて『航空ファン 2002-2 NO.590』『JWings 2002-2 NO.42』を買う私である。
 『航空ファン 2002-2 NO.590』は「A−10の運用と実戦」、「JSF X−35に決定」の記事狙いである。A−10ファンな私としては、コレは外せない。
 『JWings 2002-2 NO.42』の方は実は「フィーバー!総まとめ2001」という写真特集記事の中の一葉「プロテウス」に目を引かれたが故に買ってしまった代物である。(笑) プロテウスは59,000〜65,000feetの高度で最高18時間巡航できるように設計されたNASAの科学調査/遠距離通信用の特殊航空機である。一度、NASAの提供している写真を観て欲しい。その優美な姿に驚くはずだ。最近の飛行機という奴は、下手なアニメに出てくる飛行機よりもよっぽどSFしているなぁとつくづく感心させられる私である。(もっとも、仮想の機体というのはリアリティを求めるが故に現実に見慣れた機体のデザインを元にしてデザインされることが多いので、ある意味で突飛なデザインにはなりにくいのだが)
 ……まぁ、カレンダーと飛行開発実験団の特集記事も捨てがたいモノがあったのは事実だが……カレンダーはともかく、飛行開発実験団の方はと言うと、私の大好きなT2−CCVが格納庫の中にモスボール状態で保存されている写真が載っていて哀しくなるだけであった。小さく飛行状態の写真も載ってはいるが……哀しい、うぅ。自衛隊は一般受けする試作機ってのは少ないので、T2−CCVは貴重な機体なのである。航空祭では展示してくれないだろうし。

 っいうか、来年は航空祭ある……よな?(不安)



2001/12/26(水) 晴

 今日は電車通勤なので、今日こそはPalmを活用しようと思う私である……行きは満員電車に沈む。いかに『Palm m505』が軽量小型を誇ると言っても、立っているのもやっとという状況では、それは無理な相談であろう。

 しょうがないので、帰路での活用を試みる。なんといっても、Graffti入力エリアまでバックライト付き、暗い夜道もコレなら安心である。(謎)
 ここはもう手書きひらがな入力でバリバリ文章入力……するハズだったのだが、気が付いたら青空文庫コナン・ドイル「赤髭連盟」を熟読している私がそこにいたのであった。(馬鹿) いや、まぁ、これはこれで活用していると言えないことはないのだが……端から見てると手帳をじっと眺めているようにしか見えないかも知れない。(笑) 親指をGraffti入力エリアに走らせてページを繰りながら読むのも味があって良いものである。もっとも、コナン・ドイルだからまだいいが、これが「みのりちゃんシリーズ」なんかだったら、恐ろしい結果になっていた可能性もある。(爆) 今のところ青空文庫パーム本の部屋の収録作品はほぼ古典に限られているので、そういった心配は無用だが……。(おひおひ)

 そんなわけで、電車の中で日記を書くという野望は費え去ったのであった。(笑) まぁ、焦ることはないか。ははは。
 さて、次は「まだらの紐をめぐる冒険」を読むか……。(爆)



2001/12/27(木) 晴

 で、今日こそはPalmを活用しようと思った私である。年末も近くなり、立つ場所くらいは確保できるようになったので、車内で「まだらの紐」を読む……えーっと。

 で、帰りは会社な人に送ってもらったので活用する機会もなかったりする……えーーーーーーーっと。

 はは。とりあえず笑ってごまかしておくか。(ぉぃ)



2001/12/28(金) 晴

 仕事納めである。で、本当は今日は午前中のみの半ドンだったのだが、また、例年の如く帰るころには20時を過ぎている……えーっと。
 で、珍しく鉄拳もやらずに素直にまっすぐ家に帰ってくる。はぁ。

 で、帰ってから、ひとしきりPalm関連のページを眺めてみる。個人的にはPalmは「どこでも電子文書入力ツール」と思っているので、やはり入力手段がキーとなる。流石にGraffti文字によるローマ字入力にも慣れてきたが、やはり、手書きひらがな入力は捨てがたい。
 しかし、なんだかんだ言って、ひらがな手書きの使い勝手はイマイチである。これは画数が多いからとか、認識率が悪いという話ではない……つまるところ、Graffti入力エリアが使えないのが問題なのである。ひらがな手書き入力モードにすると、画面がその入力エリアで半分埋まってしまい、画面がえらく狭くなるのだ。それさえなければ……。

