2020年8月の陰気な男でいいですか?
20/08/31
短い時間でも楽しく。昨日に続き小型キューブ型ペンプロッタを組み立てる。今日はペン左右駆動部のモータ用ケーブルを作成。いつものテスト用モータコントローラに接続して動作を確認。久方ぶりの長ネジだったが思っていたよりもスムーズに動いてくれた。毎回書いているが直動機構が動くのを見るのは楽しいな。明日も短い時間でも手を動かそう。
今月は直動機構を楽しむ月だった。序盤は可変抵抗方式ベルト駆動ペンプロッタを1台形にした。続いてベルト駆動直動機構を直交させて M5Stack と Seeeduino XIAO で動かす XY スキャナを形にした。中盤は XY スキャナに非接触温度センサと ToF センサを取り付けて M5Stack の画面にセンサ取得値を XY で表示できるようにした。そして永らく妄想の中にしか無かった小型キューブ型ペンプロッタの具現化に着手した。終盤は ESP-NOW による無線通信機能を使って XY スキャナをジョイスティックで動かしてみた。M5StickC Plus や ATOM Lite も初めて使ってみた。新しいデバイスを手にしたり妄想を形にした所も大きいが、直動機構をペンプロッタ以外のアプリケーションで楽しめたのが一番大きかったな。来月はオンラインイベントとなった技術書典9へのサークル参加に向けた準備を進めよう。そしてオンサイトイベントとなった10月の Maker Faire Tokyo 2020 に向けた準備もビシッと進めようぜ。会場に来られない方にもペンプロッタを楽しんで頂けるよう郵送にも対応した「皆さんのデータをペンプロッタで出力してお渡し&郵送します!」への参加者が増えるとイイな。
20/08/30
懐パソ話は楽しい。本日開催の「伝説のアーケードゲームを支えた技術」刊行記念オンライントークイベントにオンラインで参加。先月末にサンプル紙面を見た時にはライトな本かもと思ったが想定以上にディープな書籍ということもあり非常に楽しいイベントだった。自分に近しい年代で似たような経験を経ている方の昔話はヤッパリ楽しいよな。そして3年前にも書いたが、人の数だけ懐パソの記憶が存在するということを再認識させてくれた。書泉ブックタワーの出版記念イベントと言えば7年前の『作れ!音デバイス」出版記念イベントも楽しかったよな。あの時色々な YouTube 動画をその場で映しながら「これがイイんだよね」と山本さんが語るパートがスゴク楽しかった。オレも自分のスキを追い続けようぜ。
オレはペンプロッタが好きだ。今日は Fablab Setagaya at IID に足を運びレーザカッターの排煙を浴びる。今月11日に可能性を感じた小型キューブ型ペンプロッタの修正版を切断した。いつものようにタッピングを行った後ペン左右駆動部の組み立てを開始。そしてスライド抵抗用とコネクタをハンダ付け。今日はここで終了。イマイチ動きがシブそうな予感がするが、勇気を持って組み立てを続けよう。明日も楽しく。
20/08/29
今日も無線通信と共に。昨日は M5StickC Plus に Joystick UNIT を接続した送信機で XY スキャナを無線操縦した。しかし送信機はもっとシンプルでもイイんじゃないか?という訳で今日は ATOM Lite を投入。昨日の M5StickC Plus 用コードから画面表示処理をコメントアウト。最初 Joystick UNIT の値が取得できず焦ったが、Wire.begin() で pin 番号を指定することで解決した。ATOM Lite はコンパクトで良いがバッテリを搭載していないのでスタンドアローンの送信機とするには一工夫が必要だな。とりあえず ATOM Lite と PC を USB 接続した状態で XY スキャナを動かしてみる。これはこれでシンプルで悪くない。でも送信機に自分の操作が表示される方がフィードバック感が高まって良いかもしれないな。そして Joystick UNIT の座標データを送信し続けると ATOM Lite がかなり熱を持った。今も昔も無線 LAN が電力喰いだという所は変わらないんだな。ああ直交した直動機構は只動かしているだけで楽しい。データに従ってビシッと動くのも楽しいけど自分で操作するのも楽しいよな。もっと素早い動きが出来るとサイコーなんだけどな。次に向かって妄想を膨らませ続けよう。
20/08/28
