2 広島風お好み焼き

 車を飛ばして広島市内の平和記念公園へ。
 ぎりっぎり19:00に到着。ふぅ。やれやれ。

 久美子と、久美子のお母さんに挨拶もそこそこ、2台の車で山陽線、横川(よこがわ)駅裏の「みっちゃん」という広島焼き(お好み焼き)のお店へ向かう。
 このお店、暖簾分けであちこちに店が展開しているということだが、久美子と久美子のお母さんはこの横川駅裏の「みっちゃん」が美味しいよ、と言う。

 ここのウリは、(久美子曰く)手打ちのうどんと(マップルマガジン曰く)新鮮なキャベツなのだそうだ。
 ベースとなるキャベツ入りのお好み焼きに、どんどん自分の好きなトッピングを入れていく形式。久美子と、久美子母はうどん、生イカ(揚げイカもある)、ネギのせをチョイス。私はそれにチーズをプラスしたもの。ノブはそば、海老、ネギのせ。

 目の前の鉄板で焼いてくれて、はいっ、と出される。それを上手く一口大に切り分けて、へらに乗っけて豪快にほおばる。

 …うん。確かにキャベツの旨味がよく出ている。うどんもむっちりしていて美味しい。

 でも、何と言っても一番美味しかったのは上にたっぷりとかけられた刻みネギ!
 ネギは関西風の青ネギで、エグ味が少なく、すっきりしている。私のイメージでは、お好み焼きの上には青のりと鰹節!なのだが、こちらでは鰹節の代わりにネギを乗っけるのか?…とにかく、このネギがくどさをうち消してしまうので、すいすい入る。

 ソースもおたふくソースより甘みを押さえた感じの「カープソース(土地柄出てるねぇぇ…)」。全体的にイメージの中の広島焼きよりもさっぱりしている感じだった。

 …お腹いっぱいになったところで、店を出る。20:20。

 ちなみに、ウチらの次の客ぐらいで「品切れのため閉店」という看板が掛けられ、お店は早くも店じまいとなってしまったようだ。結構ぎりぎりセーフだった。やれやれ一安心。


 せっかく会ったのだから、もう少しお話ししましょうよ、
という久美子母の言葉に誘われるままに、お茶をしに行く。

 広島市民球場近くの「珈琲の青山」へ(東京にも支店有り)。
 色々話をしたよ。しばらくぶりだったからね。

 久美子。久保純子と稲森いずみと神田うのに似ている(…見事に共通項のない3人だなぁ)と、思う。

 やぁぁ、それにしてもアクティブな母である。今日は山登りをした後にテニスを2時間し、その後に私たちとごはんを食べに来ている。…人じゃない。何でそんなに動き回れるんだ…(感心)。
 …だから、太らないんだろうな。久美子にしてもそうなんだけど(きっと遺伝なんだ…)、産まれてから一度も太ったことが無いという羨ましい体質の持ち主である。いいなぁ。
 思わず数年前のポカリスウェット ステビアのCMを思い出してしまう(「神様、太らない身体を下さい」「…いいえ。そんなものはありません。ポカリスウェット ステビア」…と、いうCM)かづよであった。

 考え方もポジティブで(その辺りは久美子にしっかりと受け継がれている)、話しているとこちらまで精神的に引っ張り上げられる感じがして非常に勇気が湧いた。いい刺激になった。

 …名残惜しいが、22:00に駐車場が閉まってしまうので、22:00ぎりぎりに車に戻る。

 駐車場で最後のお別れをしているところに警備員さんが回ってきた。
 …ヤバっ、怒られる!と、思いきや「東京ナンバーの車があってびっくりですわぁ。遠いところから広島へようこそ」と、にこにこ笑って言われた。

 そういうのって、何だかすごく嬉しい。広島の人のあったかさに触れた1日だった。

 山陽自動車道の乗り口の所まで、2台で併走していく。広島インターのところで久美子たちとはお別れ。窓からちぎれんばかりに手を振る久美子は、ヨークシャー・テリアみたいでかわいかった(笑)。

 さて、山陽自動車道を尾道に向かって走る。
 尾道インターの10km程手前の八幡PAで夜を明かす。

 続きはまた明日。ではでは、オヤスミナサイ…。


 朝起きて、久美子たちからもらったアンデルセン(全国展開しているパン屋さんだけど、何と広島が本店なのだそうだ)のパンを頂く。

 久美子が言っていた「あんペストリー」が、やはり一番ウマいっ。
 これは、パイ生地の中に粒あんが入ったものなのだが、「あんこ」というよりは、小豆の味がしっかりして、パイの香ばしさとマッチし、なかなか美味しかった。

 他にも色々な種類のパンが入ってた。2人で食べるのには十分な量だった(私たちの食欲をよく見抜いているな、と思った)。この場を借りて、ごちそうさまでした。美味しゅうございました。


 さて。

 尾道インターで下車して、尾道の手前の三原市へ。
 三原市の「みはらし温泉」(…一応引っかけ言葉のつもりか?!)というスパへ行く。

 入浴料は1,410円。
 浴槽5つ。普通の温泉(40度)、高温泉(44度)、フットバス、水風呂、パルス風呂(電磁波が出ていて、こりをほぐしてくれる。腰痛が軽減した!)・ジェットバス等の集まった集合湯船(38度)。それとサウナがある。
 あ、そうだ。屋上に露天風呂もあるようだが、水着を着て(貸し水着有り。…洗ってあるとはいえ、他人の着た水着を着るのにはちょっと抵抗が…)の混浴なので、めんどくさくて入りに行かなかった。

 アメニティーは、リンス・イン・シャンプー、ボディーソープ、固形石鹸、(身体洗い用の)ナイロンタオル、スポーツタオル、バスタオル、室内着。

 室内とはいえ、なかなか広い。

 壁一面ガラス窓。瀬戸内海に浮かぶ島々を一望しながら入浴できる(しかし、時折通りかかる船から丸見えなんじゃないかなぁ…)。
 残念ながら、今はガスってしまってあまり景色がよく見えない。

 泉質はナトリウム・カルシウム・塩化物高温泉(源泉は45.1度)。
 薄濁り。なめると苦しょっぱい。…飲用が出来るらしい(胃腸によい)が、あんなの苦くてとても大量に飲めないよ…。

 …これだけのものがそろっていたにも関わらず、私的評価は△〜○位。
 何でだろう?雰囲気が暗くて、広告がいかがわしい雰囲気(広告に出ているお客さんが皆外人の女の人なのは何故?)だからかしら?
 コストパフォーマンスが悪いからだね。きっと。

 まぁ、とにかくさっぱりして「みはらし温泉」を後にする。

 一路、尾道へ…。

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