 一応、Graffti入力エリアでひらがな手書きに対応するシェアウェアはある。
 http://k-tai.impress.co.jp/news/2001/04/23/rakuhira.htm

 しかし、Graffti入力エリアのabcをタップするという起動方法はATOKPocketと相性が悪そうで、あまり積極的に導入する気にならない……と思ってネットサーフィンを続けていると……。

 松下電器産業は、Palm OS搭載機用のひらがな専用手書き認識ソフト「楽ひら」のライセンス提供を開始する。まず最初に、5月下旬にパーム コンピューティングより発売される「m500」「m505」にバンドルされる。

 通常、Palm OSでは、「Graffiti」と呼ばれるアルファベットの一筆書き文字を、画面下のGraffiti入力エリアに手書きして文字を入力する。楽ひらはGraffiti入力エリアに手書きされたひらがなを認識するソフトウェアで、標準の文字入力方法の代替として利用できる。漢字認識には対応してないが、ひらがな認識に特化したことにより、高速処理・低容量・正確さを実現している。

 ≪以上、ケータイWatch! より抜粋≫
 ……は? 慌てて添付ソフトウェアを漁ってみるが……入ってねーぞ、んなもん。デマかいっ! しかし、デマならデマで『極楽ひら』を買うしかないと言うことらしく……とりあえず、デモ版を落としてみるか。

 えーと、何々、DAで「ひらがな入力を有効にする」にして、[日/英]で「ひ」を選ぶ、Graffti入力エリア小文字は下半分に入力、と……(30秒経過)……結構イイかも。カタカナはダメだが、それでもいい感じである。買うか?(馬鹿)



2001/12/29(土) 晴

  土曜日なので、一応お休みである。なのだが、いきなり夜中(っていうか早朝)にポケベルが鳴る。はぁ。

 それでも何とか日が昇る前には帰って来れたので一眠りする。起きてからは平和だったので(笑)、極楽ひらを買いに出かける。それだけのはずだったのだが、なぜかバックアップカードと追加の16Mメモリカード、マップル・シティガイド SDTAXZN G−NAVIX (名古屋市版)』なんぞを買い込んでいる。完全にお馬鹿さんである。
 で、帰ってきてから、永年の課題である年賀状の印刷に取り組む。……で、しこしこと印字していると……ポケベルが鳴る。
 またかい

 泣きそうになりながら再出社、日が沈む頃に帰ってきて極楽ひらをインストールする……というか、ホームページでシリアルを入力して取得したレジストキーをデモ版に入力しただけである。即ち、実際にはインストールしてない。店でお金を出してパッケージを買うか、レジストするかの違いだけである。Vectorでは 3,780円、パッケージ版の店頭価格が 3,629円だったので、ひょっとして店でパッケージ版を買った方がお得というお馬鹿な話が……。

 ついでに、バックアップカードも試してみる。店で「差すだけで動きますよ」と言われていたので試してみると、本当に動く。と言うか、差した瞬間バックアップソフトがm505にインストールされていた。凄い。

 更に、マップル・シティガイド SDを試してみる。パッケージにばっちりm505が映っているので、それほど古いデータではないとは思うが、この手のデータは生き物なので、作成日時が気になるところである。だがパッケージには全然書いてない。(謎) これもSDカードなので差すだけである。なのだが……。差して動かしてみると「メモリが足りません」と言われる。何故(なにゆえ)? SDカードに入っていれば直接起動できるんじゃないのか? まぁ、『ATOKPocket』と『極楽ひら』とで、メモリがかなり減っているのも事実だが……仕方なく適当にソフトを削除してから再度試してみると、今度は何事もなく動いてくれる。(謎) データ自体は地図と解説付きの「泊まる・食べる・買う・見る・遊ぶ」のジャンルで分けられたお店紹介なのだが、4,980円もした割には少しデータの量が少ない気がする。例えば、名古屋の駅前で「買う」を選択しても、何も出てこない……ぉぃぉぃぉぃ。しかも、内部ライトプロテクトのかかったSDカードらしく、バージョンアップも期待できない……むぅ。一部のデータは画像も入っている(地図は全データに添付)ので、他人にアピールするときにはいいかも知れないが、実用性はアレなような……。

