春が楽しみ! さくらたび
根尾の淡墨桜(岐阜県本巣市)

根尾の淡墨桜


根尾の淡墨桜は、こんな桜!
 根尾の淡墨(うすずみ)桜は、樹齢1500年以上と推測されるヒガンザクラの「1本桜」で、三春の滝桜(福島県)・山高神代桜(山梨県)とともに「日本三大桜」として名をはせています。高さ約17m、幹の周囲約9m、枝周り約30m。淡墨(うすずみ)桜という名は、白い花が散り際に淡い墨色に変化することから由来し、その昔この地で過ごしていた26代・継代天皇が上洛する際に植えたものだと伝えられています。国指定天然記念物。

 
桜の場所
 岐阜県西部に位置する本巣市の市域北部(根尾エリア)の「樽見地区のはずれにあります。淡墨桜とならぶ根尾エリアの看板スポットである「根尾の断層」からは約2km、歩いて30分という位置関係ですが、その道中にあるヒガンザクラ「板所の桜」(下記写真)にも注目です。

 
見ごろ
 例年で4月10日前後。「青春18」期間に間に合うかどうかは、微妙なところです。ちなみにこの頁の写真は、'97年4月9日に撮影したものでまだ満開には至ってませんでした。ちなみに暖かかった'98年は4月4日の時点で満開、そして'99年シーズンは4月8日ごろに満開だったそうです。

 
アクセス

(列車で)
 大垣駅から樽見鉄道に乗って終点・樽見駅下車徒歩20分。桜見物客をさばくため、シーズンには臨時のダイヤ(桜ダイヤ)が組まれ増発、名古屋からの直通列車なども運行されます。桜ダイヤの期間は、1時間に1〜2本の運行です。
 なおこの桜、遠方(関東方面など)からの見物客も珍しくなく、東京→大垣の夜行快速列車「ムーンライトながら」号から樽見鉄道への乗り継ぎ客も多く見られます(週末は乗り換えダッシュすらある)。実際に私まるしんも「青春18淡墨桜・『ながら』でGo!」と銘打って出撃しています。

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(クルマで)
 メインアクセスルートとなる岐阜市方面からの国道は時として「淡墨桜渋滞」が起こるそうです。特に開花シーズンの週末は、公共交通機関のない福井県(大野市)方面からアクセスする場合を除き、4輪車の使用は避けたほうが無難と思われます。

  


根尾の桜の名ワキ役・板所のヒガンザクラ
 
 
 

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