旨いワイン屋発見

 むむむ。感慨深いですな。今日で北海道生活も終わり。今日のPM5:00十勝港からフェリーに乗って、晴海に帰るわけです。


 さておき。
 昨日、とうとう帯広市内で美味しいごはんやさんを見つけました。

 大通り(本当にそういう名前の大通りなのだ)沿い、9丁目にある「ワイン・ケラー」というドイツ料理のお店。

 ドイツワイン・国産ワインが多数置いてあり、十勝で穫れるジャガイモやチーズ、鮭などをドイツ風にアレンジした料理を食べさせてくれる。

 試しに国産ワインの白を飲んでみた。国産もののワインって、甘すぎるか、酸っぱすぎるかで、コクを出さずにエグ味ばっかり、っていうパターンばかりなのが普通である。
 ここのは、美味しかった!ブドウの匂い・味がちゃんとして、後味がヘンに残らない。保存状態もよい(店にワインセラーがある)のだろう。

 マスカットで作ったワインのように軽くて爽やか(私たちは、邪道だがら、甘口が好きなのだ)なので、すぐ飲んでしまった。


 オードブルはチーズ盛り合わせ。おフランス産に混じって、十勝の新得町で作られた98年日本大賞を取ったという「ラクレット」というチーズも、皿に載ってやってくる。付け合わせはライ麦(自家製と思われる)パン。

 へぇぇ、日本でも美味しい本格的なチーズを作ってるんだ、と感心する。セミハードタイプのコクのあるチーズ。熱を通した方が、より美味しくなるのだろうな、という印象を受けた。

 牛頬肉の煮込みとソーセージ、タルタルステーキ(牛生肉を卵の黄身と8種類のスパイスで和えたもの。)ラクレットチーズ・ポテト(男爵をふかしてつぶし、その上に先ほどのチーズをたっっぷりかけてオーブンで焼いたもの。かき混ぜてあつあつを食べる)、全部美味しかった。


 この辺で、ワインをもう一本頼む。

 面白いから、国産の赤を頼む。…出てきたのは、池田町の「ワインの城」で作られている赤ワインだった。
 …でも、ワインの城で飲む同じワインより、保存状態が比較にならないほど良いからか(多分、新酒の状態で安く購入して、自分の所の蔵で寝かせておくのだろう)、美味しい。

 なかなかやるじゃない。と思っているところで、豆サラダ(自家製ドレッシングをかけて食べる)とザワー・クラウツ(温かい!)が出てくる。

 どれも美味しかった。
 きっと、ドイツ産のワインも美味しいのをそろえているんだろうな、と思いつつ退散。

 全部で16,000円ちょい。…これだけ飲み食い(だって、ワイン2本飲んでるのに!)して、この値段は、結構お得だと思う。

 ただ、主人がこだわりを持っているお店なので、1回話しに捕まってしまうと、長いのが、ミソ(笑)。
 夫婦でほとんどを切り盛りしている、わりにこじんまりしたお店です。


 ノブ、すっかり酔っぱらって車の中でダウン。

 私の運転で(おいおい、免許不携帯の上に、飲酒運転かぁ!?)、その辺の公園でビバーク。…変質者のようである(笑)。

 …ってな感じで。ブラックアウト…。

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