 で、パッケージの画面写真からはむしろこちらの方が期待できるTAXZN G−NAVIX (名古屋市版)』を試してみる。……訂正。試してみようと思ったのだが……CD−ROMの中身がまるっきりWindows用になっている。rpcはどこだ? しばらく探してみるが、ハイブリッドでないためロングファイルネームが全部DOSの8文字制限版で〜が付いた名前になっており、わけがわからない。解説とおぼしきHTMLファイルも入っているが、ロングファイルネームが読めないために、HTMLファイルもブラウザでは観れない。まぁ、確かにパッケージには小さく(本当に小さく)動作環境(PC) WindowsでPalmとHotSyncが可能な環境と書いてはあったのだが……何でハイブリッドにしてくれないのだ?

 はぁ。仕方なくTAXZN G−NAVIX (名古屋市版)』は保留して(火龍壱号でつなげばいいのだが、HotSyncとかインストールしていないし、クレードルをつなげ直すのが面倒だった)ひたすら年賀状を印字しつつ、m505で文章を打ってみる。一応はバックグラウンド印刷なのだが、やっぱり印字中にばりばり文章入力するのは、少し怖かったのだ。
 で、せっかく『極楽ひら』を入れた私だが、なんだかんだで『ATOKPocket』の Graffiti文字によるローマ字入力している私である。(馬鹿) 例えば、「たとえば」と打つにも、ひらがなだと13画だが、 Graffiti文字によるローマ字入力だと、たった7画なのだ。この差は確かに大きい。もっとも、私は普段カナ打ちの人なので、ローマ字だと「たとえば」を「TATOEBA」に頭の中で変換するのが結構タイムラグがあり(笑)、そんなに速くもなかったりする。「マップルシティガイド」と打とうとして、「ぃ」ってどーやって打つんぢゃーと悩み、『極楽ひら』を使ってしまったり(笑)もしたので、この辺りは難しいかも知れない。そう、今日の日記の冒頭部は何を隠そうm505で打ったモノである……冒頭だけだが。(笑) 他にも『』ってどーやって打てば(二重鍵括弧は打てないのか?)、とか、「、」ってどーやって打てばいいんだ!(一応「てん」で変換は出来た……)とか、「……」って打てないのか? とか、実際打っていると結構詰まったりしていたのだった。まだまだ修行が足りないかも知れない……。



2001/12/30(日) 曇時々雨

 いよいよ今年もあと二日を残すのみである。
 そんなわけで今日も年賀状対策に明け暮れる。今日は親の年賀状対策である。……って言うか自分の年賀状もまだ終わってない。親、自分でやれっーって説もあるがまぁよかろう。(って言うか引き受けておきながら今ごろやってあげる方もやってあげる方ではあるな)

 で、とりあえず親の年賀状を蹴散らし、夕方に出勤する。日曜出勤である。(そういう次元の問題ではないという説もある)

 仕事の方は無事蹴散らす。今日も平和である。
 ……何か忘れているような。ま、いっか。



2001/12/31(月) 晴

 泣いても笑っても今年も終わりである。今日は月曜日だがお休みで嬉しい限りである。

 そんなわけで、昨日忘れていた(ぉぃ)年賀状を蹴散らし、帰郷してきた友人たちと2001年最後の日を一日だべって過ごすことにする。和歌山から帰ってきたオレンジロード氏がなにやらデジカメを買っている(光学10倍ズーム!)のを見て、多少食指が動くが、ぐっと耐える。Palm関連の出費が結構多くてあんまり無駄使いできないのだ。いつになく冷静な私である。(単に金がないという説はある)

 で、帰ってから紅白歌合戦を見ながらPalmのアドレス帳の更新なんぞ行う。住所録は『宛名職人V6』に年賀状対策で作成したものがあるので、楽勝……などと考えていた私は馬鹿であった。
 いや、『宛名職人V6』に罪はない。『宛名職人V6』はCSV出力ができないという欠点こそあるものの、TAB区切りで住所録データをテキスト出力できるから、そう大した問題ではない。ちなみに取り込みの時はTAB区切り以外にCSV形式にも対応している上、読み込む項目は読み込み時に自由に変更できる上、ふりがなや名前のフィールドを自動的に判断させることすら出来るので全く問題ナシである。……少なくとも、『宛名職人V6』は。

