旅行日記

 一路ホノルルー＞コナへ
（子供達の絵日記を添えてあります）

飛行機の窓 by 太洋	２つ乗った飛行機 by 遙峰

　搭乗口でしばし並んで機内へ。席は２０Ａ〜Ｄ。お、ビジネスクラス直後のスクリーン前の一列だ。良い席じゃん。箱崎効果か。窓際から子供達２人・妻・廊下を挟んで私と座る。出発は多少遅れて２１：３０頃。普通なら子供達は布団に入っている時間だが、今日はとてもテンションが高い。寝る雰囲気などみじんもなく先ほど買ったおもちゃで遊んでいる。これは寝かしつけるのに手こずりそうだ。
　フライトは比較的順調であまり揺れることもなかった。でもやはり機内食はいただけない。ちなみにメニューは鶏肉のグリルとライスのとニンジンの付け合わせに、いなり寿司、そうめん、果物。鳥はスパイスで味をごまかしているし、そうめんはのびきっているし。まあ許せたのはいなり寿司かなあ。仕方ないね、機内食は。ビジネスやファーストクラスならば多少は改善されるのでしょうが。
食後映画の時間となる頃には、子供達はやっと寝静まり、我々も落ち着いて寝ることが出来た。でｍ今回は眠りが浅かったなあ。かなりの頻度で目が覚めた。映画が終わる頃には長男太洋が目を覚まし、テンションの高さを誇示していた。現地に着いてからもたないぞ。
　ホノルル空港にはほぼ定刻で到着。降りた瞬間、なんか予想より涼しい。日本から到着する便のほぼ最後の便だったので、入国手続きもそれほど並ぶことはなかった。baggage claimで、コナまでのタグの着いた荷物を拾い、ほとんどフリーパスの税関を抜けると、出たところにユナイテッドのリチェックカウンターが。そこで荷物を預けてアロハ航空の搭乗口まで機内持ち込みの荷物だけを持って移動。結構楽だ。途中アロハ航空のカウンター前を通り過ぎたが、そこは長蛇の列。箱崎ですでにチケットを受け取っていた我々は、チェックインの必要がないので、それも省略。
　搭乗口のロビーで出発を待っていると、アロハ航空の日本語のアナウンスが。あれ、前も日本語の案内あったかなあ。確かに、日本人の団体さんなど日本人比率が以前より増しているような気もする。
 　飛行機の搭乗は小さい子供連れのため優先。５才以下優先らしいので今回が最後の特権だなあ。さばよめばもう少し行けるか？機内では前回の経験より、左側に座る。すでに乗っている人が多少いる。おそらくどこかを経由しているのだろう。みんな左側に座っているので、慣れた人たちか？
予定通り飛行機は飛び立ち、予定通りワイキキからダイアモンドヘッドを左側の窓から眺めた。機内の案内も英語と日本語だ。以前は日本語の機内放送あったかなあ。
　しばらくして、機内サービスのコナ珈琲あるいはフルーツパンチジュースがあわただしく配られ、あわただしく飲み干すと、もうハワイ島が見えてきた。
黒い・・・

コナ空港にて・乗ってきたアロハ航空機

溶岩で出来た火山島だ。飛行機が高度を下げるに連れて、視界に入るものが黒一色になっていく。コナの空港は溶岩で出来た平地のただ中に作られており、石積みのブロックは溶岩を切り出したものが使われていた。ふと、三角州にある玉石垣で作られた富山空港を思い出してしまった。
飛行機はタラップで降りる。ホノルルで感じた涼しさは朝の涼しさだった。日差し伸したでは結構暑い。日陰にはいるとしのぎやすいが。コナ空港はＪＡＬの直行便が飛んでいるわけで国際空港だが、ドッキングゲートなどない。空港の搭乗口前のロビーはオープンエアーだ。どこかのショッピングモールのようだ。すごいのどかでローカルな雰囲気がよい。Baggage Claimも無論Claim Tagなど確認しない。そんな必要ないのだろう（か？）。
客を呼び込み中のタクシーの運ちゃんが声をかけてくる。レンタカーなのでノーサンキューと言うと、親切にもレンタカーのカウンターの場所を教えてくれた。道を渡った向こうだよって。なかなかのどかで良い。
　レンタカーのカウンターは、出口を出て右へ道沿いに３分ほど歩いたあたりの、道の向こう側にある。マウイのようにピックアップのバスの必要は確かにない。途中、スペースシャトルの飛行士で日系２世のオニズカさんの博物館があった。名前は知っているが、どんな人だったかな。