無線通信は楽しい。昨日は ESP-NOW によるデータ送信処理を XY スキャナ制御コードに仕込んだら M5Stack のリセットが頻発した。送信機は XY スキャナとは独立させた方がイイんじゃないか?という訳で今日は M5StickC Plus を投入。昨日の Joystick UNIT 座標データ送信コードから XY 直動機構制御部分を削除。まだ画面周りの API が良く分かっていないが、とりあえず M5StickC Plus で Joystick UNIT の座標データ送信と座標表示が出来るようになった。早速 M5Stack を介して XY スキャナを動かしてみる。昨日と同じくレイテンシがあるものの、ESP-NOW を使った無線通信により Joystick UNIT を使って XY スキャナを動かせるようになった。そして昨日の2台のXYスキャナによるシンクロ動作を今日も見たくなり、もう1台の XY スキャナの M5Stack に ESP-NOW データ受信用コードを書きこむ。2台の XY スキャナが両方とも遅れて動作するため、昨日よりもシンクロ感が高まった。手持ちの M5Stack は2台しか無いが、ここまで来たらもっと沢山の XY スキャナが同時に動く姿を見たくなるよな。今日の発売は見送りとなった M5Stack Core2 の登場に期待しようかな。まずは今手元にあるデバイスを有効に活用しようぜ。
20/08/27
無線通信への憧憬。今まで M5Stack も Wio Terminal も無線通信機能を使わずに楽しんできた。しかし機は熟した。という訳で今日は M5Stack の無線通信機能を使ってみる。やりたいことはデバイス間の1対1通信なので、通信方式はお手軽な ESP-NOW を選択。たなかまさゆきさんの Lang-ship の記事「M5StickCでESP-NOW その1」を参考にする。そして昨日の Joystick UNIT で XY スキャナを動かすコードに座標データ送信処理を追加。動かしてみると動作中に M5Stack がリセットしてしまう。電池駆動による内部抵抗問題かと思い、イベント時と同じ AC アダプタで動かしてみたがリセット状態は変わらず。結局 M5Stack の電源を別に取ることで座標データの送信と直動機構の駆動が両立できるようになった。やはり無線というものは電力を使うものなんだよな。続いて ESP-NOW 経由で送られた座標データを元に M6Stack 画面の赤丸と XY 直動機構を動かすようにコードを変更。2台目の XY スキャナ用 M5Stack に書き込んだ。これで2台の XY スキャナがシンクロして動くはずだ。早速動かしてみる。大きく動かすとレイテンシが顕著になるが、M5Stack 搭載 XY スキャナ2台の直動機構を ESP-NOW でシンクロさせてマニュアル操作することが出来た。既存のコードに数行加えるだけで無線通信が出来るようになるのは流石 ESP32 だよな。今の恵まれた環境を自分も有効に活かしていこうぜ。
思えば、かつての自分はバッテリ駆動移動ロボットに安価な無線通信機能を組み込みたくて格闘していたんだよな。ISA NIC を Z80 で動かせるのなら無線LAN PCカードだって 8bit マイコンで動かせるだろうと思い、PCMCIA 無線 LAN カードを 40pin AVR で動かしたんだよな。あの時も無線 LAN は電力喰いだと知って短命に終わったんだよな。そしてイカサマ Bluetooth プロトコルスタックを作って電池駆動での移動ロボット制御と Treva カメラ画像転送が出来たんだよな。でも当時は技適対応の Bluetooth モジュールが高価で活動の継続が難しかったんだよな。今は無線も液晶画面もバッテリも全部付いているデバイスが安価に手に入る夢の世界だよな。食わず嫌いを止めて夢の世界を存分に味わおうぜ。
20/08/26
オレは MZ-80K2 で育った。Oh!石さんの tweet を見て自分の I/O 合本 MZ-80 活用研究を引っ張り出す。奥付を見ると日付しか書いていない。これは初版本だったのか。既にボロボロ状態だが大切にした方が良さげだな。でもこの本は当時 MZ-80K2 で遊ぶ上ではマスト本だったよな。古い I/O 誌の記事が楽しめるだけでは無く、MZ-80K 回路図集が非常に参考になった。当時何気なく読んでいた本が将来の歴史に変化する。今自分がやりたいことをやろうぜ。
