■旧栃木駅舎■

 2004年7月22日移築作業を行っていた旧栃木駅舎が落成し7月31日より一般公開が始まった。この保存活動は篤志家の事業費負担により行われたとの報道である。なお、改札内は、スーパーカーミュージアム(有料)となっており貴重なコレクションを間近で見ることもできる。
場所は、こちら



1.沿革と保存状況

 旧駅舎は、昭和3年(1928)に建設されたもので、2003年4月の両毛線の高架化に伴いその役割を終えた。
現役最終次期の様子はこちらから。
特徴であったドーマーウインドウもしっかり復元されている。
妻面の丸窓
待合室跡には真っ赤なロータスヨーロッパが展示されている。
ステンドグラスの明り取り窓
面には、解体時の両毛線や東武線の時刻表、運賃表、路線図等が掲示されている。
旧改札口を通ってスーパーカーミュージアムへ入る。入場券はエドモンソンサイズで、本物のはさみを使って入鋏してくれる。
改札口を出ると目の覚めるような色とりどりのスーパーカーを間近で見ることができる。ドアやエンジンルームの開閉など希望に応じてくださるとのこと。奥のラウンドハウスのような建物も貴重なコレクションで満たされている。
そのうちの1台1949年製のジャガー。EF58やC62と同世代。風防が心なしか湘南スタイルに見えてしまうのは鉄ちゃんの性か?
これらの名車たちのに混じって1両いや2分の1両の客車がいる。かつてJT「やすらぎ」の一員だったオロ12855(吾妻)の1・2エンド側半分である。
なお、この車両は引退後「わたらせ渓谷鐡道」が購入し足尾駅で保管されていたものだ。
律儀に2つのTR217台車をはいて、その様子はまさに「Bトレイン ショーティ」だ。現時点では、車内外と整備中でありお座敷の特性を生かして休憩室となるとのこと。50tクレーンを駆使して輸送・搬入したそうだ
駅前には山本有三作「路傍の石」の一節を記した石碑とともに主人公がぶら下がった鉄橋「吾一の鉄橋」が短い線路とともに再現されている。

3.あとがき

 ここにC58400C50123があればと思うのは、私だけだろうか?

ところで、オロ12855の残り半分はどこへ行ったのか?
その答えはこちらから。



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作成    2004.8.1
写真撮影 2004.7.31

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