宛名職人の場合

 Palmはパソコンとの連携(ちなみにPalmとパソコンを接続するとき、パソコン側は慣例的に「母艦」と呼ばれる)を前提にした機器である。パソコン無しでも使えないことはないが、CD−ROMで提供されているソフトなどは単体ではインストールすることすらできない。
 当然、パソコンとPalmの間でのデータ連携ははじめから考慮されており、Palm Desktop という標準で添付されるソフトでデータの連携が出来る。このソフトは結構優れ物で、クレイドルと呼ばれる置き台(m505の場合、充電器も兼ねる)から伸びているUSBケーブルを母艦につなぎ、Palmをクレイドルにセットした上で、クレイドルにある HotSync ボタンというボタンを押すだけで、ぴぽっという音と共にPalmと母艦のデータの同期が開始される。
(たまに上手くできないときもあるが(笑) そんなときは、母艦を再起動した後で再度行うとあっさり上手くいく)
 同期だけでなく、母艦側、パソコン側のどちらかのデータにもう片方のデータを強制的に一致させることも可能([HotSync(R)] -> [コンジット設定]で、同期や上書きを選択可能)なのだ。

 パソコン側にある住所録を読み込む場合、PalmDesktopで予め読み込んだ上で、Palmに対して同期を取ることになる……のだが、このPalmDesktopでの読み込みが曲者なのだった。
 まず、Palmの場合は『宛名職人V6』よりも項目が細かい。ふりがなと名前は、それぞれ姓と名が別項目、住所は都道府県と市町村、それ以下の住所が別項目なのだ……まぁ、項目を後から分けるのは大変だが、くっつけるのは簡単なので基幹のデータベースとしては区切りは細かい方が望ましいのかも知れない。とはいえ『宛名職人V6』のデータベースでは姓と名は同一項目だし、住所は都道府県と市町村まで含んでいる……ついでに言えば、Palm標準のアドレス帳には、この辺りの区分けの編集機能はない。まぁ、都道府県の下がいきなり区になっている東京偏重設定でない点だけは評価できるが……。
 それでも、名前は間の空白を使って区分けできるからまだいい。問題は住所である。いちいち県名を切り出していたら、正直言ってきりがない。
 最初は『宛名職人V6』の出力テキストを手で編集していた私だが、あまりにも面倒なので、結局、Excelで読み込んだ上、マクロでユーザ定義関数を作ってしまう。

Function KEN(address As String)
'県名のみを抜き出す
  KEN = Left(address, InStr(1, address, "県"))
End Function

Function SI(address As String)
'市の名前のみを抜き出す
    Dim WorkText As String
    WorkText = Right(address, Len(address) - InStr(1, address, "県"))
    SI = Left(WorkText, InStr(1, WorkText, "市"))
End Function

Function SICUT(address As String)
'市の名前までをカットする
    SICUT = Right(address, Len(address) - InStr(1, address, "市"))
End Function

 町や郡、都道府までは対応していないが、1分で作った関数なので勘弁して欲しい。で、=KEN(住所セル)ってな感じで、結果をコピー&文字のみ貼付、郡とかの例外を手で調整して、なんとか道府県と市町村、それ以下の住所で別項目にしたものの……。

PalmDesktopの場合

 ……んじゃ、こらーっ! ちなみに<-をクリックすると読み込みの有無(だけ)は選択できるのだが……あんまり慰めになってない。結論から言うと、PalmDesktopでTAB区切りファイルを読み込ませるには、項目の順番をきっちり合わせてやる必要がある。ついでに言うと、PalmDesktopはCSV形式での読み込みには対応していない。……はぁ。
 そんでもって項目を合わせる際には、一度PalmDesktopからテキスト形式で出力したファイルを参考にして作業することをお勧めする。電話番号の前には必ず「自宅」や「携帯」などのキー区分がいるのだ。また、カテゴリにも注意すべきだ。一応PalmDesktop上で複数レコードのカテゴリを変更することは可能なものの、第2カテゴリに勝手に割り当てられて困ったことになったりする。そんなときは、いったん「未分類」にしてから再度割り当てるとうまくいったりするのだが、面倒である。
 ……うーん。

 そんなわけで予想外に手間取ったものの、なんとか一括登録に成功する。……つ、疲れた。



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