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2023 4月 April 卯月 花残月


23/04/14(金) 母子島小貝川23-@ ホンサナエ羽化・アオサナエ殻多数・ギンイチモンジセセリ
*23/04/14(金) *23/04/16(日) *23/04/19-20

小貝川越しの筑波山(母子島)

用水路ブロック(母子島)

2023/04/14(金)晴れ・黄砂

毎年4月15日はホンサナエ羽化観察日程。

天気予報を見ると14か晴だが15日から崩れる。今日行くしかない。

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写真:小貝川越しの筑波山(母子島)晴れているが、黄砂の影響で筑波山は霞んで見えた。

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08:00 出発→ 08:10 流山IC 08:30 常磐道 谷和原IC 出口渋滞
08:45 294号→道の駅 売店9時 09:30-09:45

10:00 母子島・小貝川・・
10:00 用水路水門…ヤゴ… 11:40迄
11:45 →河川敷林上流部ブロック・・→河川敷林脇・・
12:30 →駐車場(昼食)

13:00 (自転車)→大谷川・合流部ブロック…→対岸ブロック‥(アオサナエ羽化殻 1)
   →小貝川土手→新大橋→小貝川土手→母子島遊水池→駐車場

14:45 駐車場→294号→道の駅・・→294号→谷和原IC→常磐道→流山IC

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写真:用水路ブロック(母子島)5個体の羽化中のホンサナエが見られた

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ホンサナエ羽化殻(用水路) アオサナエ羽化殻(用水路)

8時過ぎ出発。順調にしもつま道の駅に到着。

道の駅で休憩後、タケノコ1本買って母子島に向かった。

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写真左:ホンサナエ羽化殻(用水路)自然状態では背棘や側棘は泥で分からないが、全体的にホンサナエはのっぺり扁平で脚が長い。

写真右:アオサナエ羽化殻(用水路)アオサナエは各腹節がゴツゴツしていて短足な感じな印象なので慣れればすぐに判別可能。

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(用水路・ホンサナエ探索)10:15−

水門上に到着したのが10時。用水路は水位が低くブロックが並んでサナエ羽化を探すには丁度いい条件だ。

ホンサナエの羽化(小貝川)

小貝川の水位も低く、晴れているのに筑波山は黄砂で霞んでいた。

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写真:ホンサナエの羽化(小貝川)最初に見つけた個体は既に翅を伸ばしていた。10:18

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長靴に履き替え、用水路内側の斜面を降り、ブロックを見て回った。

ここではあまり羽化した記録がないが一応全部点検したところ、羽化殻が一つ見つかった。

しかしのっぺりしたホンサナエではなくややごつごつしたアオサナエの羽化殻だった。

羽化直前のホンサナエヤゴ(小貝川) 上半身を抜いたホンサナエ(小貝川)

羽化直前のホンサナエヤゴ(小貝川) 上半身を抜いたホンサナエ(小貝川)

タイコウチ(小貝川) 羽化後のホンサナエ(小貝川)

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写真左:羽化直前のホンサナエヤゴ(小貝川)ブロックに上り、羽化場所を決めた。まだ体が濡れている。

写真右:上半身を抜いたホンサナエ(小貝川)ヤゴの背後が割れて頭を抜き暫く直立したまま静止する。

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水路を歩いてそのまま外側のブロックに行く。

ブロック上を歩いて探すと、間もなく羽化途上のホンサナエを見つけた。

そのブロックには別に羽化殻が1つ付いていた。

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写真左:上半身を抜いたホンサナエ(小貝川)正面。

写真右:腹部を抜いたホンサナエ(小貝川)直ぐに翅が伸び始める。

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先ずは一眼とコンデジで代わる代わる記録。前かがみになり頭をテコにして腹部を抜く。まだ翅は

他にいないか周囲を探すと近くのブロックの水際近くに羽化中の個体を見つけた。

探し始めて30分経たないうちにアオサナエ殻やホンサナエ羽化個体2頭が見つかり、ほっと一息。

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写真左:タイコウチ(小貝川)近くのブロックにタイコウチが上っていた。

写真右:羽化後のホンサナエ(小貝川)翅を伸ばし乾かす。

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羽化途上のヤゴのブロックに目印を置き、下流側のブロックを探しに行った。

