2024 August 8月 葉月 秋風月
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2024/08/30(金)晴れのち雨
台風10号の影響で天気は不安定。という予報。
朝、空を見上げると雲は高く一部に青空が見えていた。
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写真:枇杷池(志賀高原)横手山は霧に隠れていたが下の方は晴れていた。嬉しい誤算。
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08:15 ホテル出発
08:26 長電バス→山の駅→08:43 サンバレー 09:45・・・
枇杷池・・一沼・・丸池・・志賀高原歴史博物館・・11:30 山の駅(コーヒー&ランチ)
12:00 蓮池・・
13:01 山の駅・長電バス→木戸池・・・14:14→山の駅14:22
14:26 山の駅・長電バス→14:41 高天原・・15:00 ホテル
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写真:枇杷池(志賀高原)湖畔は静か。トンボはアキアカネばかり。
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(枇杷池・一沼)09:00−
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山の駅に向かう途中空を見ると下の方が明るいので枇杷池方面を歩こうと決めた。
山の駅で湯田中行きに乗換え、数分でサンバレー停留所に到着。
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写真左:アキアカネ(枇杷池)
写真右:ツチガエル(枇杷池)
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全天の半分が青空で、白い雲が広がっていた。
駐車場を横切り緩い下り坂を下りてゆくと林の先に湖面が広がっていた。
湖畔まで下りてトンボ探ししたがここでもアキアカネばかりだ。
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写真左右:オオルリボシヤンマ産卵(一沼)水面に張り出した板道の下で産卵していた。
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枇杷池を半周回する山道を歩いてみたがここもアキアカネだらけ。
枇杷池を諦め一沼に向かうことにした。
枇杷池湖畔の東屋裏側に一沼に抜ける山道があり、200m程度で一沼に到着。
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写真:オオルリボシヤンマ産卵(一沼)時々舞い立ちしばらく周辺でホバリングしたが、最後は同じ場所に降りて産卵を繰り返した。
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沼辺に張り出したテラス状の木道からの景観は素晴らしい。
沼にはテラス状の板道があり、近くにスイレンが咲いていた。
沼を見ながら木道を歩いたらいきなりオオルリボシヤンマの♀が飛び立ち周囲をホバリングしながら舞った。
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写真:スマホでトンボ撮り(一沼)板道の真下にオオルリボシが産卵ポイントがあった。
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暫く舞った後、岸辺に降りて産卵した。
オオルリボシは昨日達成したとはいえるが、距離、天気など条件が全く違う。
思ってもいなかったが今日はベストコンディションだ。
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写真:一沼(志賀高原)紅葉の名所。志賀高原に来るたびに一沼の脇を通るが歩いたのは久しぶりだ。
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岸から水面に突き出した細い水草の束に掴まって産卵した。
板道に座り込んでオオルリボシの産卵光景を何枚も撮った。
時々2m先でホバリングを繰り返したが、飛翔姿も何枚か切ることができた。
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写真左:オオチャバネセセリ(一沼)
写真右:コマクサ(記念館)記念館の花壇に名残の1輪のみ咲いていた。
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一沼から車道を上っていくと10分程度で丸池に出た。
丸池岸辺に降りて何かいないか探すと、抽水植物の陰にアオイトトンボが見つかったがすぐに見失った。
周辺の草原にはアキアカネがいたがその他は見当たらない。
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(志賀高原歴史記念館)
ボート小屋の壁にキベリタテハが止まったが逆光でうまく撮れなかった。
再び道路に戻って坂道を上っていくと歴史博物館があり♀が見学するという。
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写真:志賀高原歴史記念館(志賀高原)ホテルの玄関部分が保存され、建物には当時の調度品や写真などが展示されている。
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ここは何度も通ったことはあったが中に入ったことはなかった。
昭和初期に建てられたスキー客用のホテルで皇族も利用したという。
格調高い木造建造物で、猪谷千春氏が使ったスキーや皇族の写真などが展示されていた。
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写真:旧ホテルの食堂(記念館)
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(蓮池)12:00−
記念館の管理人さんに蓮池に向かう近道を教えてもらった。
記念館駐車場から続く山道を200mほど進むと、ビジターセンターの大駐車場に続いていた。
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写真:オオルリボシヤンマ♂・♀(蓮池)浮草に掴まって産卵する♀(右)のすぐ近くを♂がホバリングした。
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山の駅のレストランに行って、先ずはコーヒーランチ。
