☆. SM-73:スヌーピー .☆

(SNOOPY)

- S58.07.05 Released (\.7800) -

カラースクリーン・テーブルトップ初の版権キャラモノは、スヌーピーテニス以来久々に登場のスヌーピーを使用した本作でした。

スヌーピーというアニメキャラの中でも1・2を争う人気キャラが、ゲームに (しかもカラーで) 登場するのだから、当然人気も高く現在でもこのゲーム (既にデッドストック品だけど) はかなりの高値で流通されてるらしいです。

さらに、本作は他の会社の『キャラだけ変えて内容おんなじ』などというクソゲーとは違って、実に良く出来ている (ゲームシステムもキャラの使い方も) ところに非常に好感が持てます。

画面には、下の方で玩具のピアノを弾いているシュローダー、その横で寝ているルーシー、中央で不安定な足場 (4個所アリ) を行き来するスヌーピー、上空の鳥の巣の中で眠っているウッドストック(4匹いるので、ボーイスカウトの仲間の鳥達かもしれない) がいます。

ゲームをスタートすると、シュローダーが演奏を始め音符が上空に登っていきます。プレイヤーはスヌーピーを操作して、その音符をトンカチで叩き落としていきます。上手く叩き落とせれば得点が加算されていきますが、失敗して音符が上まで登って行ってしまうとウッドストックが眠りから覚めてミスとなってしまいます。また、スヌーピーの移動する足場も気を付けて移動しないと踏み外してミスとなってしまいます (結構ウッカリミスが多かったりする>私 (苦笑))

ミスマークはスヌーピーがひっくり返った姿 (コミックスで良く出てくる足を上空に放り出してひっくり返ってる姿) でナカナカ良いところを押さえてます。通常のミスクリア制の他にチャンスタイム制も従来通り盛り込まれており、スヌーピーが次にミスを犯すまでの間2倍の得点が得られます。

100点毎に、ルーシーが目を覚まし、出し抜けにシュローダーのピアノを蹴っ飛ばし、画面上の音符が全て消えるのですが、初めてこれを見た時『あぁ、開発者はピーナッツを良く知っているなぁ』と感激しました。

余談ですが、シュローダーの奏でる音符は色と音の区別がちゃんとあり、ゲームが進んで音符が増えるにつれ、それはそれはニギヤカなサウンドを奏でてくれました (音自体も周波数が高くなっていく!)。ま、カラースクリーンデスクトップシリーズは、どれもサウンドが派手でしたけどね。

さて、肝心のチャーリーブラウンはどうしたかというと、アラーム時刻になると画面の右端にハンドベルを持って登場します。もうちょっと出現の仕方に一工夫して欲しかったところですが、これだけの内容であれば充分合格点を付けられるゲームだといえるでしょうから、目をつぶることにしましょう (笑)

なお、後にパノラマスクリーンシリーズでも同内容のゲームが発売され、こちらも人気が高かったことを付け加えておきます (ちなみに、パノラマスクリーン版は持ってます (^_^)/)