2024・3 月 March 弥生 花見月
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2024/03/16(土)晴れ
暖気が入って20度tリかくなるという予報。
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写真:ホトケノザ(野々下)
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(野々下・古間木)10:00−
木漏れ日のホソミオツネンを探しに野々下に向かった。
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10時、野々下の農道脇に駐車し、古間木斜面林下から野々下斜面林下を歩いた。
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写真左右:アカガエル卵のう(古間木)少し時間が経っており、卵嚢の形が崩れかけていた。間もなくオタマが泳ぎ出す。
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今日もキタテハが目立ったが、気温が高いためか活発に飛び回りなかなか止まらない。.
古間木道脇の水溜まりを見たら、既に形が崩れかけたアカガエルの卵のうが見つかった。
間もなく孵化しそうな感じだ。
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写真左:キタテハ(野々下)
写真右:モンシロチョウ(野々下)
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野々下に向かうと畑の脇に菜花が咲き、そこにキタテハとモンシロチョウが止まっていた。
キタテハは菜花の外にもオオイヌノフグリでも吸蜜するらしかった。
周囲の草原に咲くホトケノザがあかむらさきのじゅうたんのようになっている。
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野々下斜面林下を歩き斜面林に上った。
林の入り口近くのポイントを探したがホソミオツネンは見当たらなかった。
さらに奥に進んでいくと、足元に何株か春蘭が生えているのに気づいた。
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写真:ホソミイトトンボ♂(野々下)ホソミオツネンに比べて、細長い印象。このような♂は直ぐに見分けられるが茶色い越冬型は混乱する。
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この一帯に数株あり、白い皮に包まれた蕾が見られた。
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奥のポイントに行き、木漏れ日の落ちている場所を歩くと直ぐにトンボが見つかった。
近づいてよく見るとホソミイトトンボの♂で9,10節が水色だった。
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写真左:ホソミイトトンボ♂(野々下)腹端第8−10節が青い。ここが見えればすぐに判別できる。
写真右:ホソミイトトンボ♂(野々下)頭部。眼後紋が繋がる。これも特徴だが光が乏しい林の中で小さなイトトンボのこの部分を確認するのはそう簡単ではない。
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期待通り、ホソミイトを確認できた。
この林で越冬したのだろうと思うが、ここで春先の捕食で体力をつけて産卵場所に向かうということらしい。
いずれにしてもホソミイトを春に確認したのは初めてだ。
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写真左:ホソミイトトンボ♂(野々下)4p程度の小さな茶色いイトトンボ。ちょっと見ではホソミイトもホソミオツネンも区別がむづかしい。
写真右:ホソミオツネントンボ♂(野々下)ホソミイトはより細く、ホソミオツネンはがっしりした印象だがシルエットだけでの判別は困難。
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他にもいないか、林の木漏れ日を探すとまた1つ、また一つと次々とホソミイトトンボが見つかった。
さらに探すと少しがっしり感のあるトンボが枝先に止まった。
撮影してモニターで確認するとホソミオツネン♀だった。
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写真左:ホソミイトトンボ♂(野々下)胸部背面の黒条が特徴。
写真右:ホソミオツネントンボ♂(野々下)胸部脇のマダラの斑紋が特徴。
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その後も次々にトンボが見つかった。
数日前には全く見つからなかったことが不思議なくらいだ。
特に一坪ほどの平らな場所では多数のトンボが地面近くに舞っていた。
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写真:ホソミオツネントンボ♂(野々下)
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1m平米に5,6頭もいる感じだった。
地面すれすれの場所を舞い、過ぎの枯枝などの低い場所に止まった。
地面近くが暖かっく、小昆虫も多いのかもしれない。
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写真:ホソミオツネントンボ♀(野々下)
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トンボを見つけるたびにホソミイトなのか、ホソミオツネンなのか確認しようとするが、次第にごちゃごちゃになり混乱した。
両方が混在している模様でとりあえず接写し後から判別することにした。
30分ほど頑張って接写したが、かなりくたびれた。
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写真:ホソミイトトンボ♂(野々下)
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とりあえず今日はここで終了。
少し時間を置けば色味の濃い成熟個体が舞うだろうからまた来ようと思う。
林を戻りつつ入り口のポイントを再び見たがそこでは1個体も見られなかった。
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写真:シュンラン花芽(野々下)
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2024/03/18 晴れ 北風
再び野々下の斜面林を探した。しかし1頭も見つからず。不思議だ。
18日は気温が下がって13度くらいで北風が吹いていた。こんな日にはどこかに隠れてしまうらしい。
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