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7時45分に竹芝桟橋を出港、9時20分ごろ大島の元町港に到着しました。往路は高速船(ジェットフォイル)を利用したので、船に乗っていた時間は1時間半ちょっと。到着後、観光バスで島を一回りしました。
往路の船は7時45分出港予定だったのですが、乗船手続きなどのため30分前に集合とチケットに書いてありました。7時前に浜松町駅に到着し、竹芝まで歩いていきました。 少しくらい遅れても大丈夫だとは思っていたんですが、今回はインターネットで申し込んだので、船のチケットや乗船手続きだけでなく、旅行関係の手配がどれくらい時間がかかるか分からなかったので、念のため指定の時間までに行くことにしました。
7時10分ごろに竹芝桟橋に到着。写真を撮るために来たりしたことは何度もありますが、船に乗るために来たのは小笠原への旅以来です。
乗船券売り場などはそれなりに混んではいましたが、それほど時間もかからずに手続き終了。あとはタバコを吸いながら出港を待っていました。
大島行きの船は「ジェットフォイル」とよばれる種類の高速ジェット船で、竹芝桟橋から大島まで約1時間45分で到着します。大型客船タイプの船だと4時間ほどかかるので、かなり高速ですね。写真は今回の旅行で乗った船で、東海汽船の「セブンアイランド夢」という船です。
船内のようすです。座席は窓際に2列ずつ、中央に4列あります。飛行機のような感じです。ジェットエンジンを搭載しているので、音とかもジャンボジェットに似ています。 高速で海上を航行するため、航行中はデッキなどには出られません。トイレや自販機を利用するなど以外は、基本的に座っていなければいけないので(しかもシートベルト着用)、窓側座席でないと今ひとつ面白くないですね。行きの船内ではずっと寝てました。
船は予定(9時30分着)よりも10分ほど早く元町港に到着。空気は気持ちいいんですけど、とにかく暑かった(^_^;)。
左は元町港の桟橋です。乗ってきたジェットフォイルがまだとまっています。 待合所の今回の旅行のメインは、三原山に登ることでした。初日に上まで登ろうかとも考えたんですが、朝早かったし、のんびり行こうと思い、この日は9時50分発の観光バスで島を1周することにしました。
左は元町港の待合所の建物で、建物内に船やバスの案内所もあります。観光バスはこの建物の前から出発しました。予定されていたルートは、元町港〜波浮港見晴台〜都立大島公園〜元町港で昼食〜三原山頂口〜椿・花ガーデンリス村〜元町港、というルートでした。
車窓からの風景です。バスでは右側に座りました。バスは島を反時計回りに走りますから、右側に座ると海側、左だと山側が車窓風景になります。今回乗った感じからいうと、個人的には海側(右側)のほうが風景はよいと思います。ただし地層断面とかは見づらいですけど。
本来のルートでは寄る予定ではなかった波浮港までバスは降りていきました。静かそうなところで、ぼんやりのんびりするにはいい所かもしれません。
バスは波浮港から見晴台に上っていきました。写真は見晴台からの景色。波浮港はもともと、水蒸気による爆裂火口だったものが、崖が崩れて海とつながってできたそうです。
波浮港見晴台を出発したバスは、次の目的地である都立大島公園に向かいました。写真はその途中の車窓から見えた筆岩です。これも大島の名所のひとつになっています。 波浮港から大島公園へは、島の東側を北上していきました。左側の車窓からは、三原山のいわゆる「裏砂漠」とよばれるところがみえる場所がありました。
左の写真は溶岩シェルターです。真横からなので分かりづらいですが、中に入ることができます。島のあちらこちらにあるんですが、実際に溶岩が流れてきたときに、どれくらい効果があるものなんだろうと思っていたんですが、翌日、ある程度は役に立つのかなあと思うことになりました。
写真は大島公園に咲いていたランタナという花です。撮ったときは名前を知らなかったので、自宅に戻ってから調べました。大島にはこの花があちらこちらに咲いていました。
11時30分ごろ、大島公園に到着。大島公園には動物園が併設されていて、時間の関係で動物園を一回りするだけで終わりました。滞在時間は短かったですが、まあそれで十分かなという感じのところでしたね。時間があればまたちがうのかも知れませんが。写真はゾウガメの展示場所。
大島公園内の動物園でのゾウガメです。日陰でダレきってました(^_^;)。他の動物たちも、暑さのためか、日陰に避難しているのが多かったですね。サル山にも日陰以外にサルはいませんでした。そのせいか、動物園自体は面白くなかったです(^_^;)。