使ったことの無いユニットを体験しよう。という訳で M5Stack Joystick UNIT を使ってみる。この UNIT はアナログ Joystick の値を内蔵された ATmega328 で読み取り、I2C で外部に送信するものだ。マイコン内蔵ということで色々と夢が膨らむが、今回は大人しく M5Stack に接続。非接触温度センサスキャナの M5Stack に接続した NCIR UNIT の代わりに Joystick UNIT を接続。Joystick の動きに合わせて M5Stack 画面上の赤丸とベルト駆動直動機構を動かしてみる。少しぎこちないが、Joystick の動きに合せて M5Stack 画面の赤丸と直動機構が動く様子を見るのは楽しい。これもベルト駆動直動機構を気軽に作れるようになったお蔭だな。明日も自分がやったことの無いことに取り組もうぜ。
20/08/25
これはスゴイ。Sipeed さんの新商品 Maix Amigo が Pre Order を開始していることを知る。400MHz DualCore RISC-V に 16MB Flash と 8MB SRAM、何よりもタッチパネル搭載3.5インチ液晶が特徴的だ。カメラもバッテリも搭載している。これで 39USD という価格がスゴイ。先月末の Sipeed さんの tweet で見ていたが、50USD 以上になるだろうと思っていたのでこの価格は想定外だった。この専用 Joypad が付いた姿もゲーム機っぽくてカッコいいよな。今週は M5Stack さんより Core2 が発売開始となるようだし、液晶ディスプレイ搭載デバイスの世界は激戦だな。オレも食わず嫌いを止めてイロイロなデバイスを嗜んでいきたいな。
20/08/24
海の向こうからのニュースにコーフン。通勤時間に Indy 500 のニュースを見る。そして帰宅後に3年前と同じく2012年のラスト7周動画(YouTube)を見て涙する。7年前にも同じことを書いたが、2004年のヨーロッパGPのように果敢に攻めて敗れるのを見る方がグッとくるんだよな。ノーアタック・ノーチャンス。今の自分が取るべきスタイルがそこにある。勇気を出して頑張ろう。
10月頭に開催される Maker Faire Tokyo 2020 の出展者情報が公開されている。自分の「手のひらサイズペンプロッタ」も公開されている。非常に有難い。出展者情報にも書いたが、今回は事前にメールで受け取ったHP-GL/DXFファイルを自宅のペンプロッタで出力し、会場でお渡しすることにした。そして会場に来られない方向けに郵送でもお渡しすることにしている。昨今の状況を考えると、Maker Faire Tokyo 2020 当日手渡しよりも、事前の郵送がメインの方が良いのだろうな。ペンプロッタの楽しさを分かち合えるよう、多くの方にデータを送付して貰えることを祈ろう。
20/08/23
20/08/22
今日も書籍に刺激を受ける日。先月知った秋田さんの「揚げて炙ってわかるコンピュータのしくみ」を読む。タイトルはセンセーショナルだがコンピュータをハードウェアとソフトウェアの両面でパースペクティブに語る教科書のような本だった。そしてこの本の主題は「同士よ、オレと一緒にオリジナルの半導体チップを作ろうぜ」と仲間を集うことなんだろうな。そのためには作るものはコレなんだとパッケージから取り出すことが大事なのか。ボッチ体質の自分には仲間を集う姿が眩しく見える。今の自分に合ったスタイルで道を開いていこうぜ。
今日は久しぶりに非接触温度センサスキャナを動かす。これまではサーマルカメラユニット用のサンプルコード THERMAL_MLX90640 をベースにしていたので全面スキャンの後表示を更新していたが、今日は ToF センサスキャナと同様にスキャンしながらの描画に変更。補間機能が無くなってしまったので解像度は粗いが、直動機構の動きと画面の動きが連動するのはイイよな。という訳で ToF センサスキャナと非接触温度センサスキャナ2台とも、スキャンしながら画面を更新できるようになった。センサの種類によって測定時間も表示画面も異なるが、直動機構を直交させた測定装置が動く様子を見るのは楽しいな。これからも直動機構の持つ楽しさを形にしていこうぜ。
20/08/21
