台北101
25 02 01.03N,121 33 51.98E
かつて我々が香港に行っている間に、台湾で大きな地震があり、建築中の超高層ビルから屋上のクレーンが地上に落ち死傷者が出たという報道がありました。(2002年3月)その時も、香港にするか台湾にするか迷った上で香港に行くことにしたことから結構印象に残っていますが、その時事故を起こしたビルがこの台北101です。この痛手から立ち直り、ようやく2005年に高層部分もオープンしました。最終日、ホテルをチェックアウトし、10時の営業開始に間に合うように路線バス263番に乗り、國父記念館で降りる。そこから歩いてビルの角を曲がると見えてきます。高い!本当に天にも昇る勢いで建っています。かつてトロントのCNタワーには昇ったことはあり、展望台自体の高さではCNタワーの方が高いのですが、こちらは建築物です。クアラルンプールのペトロナスタワー(こっちは足許に行っただけで登ってはいない)を凌いで、現在世界一の高さを誇っています。
まだ店は開いていない時間にショッピングセンターの中を5階まで上がり、チケットを買い(大人350元)そこからこれまた世界最速のエレベータ(1010m/分・・東芝製)に乗れば、一気に展望台フロアまで運んでくれます。いやいや普通の高さではない高さを感じます。殆ど航空写真を撮っているように下界が広がる気分。トロントのCNタワーからは近くのオフィス街の高層ビル、その向こうは緑豊かな住宅地、反対側はオンタリオ湖の大きな湖面と、実に鮮やかな美しさ、これぞ都市の美しさがありましたが、ここ台北の風景はアジアそのものの混沌でした。何処までも連なるビル群、その高さはまちまち。足許一帯は新市街地特有の大ブロックに、大規模施設が点在。その上には昔ながらの汚い建物が連なる住宅街・・・この統一のなさがアジア的でしょう。東京はもっとすごいことになっているはずです。でも思ったより緑が多かった。また近郊の山が直ぐそこに迫っており、そこには市街化も一部進んでいるのですが、緑のヴォリュームに救われるものがありました。 |
![]() |
||||||||||
![]() |
||||||||||
泊まった一角を見てみました。仁愛路と敦化南下路との丸い交差点が見えています。でも仁愛路の緑のヴォリュームはたいしたものですね。 | ||||||||||
![]() |
||||||||||
近くで見た第1景。8つの「節」が特徴になっています。
|
||||||||||
ちょっと引いて市の中心部から國父記念館までを入れてみました。國父記念館は強制的に退去させたかもしれません。
|
||||||||||
![]() |
||||||||||
ほぼ真北方面。國父記念館から市政府(キの形)そしてビジネスモール(?)その北側はかなり込み入った市街地になっています。本当航空写真ですね | ||||||||||