Pro-Ject Xtension9TA用
ターンテーブル オートストップ(自作)

2022年4月21日 接点を2号機に変更


自動アームリフト&モーター自動停止動作直後の状態

 ターンテーブルのオートストップ
もう一つのプレーヤー、トーレンスTD-126 IIIは、レコードが終了後、自動でアームが上がり、回転も停止します。Pro-Ject Xtension 9TAのほうは、オーディオテクニカの自動アームリフター(セーフティーライザー)AT-6006Rを使うことで、アームのリフトアップはできるようになりましたが、ターンテーブルは回ったままです。

 リモコンでモーター電源を切れるようにはしたものの、自動で停まるトーレンスを使いなれた身には、なんか不完全な印象がぬぐえない。

 高級プレーヤーは自動停止しないもの、というオーディオ業界の変な慣習のため、こんなことになっています。大昔、自動リフトアップはアームの動きに悪影響在り、とされていたことが尾を引いている。でも、いまは、無接触で位置検出もできるから、この昔の説は成立しないし、AT-6006Rは接触式だけれど、高感度で、アームへの悪影響はまったくないです。最新のトーレンスTD-1601は、光検出で自動リフトアップ、自動停止をします。私が理想とするフローティング式だし、導入されていれば絶対買うのに、残念なことに日本には代理店がなく、未導入です

 アームのオートリフトアップはできているのだから、そのリフトを検出する電気接点さえ作れば、リレーを動作させて自動停止もできる。・・・と、ついに自作しました。まあ、そういう小細工は得意技です。

まず、こんな感じの高感度接点を作りました。
上側の接点が押し込まれると、下の接点と導通します(左:1号機、右:2号機)
2号機(右)では下の接点も薄く柔軟にして、ストロークが大きく取れるように改良。


 この接点を、下の写真のように、自動アームリフターAT6006Rのリフトバーの下に来るよう設置します。

左がオートリフト前、右はオートリフト後。
リフトすると接点が離れます。

これで、リレーを動作させて、モーターの電源(DC15V)を切れば、アームリフトと同時にモーターが停止します。

その自作回路が下の写真。

Pro-Ject Xtension 9TAのACアダプタと本体DC入力端子の間に、この回路が入ります。改造は不要です。
100μFのコンデンサは、接点がOffになった瞬間にリレーのコイルが発生する電圧を吸収して、接点でのアーク放電(火花)を防止。68Ω抵抗は、接点がOnになったときに、コンデンサに突入する電流を制限して接点での火花を抑制すると同時に、Onの間にリレーのコイルにかかる電圧をリレーの定格である12Vに合わせます。
 これらのコンデンサと抵抗を入れないと、On/Offで火花が飛んでいましたが、追加後は、暗闇でも火花が見えなくなりました。また、カートリッジからの音声信号にも、パチっといった電気的ノイズはまったく入りません。


回路の入った箱は、プレーヤの後ろに小さく収まりました。



  演奏後、アームリフトと同時にモーターも止まります。これで、うっかり回りっぱなしも無くなるでしょう。 しかし、そんなことより、私には、その一連の動きが楽しい。

余談:この工作でもっとも苦労したのは、Xtension9のACアダプタのDCプラグが、外形は5.5mmの規格ながら、中心穴が1.7mm(普通は2.1mm)と細く、市販の2.1mmの規格ジャックに入らないこと。中心棒が1.7mmのジャックは、なかなか売っていない。仕方がないので、市販の2.1mmの規格ジャックの中心棒とリングの隙間に2mmのドリルを入れて、中心棒の周りをぐるぐる回しながらジャックの中心棒を細く削る、という作業をし、やっと入りました。


(2022年4月15日)

 


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