北緯33度33分33秒、東経133度33分33秒の交点で、モニュメントが設置されています。実はこの地点、ちょうど江ノ口川の中にあるのですが、桟橋ふうの木道が設置されており、川岸からそこまで歩いてたどり着くことができます。また、江ノ口川の北岸にある遊歩道には、それにちなんで「３３（ささ）やき通り」という名が付けられております。高知駅から徒歩15分。
 

五台山・五臺山竹林寺

　中国にある五台山に似ていることからその名が付いた山で、標高約140mの頂上からは高知市街や浦戸湾を一望できます。クルマやバイクでも登れる山ですが、アクセス車道は上り下りで異なる（それぞれ一方通行）なので注意。そのうち下る道の途中に四国八十八カ所第31番札所、五臺山竹林寺（真言宗智山派）、そしてそのすぐそばに牧野植物園（下記参照）があります。
　五台山は、高知市中心部から南東へ約４km（直線距離）。五台山を登るバスは、およそ２時間に１本くらい運転されています。山の頂上でバスを降りて眺望を楽しんだのち、竹林寺まで歩くとちょうど次のバスの時間かもしれません。なお、竹林寺ではお茶の無料提供もあり、参拝後ひと休みできます。
 

牧野植物園
　1958年に開園した、五台山の山腹にある植物園で、竹林寺山門から歩いてすぐ。「牧野」の名称は、近代日本の植物学界で大活躍した高知県出身の「草木の精」こと牧野富太郎（1862-1957）の名からとったもの。彼は日本固有の植物に学名を付けるなどの実績を残し、自分が名付けた植物に出会うと、腹這いになって頬ずりしたといわれています。なお、99年11月、植物園の敷地内に牧野富太郎記念館がオープンし、展示がさらに拡充されています。高知県高知市五台山4200-6　088-882-2601（参考：99年11月１日付け読売新聞朝刊広告）