最後に木戸池を異に行く積りだが、約1時間余裕がある。
早目にランチを済ませ蓮池を巡ることにした。
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写真左:オオルリボシヤンマ♂(蓮池)
写真右:オオルリボシヤンマ・産卵中の♀(蓮池)
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昨日とは大違いで静かな湖面は青空を映していた。
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池辺に降りると、ミツガシワの生えた湖面に何頭ものオオルリボシヤンマが産卵していた。
散乱する♀の近くで哺リングする♂の飛翔も見られた。
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写真:オオルリボシヤンマ・産卵中の♀(蓮池)
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時計回りに池辺を歩くと、オオルリボシの外にはやはりアキアカネばかり。
奥の板道付近のポイントには今日もマユタテアカネが止まっていた。
板道の下からパシャッと音がした。見ると@m下の湿地でオオルリボシが産卵していた。
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写真:マユタテアカネ♂(蓮池)
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反対側の湿地からもパシャッと音がして、尾繋がりになったペアが高く樹上に消えていった。
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昨日とは打って変わってオオルリボシの密度の濃さに驚いた。
少し先に進んでイグサの生えた水辺を見たら、尾繋がりのアオイトトンボが数ペア茎に止まっていた。
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写真左:アオイトトンボ交尾(蓮池)
写真右:アオイトトンボ産卵(蓮池)連結して水草の茎に止まり、♀は産卵しながら次第に下に移動。♂♀ともに水中に潜ってしまった。
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茎に止まったペアを撮っていると徐々に茎を下りて水中にもぐり、♂も水没してしまった。
こうした産卵計来はイトトンボ類でも見られるが、尾繋がりのまま産卵しながら水没していくのを間近で見たのはあまり記憶にない。
半周廻ったところだがバスの時間が迫ってきたので戻ることにした。
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写真左右:キベリタテハ(蓮池)丸池・蓮池・木戸池でそれぞれ1頭ずつ見た。高原に行かないと出会えない。
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戻る途中、池辺の石の上にキベリタテハが止まり、時折開翅していた。
漸くキベリタテハらしいカットが撮れた。
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30分程度のワークだったが昨日の数倍の密度だった。
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写真:木戸池(志賀高原)ここに来た目的はミヤマアカネとゴイシシジミ。ここでもオオルリボシがたくさんいた。
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(木戸池)13:10−
13時発のバスに乗り、木戸池に行く。
♀はコイの餌を買ってコイと遊ぶという。
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写真:ミヤマアカネ(木戸池)真っ赤な♂を見たかったが・・
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船着き場を見るとここでもオオルリボシが産卵していた。
近くには大ゴイが大口をパクパクさせていた。
コイの近づけない浅瀬で数頭のオオルリボシが産卵していた。
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写真:ミヤマアカネ(木戸池)
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岸辺の草原にミヤマアカネが止まっていた。
ここに来ればミヤマアカネに出会えると期待していたが願いが叶った。
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しかしまだ色味の薄い個体だった。
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写真左:ゴイシシジミ産卵(木戸池)笹の葉裏に付いたアリマキの集団の脇に産卵。幼虫はアリマキを喰う。
写真右:ゴイシシジミ(木戸池)何度も見たことがあるがいつも数頭のことが多い。今回は数十というかあちこちに乱舞しているのを初めて見た。
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更にささに囲まれた遊歩道を進むと、期待通りゴイシシジミが盛んに舞っていた。
それも見える範囲だけで10頭以上飛んでいた。
ここにいうことは分かってはいたがこんなに数が多いことに驚かされた。
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写真:オオルリボシヤンマ♂(木戸池)
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なかなか止まらないが、止まったところを見つけ近づいて接写した。
ササのある場所には大抵ゴイシシジミが見られた。
道路側の草原を見ると、ここにもミヤマアカネがいたが、この個体も赤くはなかった。
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写真:木戸池バス停(木戸池)
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帰りのバスの時間までもう少しあったのでさらにもう1周歩いた。
オオルリボシヤンマ、ミヤマアカネ、ゴイシシジミ・・十分に堪能できた。
14:14分発のバスに乗って山の駅に戻った。
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