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篤志家ニクス氏のセリフ集   
役に立つんだか立たないんだか。

その他 ア:アンジェリーク、ニ:ニクス、レ:レイン、ヒ:ヒュウガ、ジ:ジェイドです

仲間の部屋へ行く 第一段階
ニ:おや、アンジェリーク、どうかしたんですか?
ア:ニクスさん、少しお話でもしませんか?
ニ:ええ、喜んで。ちょうど退屈していたところなのです。
ニ:あなたのお陰で退屈を忘れることができました。ありがとう、感謝しますよ。

仲間の部屋へ行く 第二段階
ニ:おや、アンジェリーク、どうかしたんですか?
ア:ニクスさん、少しお話でもしませんか?
ニ:あなたから誘っていただけるとは光栄ですね、アンジェリーク。私でよければ喜んでお相手しますよ。
ニ:今日はあなたに素晴らしい時間をもらいました。心からの感謝を捧げます。

ア:特に用はないんです。
ニ:現れたと思えばすぐ消える、あなたは移り気な少女ですね、私に用がある時はどうぞご遠慮なく。

ニ:ゆっくりと考えていいんですよ、あなたを待つ時間はまるで苦になりませんから。
ニ:あなたには知るべきことがたくさんあるはずです。何でも聞いてくださいね。
ニ:さて、次は何を?
ニ:ふふっ、慌てた姿もかわいいですね。落ち着いて何でも聞いてください。それがあなたの学ぶべきことであるのなら、ね。

ニ:せっかくの楽しい会話もすっと同じ風景の中にいてはやや興ざめですね。そろそろ場所を変えるとしましょう。いいですね、アンジェリーク。
ア:はい。
ニ:新しい紅茶はいかがですか?
ア:ありがとうございます。
ニ:さて、気分も変わったところでふたりだけの時間の続きといきましょうか。

ニ:ふふっ、あなたは本当に楽しい人ですね。話せば話すほど輝きを増し、いろんな表情が溢れてくる。
お話を続けるのも楽しいのですが、次はカード遊びでもしてみませんか?見てみたいのですよ、もっといろんなあなたの顔を、ね。
ア:はい、ニクスさん。
ア:そんな……!ええっと、あの、……、もう降参です。
ニ:私の勝ちですね。ふふ、かわいかったですよ、アンジェリーク。
ア:もう少し手加減してください。わたし、困ってしまいます。
ニ:あなたの困った顔があまりにも魅力的なのでついいじめ過ぎてしまったようですね。今度はもっと優しくお相手しますよ。
だから、また遊びに来てください。……いいですね?
ア:はい……それじゃあ失礼します。

廊下での会話
レ:へえ、あんたが海を嫌いだとは意外だな。
ニ:嫌いだなんて大げさですよ。ただ、あの海のざわめきを聞いていると胸の奥が落ち着かなくなる、というだけで。
レ:そういうのを「嫌い」って言うんじゃないのか?オレには別に嫌いな場所はないけどな。
ニ:いつも考え事をしながら歩いているから、周りの景色に気付かないだけではありませんか?
レ:自分がどこを歩いているかさえわかっていれば十分だろう。まあ、「商都ファリアン」なら目をつぶっていても歩けるけどな。
ニ:自分がどれだけ空腹なにかにも気を付けた方がいいですよ。道端で倒れないように。

女王の絵本
ニ:ようこそ、アンジェリーク。あなたの訪問ならいつでも歓迎しますよ。
ア:ありがとうございます。
ア:あら?本を読んでいらしたんですか?
ニ:ふふっ、これは恥ずかしいところを見られてしまいましたね。
ア:ずいぶん古い絵本ですね。タイトルは「女王さまの世界」……オーブハンターのお仕事に関係あるんですか?
ニ:どうでしょうね、まったく関係ないとも言えませんが……普通の女の子が女王になり災いの無い理想郷を築く……
たわいない子供向けの童話です。昔両親から買ってもらったものなのですが、どうしても捨てられなくて……ね。
ア:その絵本……

ア:女王さまのお話だなんておもしろそうですね。わたしにも読ませていただけますか?
ニ:申し訳ありませんが、お断りいたします。見ての通りの年代物でしてね、ページを開くには熟練の技術が必要なのです。
ア:あ、そうなんですか。
ニ:まあ、内容は先ほどお話ししたとおりたわいのないものですからね、
いずれこの本が不要になった時には誰よりも早くあなたに読ませてあげますよ。
ア:本当ですか?ありがとうございます。でもこんなに大切にしている本なのにいらなくなることがあるんですか?
ニ:もちろんですよ。全てのものには役割があり、役割を終えたものには静かに消える自由が与えられる。
この絵本にもいずれはそんな時が訪れることでしょう。
ア:それってどんな時でしょう。
ニ:そうですね……、例えば、あなたが私の女王になってくれた時でしょうか。

