大ランクルのコーナー Great Land Cruiser

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残念44は乗れない!!

 大変残念な事ですが、新しい排ガス規制法によりLC44の所有をあきらめざるを得なくなりました。確かに環境保護という事は理解できますが、権力によって強制的に個人の所有物を取り上げる、というこの国のやり方に危惧を持ちます。考えてみれば、最近の数年で国政レベルでの強硬裁決が何回あったのか、強引に法案を通したものがどれだけあるのか、排ガス規制とは関係がないと思われるかも知れませんが、その強引な手法は共通しているように思えます。かってナチスは暴力的に政権を取ったように思われる方も多いかも知れませんが、実は民主的に選挙で選ばれて政権を取ったのです。ファシズムは「これからファシズムにするよ!!」といって権力を取ろうとするものはいないのです。一見民主的なポーズを取りながら、ゆっくりと内堀、外堀を埋め最後にファシズムを作るのです。ヒットラーは当時、圧倒的な人気を誇っていました。具体的な政策でも成功し失業者を減らしたのです。

 ナチスドイツと現代日本が同じであるとは思いませんが、われわれ国民がぼやぼやしていると、この国はまたとんでもない間違いをするかもしれません。はっきりいって新排ガス規制でLC44を取り上げられるのでくやしいので書きました。

 

ランクル理論

(Sorry, not yet translation.)

 この車が私の大好きな、ランドクルーザーBJ44です。もうすでに、16年も走り続けています。今はこの車を新車で買うことはできません。すでに、生産が終了して13年になろうとしています。なぜ、この車にこだわるのでしょうか。

 それは、現在の四輪駆動車は、すっかり乗用車化してしまい、本来の目的を忘れてしまっているように思えるからです。だって、道具を手に入れようとする時、例えばどんなにデザインが斬新であっても切れにくいハサミを買いますか。

 残念ながら、今の四駆はただのファッションとなってしまっていると思います。四駆って、本来荒地を走るものでしょ。それって、ゆっくり走るところじゃないですか。それなのに、羽の生えた四駆なんか。

 四駆と乗用車は発想からしてまったく別物だ、ということをいまから15年位前(だと思う。)4X4マガジンという雑誌を読んで知ったのです。正直言ってそのころの4X4マガジンというのは、なにか土の臭いがしてどこかマニアックな夢のある面白い雑誌でした。ずいぶん夢中になって読んだものです。

 乗用車は、これはもちろん乗り心地がよくて快適なものを目指す、これが基本だと思うんです。ですから、シートやサスペンション、ボディなどすべてその方向のみに作られていると思います。ですが、四駆は第一に荒れ地の走破性だと思うのです。第二番目以降に快適性がくると思うのです。したがって、あらゆる部分がそのために設計されなければいけないと思うのです。

 今は丸っこいデザインが主流です。幅よせした時に気づくと思うんですが、とっても車幅感覚がとりにくいと感じませんか。乗用車なら車高が低いので多少見づらくてもなんとかなると思います。でも、四駆は。サイドミラーはどうですか。今は、みんなドアについてますね。いくら鏡が大きくても、昔のフエンダーについていた鏡を見るより、首の振りは大きくなります。

 どう考えたって、首振りに時間がかからない方が安全でしょう。だから、タクシーだって、パトカーだって、ボントラだって本当に目的にかなった働く車はみんなフエンダーミラーなんです。

ランクルの秘密

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 BJ44は見た通り、丸くありません。サイドの縦はほとんど真っ直ぐです。これは、予想以上に車幅感覚がとりやすい。ということは、障害物をすりぬけやすいということなんです。

 フェンダーミラーはもちろんフエンダーに立っていますから、ぎりぎりの障害物をぬける時、首をたくさんふらなくても、大体の場合目の動きのみで見られます。これは便利ですよ。(特にバックしなくちゃいけない時など。)

 私が、BJ44のデザインで気に入っている所は、その独立したフエンダーなんです。ボンネットとほぼ一体化した乗用車のようなフエンダーでは、車高の高い四駆では、死角ができてしまうんです。特に左側。私の体験では、大体6〜7才位の子供が見えなくなってしまいます。

 BJ44は独立した低いフエンダーのおかげでしっかりと見えるのです。これは、もちろん荒れ地での障害物を避けるためにはとても有効であるばかりではなく、狭い街の道でも大変有効なのです。

 最近読んだ雑誌では、次期、自衛隊のジープに取って替わる車が報道されていましたが、やっぱり、独立したフエンダーのようでした。(最近、狭山市付近で見ました。)

 そんなわけで、当分この車とのつき合いは続きそうです。

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