短い時間でも楽しく。今日も ToF センサスキャナを動かしてみる。XY スキャナ方式の良い所は解像度を自由に変えられる所だ。という訳で今日はスキャン解像度を16x16から64x64に変更。平面の上に立体物があることが更に良く分かるようになった。しかしこの解像度でも形状が分かるレベルには程遠いな。そして当然ながら全面スキャンするためにかなりの時間を要するようになった。でもこの時計が針を刻むような直動機構の動く音を聴いていると心が落ち着いてくるな。ああ週末は平常心を保てるとイイな。
20/08/20
オレはマイコンが好きだ。一昨日手にしたラトルズの「ザイログZ80伝説」を読み終える。終盤駈足ぎみのZ8000/Z8パートが勿体なく感じるくらい密度の濃い本だった。そしてこの本に沢山の方が反応されている様子を見ていると、Z80は多くの方の記憶の中に深く刻み込まれていたんだなあと改めて感じた。30年くらい後には今使われている Cortex-M0 や RISC-V も伝説として振り返られる時がくるのかな。思えば PIC マイコンも伝説の扉に手がかかるくらい時間が経過しているな。600mil 28pin OTP の PIC16C57 を秋月店頭で見て、トラ技1995年12月号の16C84特集「ワンチップマイコンで行こう!」に刺激を受け、MICROCHIP BBSの日本アクセスポイントにモデムを繋いでMPASMをダウンロードしたのは25年前になるのか。でも大事なのは今何をするかだ。将来の伝説の一部になるような活動を今日自らの手でやろうぜ。
という訳で今日も楽しく。昨日動かした ToF センサスキャナを今日も動かす。昨日作った疑似3次元風ワイヤー表示のレトロ感を更に高めるために、ワイヤーの色を白から緑に変更。そして昨日はスキャンが終わるとすぐ無慈悲に画面をクリアしていたが、今日はスキャン終了後に表示を薄いグレーに切り替えて前回スキャンの結果が薄く見えるようにしてみた。グラフィックやカラーといった MZ-80K2 の頃には出来なかったことを毎日楽しめるヨロコビを噛みしめようぜ。明日も前向きに。
20/08/19
オレはマイコン少年だった。昨日手にしたラトルズの「ザイログZ80伝説」を今日も読む。密度の濃い内容なのに楽しく読み進められる。これはスゴイ本だ。そして中高生の頃に MZ-80K2 を通じて日々 Z80 と戯れていた時のことを思い出させてくれた。読んでいたら2年ぶりにZ280という名前が頭に浮かんできた。既に SBCZ80 を動かされている Electrelic さんのZ280ボード(製作編)を訪れてボードの写真を見ていたら、自分もPLCCチップのマイコンと戯れたくなってきた。イカン。まずは目の前のマイコンで楽しもうぜ。
という訳で今日は ToF センサスキャナと戯れる。前回は ToF センサで高さをスキャンしながら表示を更新させた。非接触温度センサを ToF センサに置き換えたこともあり、高さを色で表現していたが、もっと適した表示方法に変えてみる。そこで今日はレトロな疑似3次元風のワイヤー表示を行ってみる。垂直ジュラコンスペーサをスキャンすると形状は分からないが何か物体がそこにあるということは良く分かるようになった。ToF センサで読み取る高さの精度は低くても、高さをリアルタイムにスキャンしているという雰囲気は高まったな。続いて単4電池を横にしてスキャンしてみる。何となく後方に横長の物体があるという雰囲気は感じられるな。かつて雑誌などで見た何かを今自分が作るものの中に組み込むのは楽しいよな。明日も楽しく行こう。
20/08/18
今日は書籍に刺激を受ける日。一部書店等で本日より販売開始されたラトルズの「ザイログZ80伝説」を手にする。まだ最後まで読み終えていないが、プロ中のプロが時間を掛けて作った書籍が持つ力のスゴさをマザマザと見せつけられた気持ちになった。そして冒頭のザイログ社の歴史に関する記述を見ていたら、SBCZ80 がZ80SIO を使用しているのは、PC とのシリアル通信や Z80 特有の MODE2 割り込みを使用するためだけじゃ無いということが強く伝わってきた。PIO や CTC じゃ無くて SIO だという所に意味があるんだろうな。しかし鈴木さんの伝説シリーズ3部作もこれで一区切りかと思うと少し淋しく感じるな。でも次なる新しいシリーズを心待ちにするという楽しさもこれからは味わえるということか。自分も鈴木さんに少しでも近づけるように精進しよう。明日は今日よりも丁寧に誠実に。
20/08/17
20/08/16
