橋本みつる著作リスト_コミックス
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 一部特殊マンガ家 橋本みつる の著作リスト(コミックス)。各コミックスへの短評付き。ファンサイト「太陽の映る場所」の更新が止まっているので、その内容をベースに最新情報をアップデートしていきます。
(2011年までの情報は「太陽の映る場所」掲載のリストに準拠しています)


橋本みつる著作リスト_コミックス

タイトル出版社発売日頁数
帯コピー
収録作品
短評


夢を見る人ソニーマガジンズ1999年1月9日206P
運命の、一日。 胸を貫く恋愛模様・・・異色の短編集!!
「犬ケガ」
「おとなしかったのに」
「人体星月夜」
「DANCE AWAY」
「夢を見る人」
 白泉社からソニーマガジンズへの移籍で実現した待望の初コミックス。ソニーマガジンズ「別冊きみとぼく」への掲載作は表題作の「夢を見る人」のみで、他は「花とゆめ」時代の短編を収録。個人的には橋本みつるに本格的にハマるきっかけとなった作品「DANCE AWAY」が収録されているのがうれしかった。
 「DANCE AWAY」の個人的感想はこちら


パーフェクトストレンジャーソニーマガジンズ1999年9月7日188P
私の恋はあの星より青い・・・
『パーフェクトストレンジャー』
「太陽海岸」
 「別冊きみとぼく」における初の連載作品『パーフェクトストレンジャー』と「花とゆめ」時代の短編「太陽海岸」を収録。『パーフェクトストレンジャー』は連載当時、終盤で原稿が完成し切らずに掲載されたりしていたので、このコミックス版がもろもろ修正の入った完全版。
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幼い恋ソニーマガジンズ2000年2月7日190P
(無し)
「幼い恋」
「背中をどうにかしてくれ」
「誘惑について」
「奇跡のような夢」(描き下ろしエッセイ)
 ソニーマガジンズ3冊目にして、本コミックス出版直後に発表されたソニーマガジンズの出版事業撤退によりソニーマガジンズ最後のコミックスとなった。表題作「幼い恋」は個人的には現在に至るまで幻想・SFテイストの橋本みつる作品としては最高傑作。「幼い恋」が比較的長い短編なので、「花とゆめ」時代の旧作収録は2編のみ。
 「幼い恋」の個人的感想はこちら
 「誘惑について」の個人的感想はこちら


橋本みつる作品集 GET DOWN白泉社2004年8月3日218P
(無し)
「GET DOWN」
「世界を止めて」
「背中をどうにかしてくれ」
「恋のジェスチャー」
「ごめんね好きだよ」
「誘惑について(別物)」(描き下ろし)
 2004年になってなぜか突然古巣の白泉社から刊行された作品集。ジェッツコミックスの編集部にいた橋本みつるファンの編集者からの企画で実現したものらしい。同時期に復刊ドットコムで「橋本みつる未収録作品集」への投票数が規定に達して「出版社に交渉開始」とのアナウンスがあったが、復刊ドットコム側ではこのコミックスの存在に全くキャッチアップしていなかったため、投票とは全く無関係と思われる。ただし、2014年現在は既に絶版。
 このコミックスでうれしかったのは「別冊花とゆめ」時代の最高傑作と思っている「GET DOWN」が表題作で、「GET DOWN」とその続編「世界を止めて」が収録されたこと。やはりファンの心はファンが知る、と、いったところか。描き下ろしの「誘惑について(別物)」は(別物)とある通り、同題の短編とは別物で「GET DOWN」の後日談?
 初期短編「ごめんね好きだよ」が並録されたのもうれしい。意外なところでは「背中をどうにかしてくれ」が2回目のコミックス収録。
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 「ごめんね好きだよ」の個人的感想はこちら
 「誘惑について(別物)」の個人的感想はこちら


青いドライブ新書館2006年5月25日(奥付 6月10日)174P
青春ファンタジスタ・橋本みつるが贈る、
静かに激しい、スローラブ・ストーリー。
いっぷう変わったあとがき「こっちへおいで」も必読。
「青いドライブ」
「苺の夢」
「流星」
「こっちへおいで」(描き下ろし・あとがき)
 2004年になんとウィングス新人賞に応募、入選して再デビュー。表題作「青いドライブ」はその受賞作。その後のウィングス掲載短編をまとめた新書館での初コミックス。
 「青いドライブ」の個人的感想はこちら
 「流星」の個人的感想はこちら
 「苺の夢」の個人的感想はこちら


美しいこと新書館2008年7月25日(奥付 8月10日)191P
その酷い計画は
彼女の心を
ぎゅっと掴んだ――――
『美しいこと』
「美しいこと〜みなこ猫拾い事件〜」
あとがき
 ウィングスでの初連載『美しいこと』およびその後日談をまとめた新書館での2冊目のコミックス。
 『美しいこと』「美しいこと〜みなこ猫拾い事件〜」の個人的感想はこちら


夜が美しければ(上・下)エンターブレイン2012年3月15日(発売中止) 
(無し)
(収録予定作品不明)
 ネットで検索すると引っかかってしまうので、備忘録として。
 amazon、楽天その他の通販サイトには当初1巻本として、発売1ヶ月くらい前になって上下巻として上がっていたものの、未刊行。詳細な事情は不明ですが、このコミックスは存在しませんのでご注意ください。


さらば友よ新書館2013年7月30日(奥付 8月15日)169P
(表紙側)
女の子に恋をした。最新式女の子コミック

橋本さんの描く少女は皆、
足を得た人魚のようだ。
いつか水に溶けて
美しい泡になってしまいそうだ。
――――那州雪絵
(裏表紙側)
もう寝なきゃもう寝なきゃって
言いながら止まらず、
結局寝たのは明け方4時頃だった。
私たちはたまにこんな風になる

ある朝いつものように
多理を起こしたあかりは
もう彼女とは一緒に
いられないことに気付く
どうしようもないほど、
多理で胸がいっぱいになる――

大人になる前の最後の夏休み、
涼しげな目をした
少女たちの甘く切ない想いを
静謐なタッチで描きあげた傑作集。

「ふたつの世界」
「さらば友よ」
「シスター・ストロベリー」
「木陰にて」
「星ちゃん」
「月化」
「欲望」(描き下ろし)
 ウィングスから同じ新書館のピュア百合アンソロジー「ひらり、」に発表舞台を移し、描き継がれた短編を集めた久しぶりのコミックス。帯の惹句の力の入り方と、那州雪絵のコメントに胸が熱くなる。
 「さらば友よ」「シスター・ストロベリー」は同じ二人の少女の関係を視点を入れ替えて描いた連作。あと、「木陰にて」「星ちゃん」は登場人物は違うが、同じ女子校の寮を舞台にした作品。
 「星ちゃん」の個人的感想はこちら


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