現在の、臨港バス停「馬場谷」から少し入ったところに寺尾稲荷(今は、馬場町になったので馬場稲荷と呼んでいます)があります。
 この稲荷は馬上安全、馬術上達に非常にご利益があるとして、当時、祈願をかける者が絶えることなく、寛永二年(1705)旧東海道鶴見橋際に「馬上安全 寺尾稲荷道」という寺尾稲荷への道標が立てられました。
 鶴見図書館の際にある現在の道標は複製で、本物は鶴見神社境内に保存されています。

 言い伝えとしては、
 寺尾城主5代目の諏訪馬の助は生まれつき馬術が下手で、何とか上達するようにこの寺尾稲荷に願をかけました。すると、馬術は上達し、北条氏康の十勇士の中に名を連ねるまでになったという言い伝えがあります。
「古老が語る鶴見の百話」 鶴見区役所 福祉部都民課 発行 より引用



道標隣にある説明文

              現在の道標 (コピー)                  鶴見神社にある本物

寺尾稲荷(現馬場稲荷)


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