古くは杉山神社といい、大正九年2月10日鶴見神社と改称しています。祭神は、素盞の命(すさのうのみこと)、五十猛命(いそたけるのみこと)を相殿として祀ります。
 創建は推古天皇と伝えており、神社明細帳には「延喜式内社足ること著し」と記され、明治六年村社に列せられています。
 宝暦三年(1753)社殿の再建がおこなわれ、下って嘉永六年(1853)名主佐久間権蔵が社殿を改築しています。明治四十四年3月31日火災のため全焼して、大正四年11月再建されました。

 毎年4月29日に700年前から伝わる民俗芸能「鶴見の田祭り」が盛大におこなわれます。
「鶴見の歴史と人々の暮らし」
 鶴見の歴史と人々の暮らし編集委員会 発行 より引用
 鶴見の田祭りは、また「田遊び」とも言われ、年の初めに豊作を神に祈願する農民による素朴な予祝行事でした。
 鶴見神社に伝わるこの田祭りは、今からおよそ700年昔、鎌倉時代からこの鶴見の地に受け継がれたきた伝統ある行事です。
 しかし、この伝統ある民俗芸能は、明治の初め頃途絶えてしまいましたが、昭和五八年に地元関係者の努力により百有余年ぶりによみがえりました。
引用文献  同上



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