磯の魚たち > 魚(幼魚)の画像 ハ行 ハナオコゼ タイドプール(潮だまり)や浅瀬で見られる小さな魚たちの紹介

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ハナオコゼ 〔 ハナオコゼ 〕
カエルアンコウ科
 見られた時期:7月

磯では、探そうと思っていても、なかなか見つからないものですが、タイドプールをぼんやりと眺めながら、一息ついている時に、海藻をガサゴソ?掻き分けながら出てきた。この磯で見られるのは稀。

一応泳げますが、魚のイメージとは随分とかけ離れた容姿をしております。

写真を撮っていて気が付いたことなのですが、普通の魚に見られるエラというものが見当たりません(カエルアンコウ科全般)。では口から導入された海水は何処から排出されるのか?

エラ(鰓孔:サイコウ)は胸鰭の付け根にあり、ここから排出されます(写真の矢印)図鑑によると、水中の移動にも使われるそうです。
撮影個体:5cm(成魚:14cm)
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ハナオコゼ 左の写真は獲物を探しているところの図。

超巨大なものがこんな格好で水中から出てきたら、浜辺はパニックになりそうです。

獲物を見つけるとジリジリと歩み寄って距離を詰めていき、一瞬で呑み込む。

基本的に魚食魚であることから、同じ水槽に小魚は入れられません。こちらで用意した人工餌、乾燥餌、冷凍小魚などには一向に見向きもせず、ただひたすらに生き餌のみ(イソエビ)を食していました。

2週間でひと回り程大きくなってしまったので、元の海へ帰っていただきました。
本や資料等による日本近海での分布
日本各地
撮影個体:5cm(成魚:14cm)

 学名:Histrio histrio

2007年1月、日本魚類学会「日本産魚類の差別的標準和名の改名最終勧告」により、イザリウオ科 → カエルアンコウ科へと変更
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