☆信号管理室2


画像提供:小糸京三(ふそう)様

(19) 管理室1の画像4でご紹介した京三のヒョロ&量産折衷型、こちらはそのMサイズバージョン! M型だと余計に量産型のイメージが強まるので、それだけにヒョロってるひさしとのギャップはさらに大きいですね。さらに、阪急宝塚線三国駅付近にもこやつがいることが判明!(MかSかは不明) はやく実物を見てみたいものです〜。


画像提供:遙様

(20) メーカが松下電工か、又は樹脂製なのかで迷っている灯器です。皆様はどちらだと思われます? 色合い的に樹脂ってる可能性もあるのですが、形状的には松下も捨てられません。もしや、「松下かつ樹脂」という特濃なオチかもしれません(^^;)。まあ、普通の量産型とは明らかに違うということだけはわかります(汗)。これがどちらに該当するかについては、皆様の多数決で決めたいと思います(爆)。


画像提供:ぼくやんま様

(21) 京都市は御室・仁和寺前の信号機です。手前の灯器をよ〜くご覧いただくと、何と赤レンズのひさしがパッカリと開いているではありませんか! メンテナンスか何かで手入れしたあと、戻し忘れたのでしょうか? ともかく、信号機がこのような状態で見られることはまずありませんので、非常に貴重な光景です。でも信号機って、本当にひさしあってのものだというのがこの画像からもお分かりいただけるかと思います。


画像提供:小糸京三(ふそう)様

(22) 栃木県・日光で撮影された信号機で、必殺「赤だけM信号」です! いやはや、何とも不気味でよろしいですねえ(^^;)。おそらく遠方からの赤の視認性を向上させるための措置と思われますが、全部Mでもいいのでわ?というツッコミはおいといて、M型レンズ(直径30センチ)とS型レンズ(直径25センチ)をこれだけ分かりやすく比較出来る例も他にありません。灯器は日本信号初期の量産型のようで、S型についてはボロ灯器タイプのもの(ひさしが内側)、M型は完全な量産型となっており、ひさしの大きさも異なっています(この点については追い追い解説したいと思います)。こんな信号機、他にあります!?


(23) 京都市・蹴上(けあげ)交差点で三条通西向に設置されているスーパーネタな信号機です。何と言ってもまず灯器! おそらく小糸製(?)と思われる角型灯器は、左方向から見えないよう覆い状になったひさしである点がネタ1、下部に設置されている矢印灯器は、この形状からして何と京三おたふく信号機(管理室1の画像18)の矢印バージョンというレアものでネタ2、そして極めつけは地名看板! この昔ながらのスタイルの地名看板は、京都市内でもここ蹴上交差点にしか残っていないと思われるシロモノで、青地に白抜き字の独特の雰囲気が何とも言えません〜。京都市以外の方でも、これは一見の価値は大アリですよ!


   

(24) こりゃ凄い! 京都府宇治市の県(あがた)神社前交差点にある信号は、もう「撮れ〜!」と言わんばかりのネタでございます。左画像がその交差点全景なんですけど、手前から丸型灯器、角型、そして京都市内ではもうここだけと思われる箱型の3タイプが、見事なまでにメーカも全て同一(京三製)で揃っているのです! もうこのセンスには脱帽、さすがは宇治市です(^^;)。右画像がその最たるネタである箱型灯器のアップで、この箱型特有の雰囲気が何とも言えません。取材した2001年6月時点では現役ですが、この先いつまでもつかは、ご覧の通りネタがネタだけに何とも危ういところです。皆さん、宇治へGOしましょう!


(25) ちょっとわかりにくいかもしれませんが、ここは京都と奈良を結ぶ国道24号線の途中地点、京都府は伊勢田付近。京三製の角型灯器があるのはお分かりいただけると思いますが、よく見るとこれって今では貴重な上下式配列で、しかも主灯器である上の信号が、小糸の丸型後期Mサイズなんです。上下で、年代もメーカも違うものがくっついているなんて! また他に、前後式でも京三丸型&京三角型と言った例が小倉交差点、八幡市内でも確認され、もう国道系の面目躍如と言えましょう(^^)。


(26) なななんと! 見慣れない縦型灯器やなあと思ったら、こやつは小糸製角型の縦型でわないですか! 最近は縦型自体がレアで、丸型版でも珍しい部類に入るのに、角型時代の縦にお目にかかれるとは感激も最高潮・・・! さすがやってくれます、文句のつけようがありません。上の本灯器は小糸製の丸型初期タイプで、本灯器よりも縦灯器のほうがボロいのです。場所は京都府城陽市の城陽新池交差点で、背景に見える架線はJR奈良線です。


(27) 出ました一体型集約灯器! 管理室1の画像11で宮城県仙台市内の例をご紹介しましたが、こちらは大阪府茨木市内です。ここは非常に狭い道の小さな交差点のため、内部に歩行者信号は付いていません。また、一体型集約灯器の赤が点灯している面は、位置が実際の道路とややずれており見づらいことを考慮してか、通常の灯器(京三ヒョロSサイズ)を設置して補っています。う〜ん、それにしても気になるのはこの灯器のメーカ。一見すると表情からは日本信号丸型初期型と通ずるものがありますが、そこはお約束のどんでん返し、聞いたことのない「名古屋電気工業」製であります(謎)。めっちゃ気になる〜!!

 この「名古屋電気工業」は、名古屋鉄道(通称:名鉄)のグループ企業です。社名の通り、電気関連の会社なのですが信号灯器のメーカーかと言われると『?』です(^^;)。ただ交通信号に深く関わっているのも事実。愛知県内の信号は、大体この会社がメンテをしています(名古屋電気工業についての情報提供:n-yajima様)。


(28) 何ともマヌケなお顔です。それもその筈、本来あるべき赤レンズのひさしが、そっくりそのまま取られちゃってる〜! しかもモノが大阪府内限定の「ツッパリリーゼントひさし君」だけに、余計にこの姿に哀れさを感じてしまいます(汗)。いかなる理由かは知りませんが、ひさしを取った人、器物破損はいけませんよ! ちゃんと元に戻してあげて下さい。あ、でも、このままの姿もそれはそれで愛嬌もありますから、このままでもいいという気持ちもあって複雑です(^^;)。場所は大阪府高槻市内です。


(29) スクランブル交差点では3方向へ灯器を設置する必要性から、「歩行者灯器のなる木」状態が見られ、ここ大阪市の阪急十三駅前も例に漏れません。がしかし! その3つの灯器が全て違うタイプときたらどうでしょう!? 左から、斜め横断用の小糸製灯器、おびただしい錆びが疲労感を感じさせいい感じ(爆)のツッパリリーゼントひさし君、そしてリーゼントとは一味違ったツッパリ具合の灯器と、実に見ごたえがありますねえ〜(^^)。狙っているのかな? いつまでも交換されないことを祈ります。ちなみにこの交差点の本灯器は京三ヒョロです。


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