2004年9月11日 更新


ラズベリーのパンナ・コッタ キウイー添え


ラズベリーとクリームチーズクリームで作るイタリアのデザートパンナ・コッタです。ゼリーの上にキウイーフルーツを乗って色のバランスが美しいゼリーですが、時間も手間も並では有りませんので充分手順を理解してから材料を準備してください。手際よく作らないとまとまりませんのでご注意。

材料 8人前 
1)冷凍ラズベリーの果汁 100ml 粉ゼラチン 25g (ゼラチンのソーキング用に水 30ml)
  牛乳 200ml クリームチーズ 100g クリーム100ml 砂糖 50g レモン1/2個、ホワイトキラソー大さじ1パイ 
  ミントの葉っぱ少々
  トッピング用にやや大きめの キウイーフルーツ 1個
2)調理道具 裏ごし器ゴムへら2本、3段ボール1組、泡立て器、計量カップ、計量スプーン、20センチのゼリー型
  冷蔵庫、

作り方
1.ラズベリーゼリー
  1)小型のボールの上に裏ごし器を乗せて、解凍したラズベリーを実と果汁に分けます。
    残った実は、砂糖を加えてラズベリー・ジャムにでもしてください。
  2)ゼラチンのソーキング
    ゼラチン25gをコップに入れて大さじ2杯の水を入れて良くかき混ぜて水を充分吸わせて10分以上放置してください。
    この作業をしないとゼラチンが玉になり舌触りが悪くなります。
  3) クリームチーズを裏ごししてください。
  4)クリーム 200mlを泡立て器で泡立て少し角がでる程度まで泡立てます。
  5)裏ごししたクリームチーズとホイップしたクリームを合わせて泡立て器で良く混ぜて置きます。
  6)牛乳200mlを片手平鍋に入れて弱火で暖めます。沸騰する前に火を止めます。
  7)砂糖50g ソーキングしてゼラチンを入れて玉がないように良くかきまぜてゼラチンを溶かします。
  8)大きめのボールに水を張り、ゼラチンを入れた片手鍋を浮かせて冷やします。
   夏場は氷を入れてやると簡単に冷やせませすが、固まりだしたら早いですから目を離さないでください。
  9)ゼラチンを入れた鍋が人肌程度まで冷めたら、クリームチーズとホイップクリームを混ぜた物を加え良くかき回します。
    かき混ぜる際泡立て器を使うと便利です。
  10)均一に混ぜたら、ラズベリーの果汁、レモン、ホワイトキラソーを加えて、良く混ぜ込みゼリー型に流し込み冷蔵庫で
    冷やして固まるのを待ちます。(最低3時間)

仕上げ
  
1)お湯でぬらした布巾の上にゼリー型をのせてしばらく置き、お皿の上に逆さまにして置き周囲をたたいて型から
    抜き出します。
  2)抜き出したゼリーの上に皮をむき輪切りにしたキウイーフルーツを並べ中央にミントの葉っぱを乗せて完成です。



ラズベリーのパンナ・コッタ キウイーフルーツ添え

  ゼラチンを使う時に注意すること
1)使用する前に必ず水を入れて水を充分吸わせて使うこと。
  ゼラチンが玉になってしまうのを防止出来ます。
2)生の果物と一緒にすると、分解酵素で分解されて固まらない事があります。
  缶詰のフルーツや火を通した物を使いましょう
3)レモンやリンゴなどの酸を含む物はゼラチンを固まりにくくさせますので使用する量は注意してください。入れるタイミングも、セラチンが固まりだしてから入れてください。
4)型に入れる前に固まってしまった時は、お湯を張ったボールに鍋をうかして温めると直す事が出来る
  場合があります。
5)ゼラチンの量は少し多めにした方が失敗が少ないです。

  ゼリー型の抜き方

あまり熱い布巾では、周囲が溶けてしまいますのでやや熱いお風呂程度(45℃)が良いです

ダイエット中のシェフからのヒント
1)砂糖50gの替わりにパルスイート(味の素製)を10g使う
  最近の人工甘味料は熱を加えても大丈夫な改善がされています。甘くてもノンカロリーですので少しはダイエット
  出来るかもしれません。
2)クリームも植物性のクリームを使うと飽和脂肪分(悪玉コレステロール)が少し減ります。高脂血症の人には植物性の方が良いかもしれません。少し泡立てるのに時間がかかりますが、使えます。
3)ジャムにも甘さ控えめや人工甘味料を使ったものも市販されていますが、少し値段が張るのが難点です。

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