昨夜、どうも気分がすぐれないと思っていたら、とうとう下痢に見舞われてしまった。深夜から夕方にかけて幾度となくトイレに行くことを繰り返す。おそらく原因は夕食のエッグカレーだろう。胸のあたりをゆで卵特有のいや〜な匂いがずーっと立ち込め、腹だけでなく、頭までが痛い。そんなこんなで今日は一日、寝台車でリタイアしていた。
バナナ以外ほとんど何も食べず、胃を空にして正露丸攻撃を仕掛けてみたところ、どうにか夕方頃には腹の痛みや卵臭さもおさまり、手紙を書いたり、本を読んだりすることができるようになる。昨日に続き、蓮實重彦の「反=日本語論」に目を通していたのだが、インドで蓮實を読んでいる自分というのが、急にこの上なくおかしなものに思えてきて、苦笑する。この本は読み終えたら、インドに捨てよう。
※追記‥‥この日の深夜に車窓から眺めた満天の星空は、とてつもなく美しかった。また、大量の流れ星かと勘違いしてしまった蛍の圧倒的な量には息をのむものがあった。 |