ア:大切にしているんですね。
ニ:大切……?ああ……そうかもしれませんね。例えページを開かなくてもこの絵本はいろいろなことを語り掛けてくれます。
女王のこと……理想郷のこと……そして……。
ア:そして?
ニ:……そんなところですかね。ですがまあ、どんなに大切と言っても世界で一番というわけではありません。
いつかはこの絵本が不要になる時がくるでしょう。
ア:そういうことですか?
ニ:だってそうでしょう。あなたが私の女王になってくれたらもうこの絵本の中に理想郷を探す必要はなくなるのです。
いかがですか?アンジェリーク女王陛下。

ア:そんな古い絵本は捨てた方がいいと思いますよ。そうだわ、今度ふたりで新しい絵本を買いにいきませんか?
ニ:せっかくですが、お断りいたします。この絵本は特別なのです。アルカディア中の書店を探しても代わりになるものは見つかりませんよ。
ア:(それもそうよね、ニクスさんがご両親にもらった大切な絵本なのにわたしったら……)
ニ:ですが、そうですね、あなたの答え次第ではこの絵本は捨てられるかもしれません。
ア:えっ!?どういうことですか?
ニ:簡単な理屈ですよ、私にとっての「特別」なものを別に作ってしまえばいいんです。
例えば、そう……あなたという存在を私の「特別」にするのはどうでしょうね。

ア:えっ?それって?
ア:もうからかわないでください!
ニ:からかう?私はいつだって本心で語っているつもりですが。まあ、いいでしょう。
そんなことよりせっかく訪れてくれたあなたをおもてなししなくてはね。おいしい紅茶を淹れましょう。そちらのソファへどうぞ

お手伝い
エ:ニャ〜ン
ア:ごめんね、エルヴィン、今食器を片付けているの。後で遊んであげるからもう少し待っていてね。
エ:ニャン!
ア:ふふっ!
ニ:私もお手伝いしましょう。
ア:ニクスさん!でも、今日の片付けはわたしの番ですから。
に:いいんですよ、あまり待たせてはエルヴィンがかわいそうでしょう。

ア:それじゃあ、お言葉に甘えてお願いします。
ニ:ええ、喜んで。あなたの助けになるのならこれほど嬉しいことはありませんよ。
ア:ありがとうございます。
ニ:さあ、アンジェリーク。私に指示してください。あなたの言葉を待つことしかできない憐れな僕に慈悲を。
ア:もう、からかわないでください。

ア:そんなのダメです。みんなで決めたルールだからちゃんと守らないと。
ニ:おや厳格なのですね。まあ、そういうところがあなたの魅力なのかもしれませんが。
ア:すみません。
ニ:謝るのは私の方ですよ。余計な言葉であなたの手を止めてしまった。さあ、仕事を続けてください。
ア:はい、ニクスさん。

ニ:ふふっ。
ア:あの……わたしの顔に何かついていますか?
ニ:ああ、失礼。あなたの姿につい見とれてしまって。
ア:えっ?
ニ:誰かと共に暮らすというのはこういう時間を積み重ねること、なんですね。
レ:四六時中一緒にいるというのはいいことばかりでもないぜ。
ア:あ、レイン。
レ:もちろん気の合った者同士一緒に暮らす分にはいいだろうが中には例え家族であっても一緒にはいたくない相手だっているだろう。
ニ:それはまたずいぶん贅沢な不満ですね。
レ:なんだって?
ニ:私には不満を溜める時間さえ与えられなかった。幼い頃に両親を失ったのでね。
家族と暮らした記憶はもう長い時の中に埋もれてしまいました。
ア:(ニクスさんも……)
レ:……そうか
ニ:ですから、こうしてあなた達と暮らすようになって毎日新しい発見が一杯です。
あなたにこの屋敷に来てもらって一番得をしているのは私なのかもしれませんね。
ア:ニクスさん……
レ:まあ、考えは人それぞれってことだな。
ア:あ、レイン。どこへ行くの?
レ:部屋に戻る。
ニ:レイン君は昔話が嫌いのようですね。まあ、かくいう私も好きな方ではありませんが。
ああ、アンジェリーク、片付けの続きをすませてしまいましょう。エルヴィンが首を長くして待っていますよ。

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