今日も地道に。次の切断の予約は行っていないが先日形にした小型版キューブ型ペンプロッタの切断データを修正する。ギリギリのキワキワでは無いので歩みは遅いが次の切断に向けて少しでも近づけたことに感謝しよう。妄想を形にするためには地味な作業が必要なんだよな。
20/08/15
思っていたよりも早かった。ラトルズさんの tweet を見て、鈴木さんの「ザイログZ80伝説」が8/12(火)夕方より一部書店等で販売開始となることを知る。刷りたてホヤホヤの本が来週前半には店頭で手に取ることができるのか。これは予想よりも早い。そして電脳伝説(鈴木哲哉)さんの tweet で公開されている「SBCZ80技術資料」を読む。冒頭の部品表を見ると書籍販売後は Z80 SIO 難民で溢れそうな予感がしてきた。当時の自分は 8251 しか使っていなかったので Z80 SIO も一度使ってみたいとは思う。Z80 PIO は MZ-80K に MZ-2000用16bit ボードをつなげた時に MODE2 割り込みで使ったんだけどな。ああ火曜日が楽しみだな。
20/08/14
地に足を付けて。現在作成中の ToF センサスキャナと今日も戯れる。これまでボタンのように薄いものばかりだった測定対象を見直す。スキャン領域と分解能を考え、ペンプロッタで使用している10mm四方の垂直ジュラコンスペーサを測定対象としてみる。続いて setMeasurementTimingBudget() で指定する測定時間を 150ms と長くして精度を上げてみた。更に測定結果の表示ルーチンを変更し、色分解能を上げてみた。これで物体のある場所が少し分かりやすくなった。距離測定結果も測定領域を全てスキャンした後に一度に表示するのでは無く、距離を測定した後直ぐに表示するようにしてみた。精度を上げるために測定時間が長くなりスキャン速度が遅くなったが、表示が変化することで測定感は高まった。とりあえず上手く動いたので測定対象を垂直ジュラコンスペーサから単4電池に変更。高さの違いが大きいためか、上から見た面積は余り変わらないのに表示が大きく異なる結果となった。まだまだオレは測定の何たるかが分かっていないようだな。明日も地道に前に進めよう。
20/08/13
今日もペンプロッタの動画に癒される。あざらしさんの tweet を見て、note 記事「DVDドライブからペンプロッタ自作(2)」が公開されたことを知る。早速記事を見てみる。今回はソフト編ということで Arduino でペンプロッタを動かすコードと Inkscape で G-Code を生成する方法、そして Processing で G-Code をペンプロッタに転送する方法について紹介されている。G-Code で動かすということで Grbl を使うのかと思っていたが、ARDUinoautoMOTIVE の Arduino Mini CNC Plotter from cd/dvd drives! で公開されている Arduino コードを使用しているようだ。シンプルなコードを見ると分かりやすくて親近感が湧いてくる。Inkscape で G-Code を生成する動画(YouTube)もイイな。ビットマップ画像をトレースして輪郭線のパスを生成し、そのベクトル画像を G-Code で出力している。ベクトル画像を用意するのは輪郭抽出が一番お手軽だよな。自分もペンプロッタ用の新しいコンテンツを用意したくなってきた。そして記事から離れ、あざらしさんのペンプロッタ高速化 tweet の動画を見る。これを見ると自分も節を曲げてステッピングモータを使いたくなってくるな。ああペンプロッタが動く様子を見るのはヤッパリ楽しいな。
真面目にやろう。まずは今使っている ToF センサ VL53L0X のデータシートを見る。今自分のアプリがセンサ値を読んでいるのは Single Mode なのか Continuous Mode なのかすら分かっていないことに気が付いた。これはダメだな。しかし今日はマイルドに進めるということで、Pololu の VL53L0X library for Arduino を使って readRangeSingleMillimeters() で値を読んでみる。昨日とは少し違う画像が表示されるようになったが、まだイマイチ挙動を掴めていない自分が居る。時間はまだまだあるのだ。地に足を付けて理解を深めながら前に進んでいこう。明日もマイルドに。
20/08/12
