平成11.4.12月 更新
大凶収集紀行へ '98 その1 平成10年1月2日(金)
ひかわ じんじゃ
氷川神社
埼玉県大宮市高鼻町

氷川神社初詣
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◆孝昭3年(前473)創建◆式内社、旧官幣大社(現、別表神社)
◆祭神:須佐之男命・稲田姫命・大己貴命


 埼玉県大宮市の「大宮」の地名は、「大いなる宮居」から生じたといわれます。 地名の元となった古社は、もちろんこの氷川神社です。
 氷川神社は、創建の時代がはっきりしませんが、社伝によれば第五代 孝昭天皇3年(紀元前473)で、勅願により出雲国の杵築大社 (きずきのおおやしろ)(出雲大社)を遷(うつ) し祀(まつ)り、氷川神社の神号を賜わったとされます。 「氷川」は、出雲国の肥河(簸川、現、島根県仁多郡の斐伊川)に因むといわれています。 一説には、現在の神社の神池は、江戸時代に干拓された見沼(御沼、神沼)の入江で、 水源となる泉が湧き冬には結氷したことからくるとも伝わります。 大宮・浦和・川口にまたがる広大な見沼に対する信仰も、神社の由来に関わるはずです。
 歴史上の記録では、その後、武蔵国造(くにのみやつこ) に任じられた出雲系の豪族武蔵氏に奉られ、一族の勢力伸張とともに、 武蔵国を中心に各地に勧請され、 広大な祭祀(さいし)圏を形成して来たとされます。 『神社辞典』等によると、氷川神社と称する神社は、埼玉県に162社、東京都に59社あります。 また、神奈川県川崎市・相模原市に各1社、北海道・千葉県に各1社、 茨城県・栃木県に各2社あります。 『延喜式』では、官幣の明神大社に列し、 武蔵国の一の宮です。
 祭神は、 須佐之男命(すさのおのみこと)稲田姫命(いなだひめのみこと)大己貴命(おおなむちのみこと) の三柱ですが、東南に4km離れた浦和市三室に鎮座する、稲田姫を祀った氷川女体神社 に対し、「男体大宮」と呼ばれたことから、 もとは、須佐之男命一座を祀ったとも考えられています。
 我が家が大宮に越したのは、昭和63(1988)年12月18日で、以来、年越しで出かけない限り、 初詣はこの氷川神社に来ています。地元の神社という身勝手な親近感で、 神社の由来なども知らず、ただ漫然とお参りしていただけでしたが、 この『大凶収集紀行』をきっかけに、いろいろ調べてみようと思います。

おみくじは、お金を入れて、箱の中から籤を一本取り出す方式でした(百円)
… 午前11時30分頃、 おみくじをひく

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