コナ到着その後
　Ｈｅｒｔｚレンタカーのカウンターはおばさんが２人。先客があって、待つ。対応はいたってのんびり。その後我々の対応をしてくれたが、結局車が回されてきたのは３０分もたった頃。車はカウンター浦の駐車場に回送されてきた。チェリーレッドというかバーガンディーというか、つまりえんじ色のＦｏｒｄ　Ｗｉｎｄｓｔａｒと言うミニバン。３列シートの６人乗り。とてもゆったりしている。が、スーツケース２個を入れるためには３列目の席をめいっぱい前に出さねばならない。車両感覚を確かめながら空港を後にする。道はいたって簡単。走り出してから気がついた。あれ？運転席を前後にスライドさせるレバーがない。どうやって動かすのだろう。まあ、いいか。運転に支障無いから。
　荒涼とした溶岩の平地の中をコナの町へ向けてドライブ。所々に石を積んで書かれた文字が見える以外は溶岩だらけ。単調な景色。ものの３０分も走らないうちにコナの町に着く。あれ、次男の遙峰はもう寝ている。しかし長男の太洋はハイテンションが持続している。昼をその辺で適当に食べようというもくろみが崩れた。そうこうするうち、コナ・コースト・ショッピングセンターに到着。店の様子を探りに妻が出かける。まずまずの品揃えらしい。チェックインまでまだ時間があるので、宿に着く前に今日の買い出しをしてしまおうとの予定。とりあえずここで買うのを保留して、Ali'i Drive沿いの店もチェック。それらは期待していたスーパーマーケットのようなものではなく、洋服・雑貨・土産物の類を売るショッピングセンターであった。
　気を取り直して引き返そうと思ったが、とりあえず宿の場所だけでも確認しておこうと予定を変え、The Sea Villageまで走る。場所は一番海沿いを走る道のAli'i Drive沿い。その道沿いにコンドミニアムやホテルが点在している。看板を見落とさないように注意して走ると、宿は容易に発見できた。ついでに敷地に入ってみた。車のスピードを落とすためのバンプを乗り越えたりしたら、太洋の気分が悪くなってきた。とりあえず止まって降りてみる。

宿のプール・スパ by 太洋	駐車場と宿の部屋 by 遙峰

　宿は２階建てのロッジ風な作りで、合計４棟。１棟に１０〜２０部屋あるようだ。Officeがあるので訪ねてみる。が、１２〜１３時はクローズしている。時刻は１３時５分前。建物の部屋割りが書かれていたので、我々の部屋４１１４号室を探す。一番奥だ。行ってみよう。
　敷地の一番奥の１階に玄関があった。１階だ、荷物運びが楽だ。とりあえず社外の空気を吸って、ハイテンションの太洋の元気も回復したようなので、先のショッピングセンターへ戻って買い出しをしようと車を引き返した。Officeの前を通りかかったところ、ドアが開いている。中にはおばさんが１人。ダメ元でチェックインできないか聞いてみる。意外にも気軽にＯＫだった。結構アバウトな感じ。でもラッキー。
　荷物一式と寝ている遙峰を運び込む。部屋はタウンハウス形式でキッチンとリビングが１階、２つのベッドルームとバスルームが２階。部屋はオーシャンフロントで約１０mほどで波打ち際、ラナイの眼下に防波堤がある。海辺は岩場だ。２階のメインベッドルームは海に面した１面が海だ。すばらしい。建物は木造で外観は比較的古そうに見えたが中はきれいに管理されている。階段を上がったり降りたりとハイテンションを持続している太洋を何とか寝かせようとするものの、なかなか寝ない。そのうち妻も寝てしまった。仕方ないので、ベッドで太洋の横に寝てあげる。一緒になってうとうとしていたら、妻が起きて覗きに来た。もう１５時だ。
　そういえば、昼を食べていないので空腹だ。とりあえずの食事とすぐに必要な水やビールなどを私が先のマーケットまで買い物に行く。