オレは ToF センサについて何も分かっていない。一昨日動かした ToF センサスキャナの分解能を更に上げて16x16にしてみる。例のボタンをスキャンしたが12x12の時と余り変わらない結果となった。続いて目に留まったジュラコンスペーサをスキャンしてみる。しかしこれは高さを認識しなかった。更に手直にあったマイクロスイッチをスキャンしてみた所、良く分からない形が M5Stack の画面に表示された。少し真面目に M5Stack で動くアプリケーションと戯れてみる必要がありそうだな。デバイスの理解を深めてシステムの完成度を高めようぜ。明日もマイルドに。
20/08/11
次なる妄想を形に。去年の Maker Faire Tokyo 2019 のプレゼンテーションでも示したロードマップの通り、自分のペンプロッタは昨年キューブ型と片持ち型、そしてロードマップには無い2色化に対応、そして今年に入ってベルト駆動でようやく高速化に着手した。しかし最近小型化が疎かになっている。という訳で土曜日に Fablab Setagaya at IID で切断した小型のキューブ型ペンプロッタテスト版を組み立てる。このキューブ型ペンプロッタは数か月前に Fusion360 での設計に着手し途中で放り投げていたものだが、土曜日に Inkscape 直書きでようやく仮組み出来そうな所まで形にした。オレどうも 3D CAD が続けられないんだよな。今回は送りねじ直結型モータもベルトも使用せず、久方ぶりに長ネジを使用。ナニワネジのパッケージを見るのも久方ぶりだな。まずはテーブル側を形にして動作を確認。イロイロと無理のある作りだが、とりあえずテーブルがスライドすることは確認できた。続いてペン左右駆動部をと思ったが、肝心の送りねじ用の軸穴が無いことを始め様々な不具合が見つかったのでパーツの仮組みに留まった。やはりデータ作成がギリギリ過ぎて無理があったな。今回は動作まで至らず形にするだけに留まったが、このサイズには夢が感じられた。次の切断はしばらく先になりそうだが、動かせるようにデータを整えよう。ああ妄想が形になっていくのは楽しいな。
20/08/10
妄想を形に。既に catsin さんに tweet されているが、M5Stack ToF Unit を使用してみる。まずはサンプルコードを M5Stack に書き込み動作を確認。dist値がどの辺になりそうなのかも分かった。続いて昨日動かした2台目の非接触温度センサスキャナに M5Stack ToF Unit を取り付け、VL53L0X からのデータ読み取りコードを追加。これでXY距離センサスキャナとして動くようになった。早速XY距離センサスキャナとして動かしてみる。手直な所にあったボタンを置いて動かしたら、粗いドット絵のような画面が表示された。1次元の距離センサを動かしながら測定しているのでスキャンする度に表示される形状も変化するが、ライフゲーム的な味わいがあるな。そしてスキャン解像度を8x8から12x12に拡張。スキャンに要する時間は増加したが、ライフゲーム的な味わいも更に高まったような気がする。ベルト駆動用ドライブプーリの在庫も底をついたので、Seeeduino XIAO と M5Stack を使ったXY平面スキャナシリーズもここで一度小休止だ。やっぱり直動機構は直交させるとサイコーに楽しいな。
20/08/09
今日もビシッと。まずはいつもの Seeeduino XIAO 搭載モータコントローラ基板にパーツをハンダ付け。今回はモータと可変抵抗用のコネクタをL字型から垂直型に変更。次はデモ用のベルト駆動直動機構2台からそれぞれドライブプーリを調達。新しいドライブプーリが入手出来たら元に戻そう。これでパーツが揃ったので昨日組み立てたセンサマウント部にベルトを取り付けて直動機構の形にした。いつも同じことを書いているが直動機構はただ左右に動く様子を見るだけで楽しいんだよな。続いて直動機構の片側にベルトを取り付け、2軸のベルト駆動直動機構を直交させる。そしてモータと可変抵抗にケーブルをハンダ付け。このケーブルを Seeeduino XIAO 搭載モータコントローラ基板に接続。先週はモータコントローラ基板を本体横に取り付けたが、今回は直動機構の下の空間に格納してみた。更に Seeeduino XIAO 搭載モータコントローラ基板と M5Stack を接続する UART ケーブルを作成。