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解説
七色の里
土佐和紙
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(3/20) 勝ちつづけた長宗我部元親(ちょうそかべ もとちか)
は、こんどは日下(くさか)村の波川玄蕃(げんば)の城も、
とうとう攻め落としました。 玄蕃の妻は長宗我部元親の妹で
ありました。 玄蕃の妻は、今は亡き夫・玄蕃を弔うために
成山村横藪(よこやぶ)の地にかくれ住みました。 そして、
うばと二人で、世の浮き沈みを思っては
嘆き悲しんでいました。 名も養甫尼(ようほに)と変えて、
ひたすらに、み仏にすがるのでした。
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