市内中心部
二日目はバスで台北駅に出て、普通の観光に繰り出します。前に来た時は車の大渋滞に結構びっくりしましたが、仁愛路のバス専用レーンは実にスムースに我々を駅まで運んでくれました。
台北駅周辺は、MRTの工事も終わり(随分前だったのかな)、すっかりきれいになりましたが、そんな雑踏の中にタイムスリップしたような一角がここ,國父記念館です。孫文が日本統治時代に投宿した「梅屋敷」を利用して國父記念館にしたそうな。彼は日本に亡命していたこともあるのですが、何で敢えて日本旅館を記念館にしたかの真意がもう一つ分からなかった。上で触れたように後藤新平の功績があるのでしょうか。多分それは大きいのでしょう。まあ、子連れの我々は、殆ど訪れる人のいない中、本当に懐かしい感のする和風建築を味わっていました(でももう子供たちは懐かしいとは思ってくれない程、日本の建築も変わってしましましたが)。 |
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中庭。後ろに台北駅が見えます。緑豊かで気持ちよかった | 中に入ると,障子に畳そして床の間、欄間と日本そのもの。でも入ってくる光は南国のものでした。 | |||||||
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右上の写真で一番右に見えているのは、玄関の正面にあたる欄間もどきの透かし模様。正に梅の形ですね。
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故宮は今回はいいことにして、その代わりに訪ねたのは歴史博物館。MRTで小南門まで行き、ちょっと歩くと植物園の正門が現れます。なかなか立派な並木を抜けた先にあるのが歴史博物館。1階では交易の歴史に関する特別展を、2階以上は常設展主体に、現代作家の展示も混じっていたりして、結構多彩です。台湾の交易も各時代の船の模型がなかなか面白く、時間を取ってしまいましたが、3階の三彩陶磁器関係や、鼎の大量展示など、飽きることなく見ることが出来ました。 |