先週は Proto Module にコネクタを取り付けて UART2 信号を取り出したが、今回は M5Stack の横のコネクタに挿してみることにした。という訳で2軸のベルト駆動直動機構を使用した非接触温度センサスキャナがもう1台形になった。Seeeduino XIAO モータコントローラ基板を本体内に格納したため、前回作成したものより M5Stack 周りがスッキリした所が大きな違いだな。早速動かしてみる。非接触温度センサ M5STACK-NCIR-UNIT の手持ちが1個しか無いので先週作成したものから取り外して動作を確認。それらしい温度分布が表示されることを確認した。それはそれとして、直交した直動機構は動いている様子を見るだけで非常に楽しいんだよな。明日も引き続きビシッと行こうぜ。貴重な時間を有効に。
20/08/08
オレは尻に火が付かないとダメな男だ。今日も Inkscape を立ち上げて時間ギリギリまで SVG ファイルを作成。ホントにギリギリだったので通常連結する凹部も別切り状態のままとなってしまった。そして先週に続き Fablab Setagaya at IID に足を運びレーザカッターで MDF 板を切断。帰宅後はいつもと同じくネジ穴やスリットに残る MDF 板をニードルで除去。そしてネジ穴に M1.6 と M2.0 のタッピングを行う。いつもはここで力尽きるのだが今日は少しだけ組み立てを行った。明日もビシッと行こうぜ。
20/08/07
今日も短い時間だが手を動かす。昨日も動かした非接触温度センサスキャナはモータを制御する Seeeduino XIAO 基板と温度センサの値を読み取る M5Stack で2電源必要だった。これをライトに1電源化したい。という訳で Seeeduino XIAO モータコントローラ基板右側に用意したフリースペースに USB A メスコネクタを取り付け 5V と GND のみ結線。M5Stack シリーズに付属する短い USB TypeC ケーブルを使って電源を M5Stack に供給。これでいつもの電池 BOX のみで非接触温度センサスキャナを動かせるようになった。些細なことでも前に進められたことに感謝しよう。明日はビシッと行けるとイイな。
20/08/06
短い時間でも手を動かそう。昨日動かした非接触温度センサスキャナを今日も動かす。昨日は測定点が5x5の25点だったが今日は8x8の64点に変更。更に M5Stack 画面と一致していなかったのでスキャン方向を変更。昨日よりもピリッとした動きに近づいた気がする。そして今回の非接触温度センサスキャナは何回かの切断パーツを組合せて作成したので切断データを改めて整理する。昨日手作業で切断した M5Stack 固定用パーツの切断データも新規作成。次の切断に備えようぜ。
20/08/05
妄想を形に。今日は M5Stack と戯れる。M5Stack Proto Module に UART 接続用のコネクタをハンダ付け。この一番最初に手に入れた M5Stack は Bottom ケースが付いた状態だと書き込みが安定しないんだよな。Proto Module を M5Stack に取り付け PC と USB シリアル経由で接続。UART2 でシリアル通信できることを確認した。続いて昨日作ったベルト駆動2軸直動機構に M5Stack を取り付け UART で Seeeduino XIAO モータコントローラ基板と呉越同舟的に接続。フリーストップ丁番を使い M5Stack を任意の角度でチルト出来るようにした。そして先月動かした非接触温度センサ NCIR Temperature Sensor Unit をスライド部に取り付ける。これで1次元の非接触温度センサをXY平面でスキャンする温度センサスキャナが形になった。形になった温度センサスキャナを動かしてみる。昨日の2軸直動機構と同じ動きでXY平面をスキャンし、得られた温度分布を M5Stack の画面に表示させている。非接触温度センサの下に指を置くと、それらしい画面が表示される。でも何かピリッとしない動きなんだよな。なかなか妄想通りにビシッとは行かないものだな。でも妄想を形にする過程自体が楽しいんだよな。これにくじけずに次の妄想を膨らませようぜ。
短い時間だがペンプロッタと戯れる。6月に出力したカレンダーを先月形にしたペンプロッタで出力してみる。8月は日付欄が5行必要なのでフォントサイズを調整してペンプロッタの描画範囲に収めた。そして6月にも書いたがゼロのナナメ線を消してみた。予想通りこっちの方がカレンダー向きだな。もっとイロイロなフォントを出力してこのペンプロッタの実力を知りたいな。
