概略
銀閣寺の参道入り口の坂を左に見つつ、右手へ伸びる疎水沿いに歩く遊歩道。通称、哲学の道。西田幾多郎等、京大を中心とする哲学者達が散歩と思索と対話にちなんだ散歩道として、大変有名です。
今はまぁ、観光コースですね。ただし、先を急ぐ人はバスやタクシーで移動してしまうので、歩く人は思ったほど多くないです。喫茶店がところどころに見え、夏などは時々蛙の声が聞こえてきます。桜並木なので、初夏〜梅雨明けなどは毛虫にも注意(苦笑)。春はやさしい空気の路です。
実は私は思い入れがない
この散歩コースが大好きで、思い入れたっぷりに語ってくれる人がいます。私が中学くらいの頃に、大人でそういう人がいました。自分で確かめてみようと、大学に入ってから一人で歩いてみました。1981年かな。
うーん、気持ちいい散歩道だけど、私にはそう思い入れが湧かなかったです。ここから徒歩圏内にある鹿ケ谷の料亭などに訪れればまた印象も変わりそうな気がしますが、哲学の道とは別の話題でしょうね。
そうはいっても、ゆったり歩くのが好きな人にはいいと思います。よく訪れる方は皆さんご存知ですが、修学旅行生の多い時期やG.W.には、東京原宿の竹下通り並みになることがありますので、その点はご注意を。
道沿いのスポットなど
銀閣寺、法然院は有名なスポット。法然院は哲学の道より一段山寄りにあります。法然院を出たら、また疎水沿いに戻るもよし、そのまま疎水より一段高い路を南下してもよし。疎水沿いに戻らないと安楽寺という小さなお寺がありますが、桜、ツツキ、サツキ、紅葉のシーズンのみが一般公開。
また、疎水沿いに北から南へ下っていくと、ところどころにお土産の店や、小さな喫茶店などが見えます。叶匠寿庵(和菓子の老舗、私個人は特に好かない)が見えてくると、そろそろ終点。若王子神社の参道が見えたら、そこが終わりです。こちらに興味がなければ、ノートルダム学園へ上る坂道が見えたあたりで反対に山を下って、真如堂に赴くのもよいでしょう。
若王子神社までくれば、永観堂、南禅寺は徒歩で行けます。なお、真如堂へ行くと、永観堂に至る道からは西にずれるので、東山1日徒歩踏破コースを選んだ場合は、永観堂へ直接南下するほうが楽です。なお、真如堂に行くなら、平安神宮へ下るコースも考えていいかもしれません。
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