シービレッジ・バスにて

結局昼は現地製造のカップラーメン。本場直輸入の日本産は２倍以上高い。しかし、日系の人口が多いせいだろうか、日本食関連の食材がワイキキやマウイよりも多いように見えた。今回はトラベラーズチェックを持っていった。買い物の際にそれを出したら、ＩＤｗ見せろという。ヤバイ。小銭入れにそれだけ入れてやってきたため、パスポートはおろか、クレジットカードや免許証までない。ん、待てよ。国際免許があった。番号が非常に長いため店の人は驚いていたが、日本の国際免許を見るのは貴重な体験だろう。興味深げな表情をしていた。以前にもアメリカのどこかで、どこかの店で国際免許を見せたら興味深く見られてなかなか返してもらえなかったことがある。とにかくでかすぎるよ、あれは。権威主義の象徴みたいで。何とかしてくれないかな。
　部屋に戻って、妻とカップラーメンをすすり、そろそろ子供を起こさないと、プールには入れないし（ハイテンションな太洋を寝かしつけるときに、早く寝て起きたらプールへ行けると約束したので）、時差ボケになるので子供達をたたき起こす。
　私が買い出しに行っている間に、妻が事前にプールの様子をチェックしたところ、みんな本を読んでいてとても静かだということであった。うちの猿のような子供達を連れていったらひんしゅくを買いそうだなあ、と案じつつプールへ。そこでは、小学生の高学年らしきアメリカ人の子供達がプールで我が物顔に遊び回っていた。一安心。 　やはりここでも見つけた。スパがあるが、１２歳以下の子供は健康上の理由からスパには入ってはいけないと。日本人の子供は毎日風呂に入っているというのに。しばらくプールで遊んでいた遙峰が寒いと言って戻ってきた。では、スパに入ろうと連れていったら、なにやらそこに入っていたアメリカ人たちがぶつぶつ言っている。面と向かって言われたら日本人は子供でも毎日風呂にはいると言ってやろうかと思ったが、あえて言ってくる人はいなかったので、のんびり温泉気分。
　プールを上がった時にはもう１８時をすぎており、食事の買い出しに出かける事にした。疲れているので、総菜を買って食べようと思ったら、先のコナコーストショッピングセンターの総菜売場はきれいに片づけられていた。仕方ない、外で食べよう。
　明日の朝食などのため食材を仕入れて、ショッピングセンター内にあるシズラーステーキハウスへ。カフェテリア形式なんだけど、メインディッシュの肉は焼けたらウエイトレスが運んでくる。私はバーベキューリブ、妻はシズラーステーキを頼み、子供達とわける。バーベキューはケチャップベースのソースで私は好まなかった。ステーキは、肉はとにかく固かった。楊枝が必須アイテム。リブは柔らかかったけど。

シービレッジ・ラナイにて

　部屋に戻り、子供達を寝かしつけた。その後風呂に入る。バスタブにお湯を張って入っていたら、どこからかアラームらしき音が。うちとは関係ないだろうと、そのまま入っていたら、下から妻の呼ぶ声が。なんだか分からずに下に降りてみると、台所の上から水が漏れている。丁度今入っていた風呂場の下だ。そして、誰かが玄関に来て妻と話している。どうやら、風呂からだろう。訪ねてきた謎の人物はアラームの場所やらをひとしきりアドバイスしてくれた。漏水アラームだった。それを発見し止めることが出来たが、ひとしきり謎の人物が話をして帰っていった。だれだ、あのおじさん。
　いよいよネットに接続できるか挑戦。幸い宿の電話はローカルコールは無料とのこと。まず、アサヒネットのアクセスポイントにつなぐ。お、メールがダウンロードできる。よし、会社の先輩山田太郎さんにメールしてみよう。あれ？、何度やっても拒否されてしまう。次に、この旅行記をアップロード。お、Ｔｅｌｎｅｔでのアップロードは出来る。ではＷｅｂで見てみよう。あれ？アクセスが拒否された。うーむ、困ったなあ。
　Niftyはとりあえず問題なく接続できるようだ。メールの送信はＮｉｆｔｙからしておこう。
オーシャンフロントのラナイからは半月の月がよく見える。波の音が良く聞こえる。