今日の出費:1997.12/28
(1ルピー=約3.6円で計算)
ホテル:Piazza Lodge 120
スイカ 5 チョコ 8
昼食:チャーハン+蟹味噌 102
サンセット・ツアー 40
力車 30 13
ペプシ 9 フルーツ 18
合計 345 円換算 1240円



 
1997.12/28(日)快晴
*〜コーチン

 コーチン午前9時着。さっそくホテルに行き、シャワーを浴びつつ、洗濯をしつつ、ウンコをする。下痢からは完全に復調した模様。

 11時頃より街の探索を始める。日曜日でほとんどの店は休みだが、スーパーマーケットまでしっかりあるコーチンは、かなりの都市であるようだ。これまでの町の雰囲気とは全然違う。特に気になったのが、北部ではほとんど見かけることのなかったカップル同士のいちゃつく姿。それから太っている人が多くなった。きっと暮らし向きが豊かなのだろう。
 それにしても日の照り返しはメチャクチャ強く、暑くてしょうがない。12月でこれだと夏はどーなるんじゃ?と思ったが、ガイドブックによると、西海岸南部は一年中同じような気候らしく、夏に50度近くまで気温の上がる北部に較べるとだいぶ過ごしやすいようだ。

 ところで、僕はこのコーチンでの一日の過ごし方を完全に踏み誤ってしまった。街を手軽に巡るいくつかのツアーの中から、ロマンチック・サンセット・ツアーなるものを選んでしまったのだ。実はいま、そのツアーの途上(船上)でこの文章を書いているのだが、サンセット・ツアーとは文字どおり日の入りがよく見えるポイントに船で行って戻ってくる、ただそれだけのツアーだったのである。どうりでツーリスト・オフィスの人が、サンセット・ツアーを申し込んでいるのに市内観光ツアーの方を執拗に勧めるわけだ。スケジュールの都合上、明朝にはアレッピーに行かねばならない。つまり、コーチンはこれっきりということになってしまった(**;;
 それにサンセット・ツアーだからして、出航時間が夕方なので、それまでの時間を日を避けることばかりに集中して、無意味に過ごしてしまう。ばかりか集合場所を勘違いして、猛暑の中を1kmばかり、猛烈ダッシュしなければならなくなる始末。今朝方、列車の中で靴を盗まれたこともあり、つっかけ履きでの行動だったので、足には大きなマメができてしまった。

 それにしても、さきほどの日が沈んでからの乗客たちの反応はおかしかった。日が沈むまではあれほど盛り上がっていたのに、いざ沈んでしまうと、沈黙が支配するエレベータの中にでもいるかのように、みんながみんな、居たたまれない表情を浮かべ、黄昏ているのである。