所々のブロックに羽化殻が付いており複数ついているブロックもあった。

黒く濡れた羽化直前のヤゴも一つ発見、さらに羽化途上の個体も2頭見つかった。

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林縁脇のブロック(小貝川)

対岸のテトラ(小貝川)

羽化途上のヤゴを見て回り、時間差を置いて写真を撮った。

結局、羽化中のホンサナエは5頭、ほかに羽化殻を多数拾うことができた。

11:45分、満足してホンサナエ羽化観察を終了。

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写真:林縁脇のブロック(小貝川)水量は普通でブロックは探しやすかったが羽化殻は見当たらず。奥のテトラでアオサナエの殻が4つ見つかった。アオサナエの羽化ピークはこの頃だろうか?

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(上流部ブロック・テトラ・河川敷林脇)11:45−

河川敷林脇のブロックを見ようと土手を車移動。

小貝川脇のブロックに出ると、水位は低くここのブロックも歩きやすかった。

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写真:対岸のテトラ(小貝川)ここではアオサナエの羽化殻1個体のみ。

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ギンイチモンジセセリ(小貝川土手)

しかしブロックでは何も見つからない。

テトラまで行き、テトラを覗き込むと、アオサナエ羽化殻が4つ見つかった。

強化数日中に複数がここで羽化している。まだアオサナエの羽化は見たことがない。

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写真:ギンイチモンジセセリ(小貝川土手)

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林縁を歩いて何かいないか探した。

ギンイチモンジセセリ(小貝川土手) ギンイチモンジセセリ(小貝川土手)

ヒメウラナミジャノメ(小貝川土手) モンキチョウ(小貝川土手)

コミスジ(小貝川土手) ベニシジミ(小貝川土手)

歩き始めて間もなく足元から鮮やかなギンイチモンジセセリがふらふらと舞い、直ぐ近くの草に止まった。

羽化して間もないらしくまだ十分に舞うことができないらしく舞ってもすぐに草に降りた。

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写真左右:ギンイチモンジセセリ(小貝川土手)

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撮影するには好都合。久しぶりにじっくり眺めながらギンイチモンジセセリを撮ることができた。

林縁を歩くと、次々にヒメウラナミジャノメが舞った。

他にはツマキ、コミスジが舞ったがミヤマチャバネは見当たらなかった。

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写真左:ヒメウラナミジャノメ(小貝川土手)

写真右:モンキチョウ(小貝川土手)

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林縁ワーク終了し駐車場で軽食ランチ。

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写真左:コミスジ(小貝川土手)この時期林縁で見られる庁はまだ羽化後まもなく、いずれも鮮やかな個体が多い。

写真右:ベニシジミ(小貝川土手)

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(小貝川・対岸他)13:00−

駐車場で自転車を組んで小貝川の対岸を見に行った。

大谷川のテトラはパス、黒子橋を渡って、対岸ブロックに直行した。

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ブロックには3人ほどルアーの釣り人。

テトラに一つ羽化殻が付いていた。アオサナエ殻だった。

集めた羽化殻(自宅)

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アオサナエ側棘

オナガサナエ側棘

結局羽化殻はこれ一つだけでここではホンサナエ殻は見つからなかった。

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写真:集めた羽化殻(自宅)帰ってから羽化殻を点検したら、ホンサナエ18、アオサナエ6、シオカラトンボ3個体だった。

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ホンサナエの羽化は時間をかけての十分に観察できたので他のポイントを探す余力もない。

上流に向かい橋を渡って折返しそのまま母子島に戻った。

14:30 終了。

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帰宅後収集した羽化殻を点検した。

気になっていたのはアオサナエと思った羽化殻。大小さまざまでオナガサナエが紛れているかもしれないからだ。

今回集めた6個を1つづつルーペで見たのだがやはりアオサナエだった。

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写真上:アオサナエ側棘。2−9節が明確に尖っている。

写真上:オナガサナエ側棘。7−9節だけが尖っている。(2019年6月3日採集)

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過去に集めたオナガサナエ羽化殻と比べると、全体的な形状は極似して大きさでも区別できないが、側棘が明らかに違っている。

4月に見つかるのはアオサナエ、6月はオナガサナエでよいだろうが、5月中に見つかるものは要注意ということ

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10:55 2023/04/18 mo

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*23/04/14(金) *23/04/16(日) *23/04/19-20


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