唯一、日なたに出ていたのはラクダだけでした。さすが、暑さには強いんでしょうね。
大島公園を出ると、バスは元町港に向かいました。写真はその途中でみえた岡田港です。こちらはどんな感じの港なんでしょうね。 大島では、その日の海象によって元町港か岡田港が使われます。観光バスも入港地から出発するのですが、元町港出発のときには時間的に余裕がでるらしく、今回は本来のルート外のところも回ってくれました。
昼食は元町港の待合所の2階にある食堂で、朝予約してあった弁当を食べました。あまり期待はしていなかったんですけど、けっこう美味かったです。昼食をとっているとき、大型客船のさるびあ丸が入港してきました。2日後にはこれに乗って竹芝に帰ることになります。
昼食を終え、バスは三原山頂口へと出発です。出発は13時30分ごろでした。写真は、登っていく途中の車窓からの景色。手前に見えるのは元町港、奥に伊豆半島が見えます。 3日間のうちでは、この日が最も遠くまで見渡せたんですが、残念ながら富士山は見ることができませんでした。
13時50分ごろ、三原山頂口に到着。ここから山頂までは舗装された道路があり、山頂に向かう人のほとんどがここから行くんだと思います。僕は翌日、ホテルの裏手から山頂に上り、山頂からはこの場所に降りてきました。 山肌で黒っぽく見えるところがありますが、これは1986年(昭和61年)の噴火の際に流れ出した溶岩の跡です。
山頂口にはみやげ物屋や食堂、喫茶店などが数軒ありました。その他、交番も。こんなところに交番が、と思ったんですが、翌日、三原山の山頂でここから来たと思われるパトカーに出会うことになります。
山頂口の駐車場も、けっこう見晴らしがよい場所でした。
1986年の噴火では、山頂だけでなく山腹からも噴火しました。その山腹噴火口(割れ目火口)の上を歩くことができます。元々の案内では、バスのルートに入っていなかったんですが、立ち寄ってくれました。 歩いたのは10分ほど。遊歩道が舗装されているので歩きやすいです。サンダルでも大丈夫そう。山頂付近のほうが比較にならないくらい迫力はあるんですが、時間がない人や、年配の人なんかは、ここを歩くのもいいかもしれません。
山腹噴火口からは本来のルートであるリス村へ。柵で囲まれた中にリスが放し飼いされているスペースがあり、リスと触れ合うことができます(←宣伝ぽい?)。そのほかにも、ウサギが放し飼いにされているスペースなどがありました。
リス村の敷地内には展望台があって、そこからの眺めはとてもよかったです。 この日は何か所も見晴らしの良い場所があったんですが、澄んでいれば富士山も見られるのになぁと思っていました。いつか冬にもう一度行ってみようかなと考え中。
こちらも元のルートでは立ち寄る予定ではなかったところ。「ぶらっとハウス」という建物があって、牛乳とかソフトクリームとか売ってました(食べなかったけど)。
元町港に帰りついたのは15時40分ごろ。 昼食1200円分とリス村の入場料込みで3800円なので、リーズナブルだと思います。基本的にバスの便は良くないし、名所をざっと見たい人には観光バスはお勧めです。
ホテルの送迎バスが17時に来ると聞いていたので、それまで桟橋周辺で写真を撮って時間をつぶしていました。 写真はそのときに撮ったものです。ちょうどジェットフォイルが入港してきました。まだ浮かんでいます。
今回の旅行では、三原山の中腹にある大島温泉ホテルに2泊しました。 海で遊ぶのがメインの人にはお勧めできませんが、三原山と温泉を楽しむにはいい宿だと思います。 左の写真は泊まった部屋です。4〜5人泊まれる部屋に1人だったので、広くて快適でした。窓の向こうは三原山。
部屋からの景色は良かったです。右下ちょっと見えている建物は大浴場。露天風呂があって、そこからも三原山を見ることができました。ただし湯に浸かりながらだと見えませんけど(^_^;)。 なお、僕はauの携帯電話を使っていますが、ホテルでは全く使えませんでした。
この日の夕食は椿フォンデュ。椿油を使った天ぷらみたいなものです。全体的には美味かったんですが、油の温度とか、どれくらい揚げればいいのかとかが分からず、サツマイモはほとんど生のまま食べてました(^_^;)。料理教室通っていた経験がほとんど役に立ってませんでした。
左はホテルの浴衣です。最初にぱっと見たときにはキスマークか? と思ってしまいました(^_^;)。実はこれ、大島の名物、椿をデザインしています。女性にはいいけど、男性が着ると似合わないような気がしました。 ホテル内は浴衣OKだったので、朝食や夕食をとる食堂や廊下などでは着ている男性もいたんですが、着ている人を遠くからみると、女性と見間違えることもありました。浴衣全体の色合いも肌色っぽくて女性っぽい感じだったし。