匠の館 2


紙の目の見分け方
紙を折るとき、紙の目に沿う方向に折ると綺麗に折れますが、直角の方向で折ると汚くなってしまいます。
シャープに折れず、幅ができてしまいます。
それ以外に本の開きやすさにも影響しますので、紙の目は重要です。

目が用紙の長辺に沿って走っているのが縦目(T目)、短辺に沿って走っているのが横目(Y目)です。
一般的なコピー用紙は縦目です。
通常、横目の用紙は専門店でしか扱っていません。
一般的に「Y」等、何らかの表示がしてあると思います。
反対に縦目は一般的なので、何も表示が無いことが多いです。

A4(縦目)を半分に切ってA5にすると、A5(横目)になります。
ですから、A4(横目)がほしいなら、A3(縦目)を半分にカットしても良いです。

プリンタで印刷する場合、縦目の紙を横方向に挿入すると、紙詰まりしやすくなります。
ですからA4(縦目)を縦方向で使用するのが理に適っている訳です。
また、両面印刷するときには、特に紙詰まりしやすくなるので注意が必要です。

紙の目の方向を判別する一番簡単な方法は、紙の端を持って紙の面を地表と水平に維持します。
すると紙は重力で垂れ下がりますが、横目の方が、縦目よりもより垂れ下がります。
紙の目
紙が水分を含むと、目と直角の方向に伸びやすいので、その方向にカールします。
ボンドには水分も含まれていますので、ボンドを塗ってもカールします。
    
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