旅行日記

ハナウマ湾の海岸 by 太洋	ハナウマ湾の海岸 by 遙峰

　やっぱり今朝も時折雨の降る、どんよりした天気。しかし、場所を移動すると天気が良くなることは昨日も経験したので、めげずにハナウマ湾へ出かける。宿のオーナーから、ハナウマ湾は駐車場が満車になるとゲートを閉めてしまうので、早めに出かけた方がよいとアドバイスをもらっていた。
　物置にゴザやら海辺で使うグッズが色々と置いてあって、勝手に使って良いらしいので、ゴザを持っていくことにした。前回ハワイへ来たときにはゴザなど見かけなかったが、ワイキキのビーチでも丸めたゴザを持って歩く人たちがたくさんいて、最近はやりの様子。

ハナウマ湾

　現地到着10時を目標に、早めに起きて食事をし9時過ぎに出かけた。車で走るうちに次第に雲が切れてきて、とうとう晴れてきた。やはりこの時期カイルアは天候不順が続くのだろうか。
　ハナウマ湾の駐車場に入るところで、車の列。うあ、もう混んでいる。まさか閉鎖してしまっているのでは、と少し不安がよぎったが、車の列は少しづつ移動し、ゲートで駐車料金を払って入ることが出来た。一昨日来たときは、もう閉まっていた料金所だ。中へ入ってみると、確かに駐車場はほぼ一杯で、端の方が少し空いている程度。あと30分遅かったら入れなかったかもしれない。
　かんかん照りの良い天気で、海へとはやる子供達を引き連れながら、眼下のビーチを眺めると、うあ、人が一杯いる。一昨日の貸し切り状態の静かなビーチとは全く違い、どこにマットやゴザを敷くべきか少々躊躇してしまうくらいに混んでいる。ビーチへ降りる所にゲートがあって、入園料を払う。運が良ければウミガメに会えるよ、などと書いてあったり、リーフには立ち上がらないように・亀にはさわらないように・潮の流れに気をつけるように、等々の注意書きがある。
　入園料を払い、ゲートをすぎたところに、下まで降りるシャトルバスが止まっており、子供が乗りたいと言うが、４人で＄２もかかるので歩いて降りる。ちなみに、登りは倍の＄４だった。急な坂を下りていくとビーチへ。やはり、というか混雑するビーチの大半は日本人だ。

いけすの魚と

　さっそく、子供はマスクとスノーケルと浮き輪で完全武装して海へはいる用意は完了。砂浜のビーチなのだが、海にはいると深くなるに連れて砂とリーフでザラザラとなり、岩が顔を出してくる。靴はやはり必要だ。さらに先へ行くとリーフがあり浅くなっている。リーフに乗るなとの注意書きはほとんど無意味なように、みんなリーフに乗って立ち上がっている。水は、砂混じりなので濁り気味。魚が所々にいる。中に餌を与えている人がいる。その人の周りは魚がたかっている。
　浅瀬で餌をまくと、やはり魚が集まってくる。大人の膝位の深さの所に、体長30〜40cmの魚がやってくる。まるで餌付けされているようだ。うーん、なんかちょっと不自然。
　しかし、人の多さと、この不自然さを除くと、ビーチはきれいだし景色も良いのでオアフの中ではお勧めポイントなのだろう。
　昼食は、おにぎりを持参。店が１軒あって飲み物やちょっとした食べ物を売っているが、先日来たときはその存在が分からなかったので、とりあえず持参した。体を砂に埋めて遊んだり、山を作ったりと砂遊びもけっこうできる。前回の旅行で、マウイ島キヘイの砂浜でビデオに砂が着いてダメになってしまったので、今回は口つきのビニール袋で保護したが、キヘイほど砂が細かくなかったので不調になることはなかった。（旅行後、１眼レフカメラのあちこちが不調になったが）
　２時過ぎまで遊んで帰ることにしたが、日差しをよけるところがないためかなり焼けたようす。まだ日が高いので子供達は帰ることを渋ったが、昼寝もしなければならないので。子供は車に戻って、その中で着替える。車の中で寝ても良いように。大人は水着のまま帰る。
　駐車場を出てワイキキ方面に下ったところに、先日マクドナルドを食べたショッピングモールがある。そこのフードランドで、夕食を買い出す。食料買いだし時にはいつも、美味しいフランスパンはないか探すのだが、なかなか見あたらない。ここのフードランドにもあまり美味しそうには見えないバゲットがあったので、仕方なくそれを買う。その手のパン屋は無いのだろうか？

板に付いたマスク姿

　ワインを買うことにして、物色する。特売品が並んでいるのだが、カードがあると安くなると書いてある。カード無いもんなあ。あ、まてよ。先日コナの店で何やらカードを無料で作ってくれたが・・・。あ、財布に入っていた、Makaiカード。ラッキー、特売品を安く買える。よくよく注意してみると、カード特典の特価品が色々とある。これは次に来たときには要チェックだな。子供達は眠くなってきたのか、ぐずぐずしている。宿へ帰って昼寝をしたら、アイスキャンディーをあげる約束をして、買い物を済ませて戻る。
　帰りの車の中では、すっかり昼寝状態。

宿でしばし休息すると、もう夕方だ。カイルアは少し天気が持ち直してきたようで、夕暮れが見える。妻が夕食の支度をしている際に、着かない着かないと言っている。何かと思い見ると、電気式の調理器が切れている。全てのコンロとオーブンがつかない。弱ったなあ、これでは何も作れない。
　仕方がないので、オーナーに電話するが留守電になっている。メッセージを入れておくが、夕食をどうするかという差し迫った問題を解決しなければならない。大体、この宿はキッチンも狭いし調理用具が揃っていないし、調理台も小さいし、流しはすぐ詰まるし、等々妻の不平をとりあえず聞き流す。調理台全てが一度に壊れるとは考えにくいので、電源を疑う。そう言えばキッチンの真下は、倉庫兼洗濯機・乾燥機置き場だ。ブレーカーがあるかも。 　洗濯物を乾燥中だったので、しばし乾燥機をつけっぱなしだったはずなのだが、乾燥機も止まっている。もしや、ブレーカーが飛んだのか？
　あたりを見回してみると、配電盤らしきボックスが。開けてみたら、ブレーカーが並んでおり、１つ落ちている。さては、と思いそれをオンにして乾燥機をつけてみたら動き出した。念のため、乾燥機を消して部屋に戻り調理台のスイッチを入れたら、ランプがついて加熱を始めた。うーむ、やはりブレーカーが飛んでいたんだ。その後何とか事なきを得たが、今までどうして問題にならなかったの？
その後、オーナーからの連絡はなく、もし復旧しなかったら、と思ってしまった。Vacation Rentalはホテルとは違って、トラブルが生じたときの対応が期待できないんだなあ。