また来た

 …この時期の佐渡に来るのは、実は珍しい。

 毎週末佐渡に行っているように思われている私たちだが、佐渡に行くのは3〜5月が多い。それ以外の季節は渓流釣りには向かないので、ノブが行こうとしないのだ。

 そんなノブを何とかやる気にさせ、これまた珍しく車で佐渡に向かったのであった。

 今回の旅行の目的は「写真を撮りまくること」。…HPに3月の佐渡についてを載せたのに、写真があまり良いものがなかったし、あまりにも説明がおおざっぱで少し反省したんです。…ハイ。
 …と、いうわけで、リニューアルした3月の方の佐渡旅日記もよろしくご贔屓下さいませ。


 ノブは「台風の後だから、少しは釣れるかもしれない」なんて、ちょっぴりウキウキ顔。
 夜中じゅう車で走って、一路新潟へ。
 新潟西インターで降りて、佐渡汽船ターミナルを目指す。

 新潟に来るといつも驚くのは、道がものすごく整備されている、ということ。
 マッキーこと田中真紀子氏のお父様、田中角栄先生が、故郷である長岡や新潟の道を整備しまくったということで…。

 無料高速道路(…と、みんな密かにそう呼んでいるに違いない。正確には「自動車専用道路」)を紫竹山(しちくやま)インターで降りて、10分くらい走ってターミナル。

 2:00頃、新潟港佐渡汽船ターミナル着。
 寝る。


 早起きは不得手じゃないはずなのに…。

 5:00にターミナルのおじちゃんに窓ガラスを叩かれて起こされ→ノブが切符を買いに行き(しかも、1人で海藻ソバを食べたらしい。抜けがけだっ!)→戻ってきて「おい!」って起こされるまで、全く記憶がない。

 泥のように眠っていたらしい。

 薄い雲がかかった頭を抱えて、佐渡汽船「おおさど丸」の船室へ。
 横になった瞬間にブラック・アウト…。


 8:30、佐渡両津港着。
 車に乗り込む。

 「ウルトラセブン」のウルトラホーク3号が出ていくとき(ノブ的なイメージ)の秘密基地の如く、ごごごごごぉっって船のお腹が開く。見えたのは向こう側まで透けて見えそうなほどの青い空。

 フェリーから出ていくときって、何だかいつもドキドキする。

 出て、一番最初に目に付くのは巨大な能面がまつられたモニュメント。「能の里 佐渡が島」と、書かれている。


 さて。
 佐渡は、この度の台風による影響は全くなかったそうで、雨もお湿り程度にしか降らなかったらしい。
 こうなると、釣りは全くといっていいほど出来ないので、ノブが観光につき合ってくれることになった。

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