20/08/04
妄想を形に。先月形にしたベルト駆動2軸直動機構を改造する。まずは新しいスライド部を作成し直動機構に取り付ける。続いて Seeeduino XIAO 搭載モータコントローラ基板が横に取り付けられるよう直動機構の側面パーツを新調。底面パーツを大きなものに交換して改造版2軸直動機構が形になった。モータと可変抵抗を Seeeduino XIAO 搭載コントローラ基板に接続するケーブルを作成し、動作を確認。ベルト駆動直動機構はペンプロッタのような細かい動きよりこのくらいザックリした動きの方が映えるな。自分の妄想が形になっていくのを見るのはサイコーに楽しいよな。
昨日 tweet した Maker Faire Tokyo 2020 に向けた取り組み「皆さんのデータをペンプロッタで出力してお渡し&郵送します!」は何人かの方に retweet して頂けた。非常に有難い。25mm四方と描画領域の小さなペンプロッタではあるが、これを機会にベクトルデータを楽しむ方が増えることを祈るばかりだ。ペンプロッタは描画データがあってこそ活きるデバイスなんだよな。
20/08/03
今の状況に合せて。Maker Faire Tokyo 2020 の公式サイトの情報では、7/31時点でオンサイト開催を進めるとのこと。但し入場チケットは「入場時間を指定した前売チケット」のみ販売ということなので、一般参加者よりも出展者同士が楽しむイベントになりそうだな。会場に来られない方が増えることを想定し、Maker Faire Tokyo 2020 に向けた取り組み「皆さんのデータをペンプロッタで出力してお渡しします!」は会場手渡しに加え、事前の郵送も行うことにする。そしてMaker Faire Tokyo 2020 開催前からイベントの雰囲気を何度も楽しんで頂けるように、郵送した名刺用紙をSNSで紹介して頂いた方からは再度ペンプロッタでの出力を受け付けることも考えている。ベクトルデータを用意する必要もありどのくらいの方が利用されるかは分からないが、Maker Faire Tokyo 2020開催までの間も多くの方々とペンプロッタの出力を楽しめるようになることを祈ろう。
昨日形にしたベルト駆動ペンプロッタと戯れる。摩擦を減らすために一度バラして接触面をヤスリがけ。そして制御パラメータを少し調整し、短距離移動時のモータ出力を上げてみる。組立て直して Makey を出力。Makey のナナメ線や輪郭は思ったよりも綺麗に出力された。文字品質が悪いのは今の自分の実力が反映されている所だよな。ベルト駆動ペンプロッタに相応しいコンテンツの開発も進めようぜ。明日も楽しく前向きに。
20/08/02
今日もビシッと。まずは新たに入手した Seeeduino XIAO にスライド抵抗を接続し 0V-3.3V で入力を変化させた時の A/D 値を調べる。今回入手した3個共3.3VではA/D値が1023になるが、0VのA/D値は3〜5近辺となる。しかも個体差があるのが厄介だ。これまで入手した Seeeduino XIAO で同様に A/D 値を調べてみると0〜1023の値を取ってくれるんだけどな。A/D入力ピンの設定を変えたりbootloaderを焼き直しても変化が無かった。今回の結果を踏まえ、今後も A/D 値の範囲を狭めて使うことにしよう。
続いて昨日 Fablab Setagaya at IID で切断した MDF 板を組み立てる。まずはテーブル駆動部から組み立てる。続いてペン左右駆動部を組み立てて動作を確認。そしてテーブル駆動部とペン左右駆動部を組合せてキューブ型の筐体にする。ここで Seeeduino XIAO 搭載モータコントローラ基板を1枚作成。今回は Seeeduino XIAO だけでは無く DRV8835 モータドライバも基板に直付けした。ケーブルにコネクタを取り付け、モータと可変抵抗にハンダ付け。ペンを取り付けてペンプロッタとして動かせるようになった。早速動作を確認。ちょっと摩擦が大きいようだ。もう一度バラしてヤスリがけが必要かな。送りねじ方式に比べてベルト駆動は組み立て含めてナカナカ安定しないな。でもベルトの動きを見ているだけで楽しいんだよな。明日も楽しく行こう。
20/08/01
今月は序盤からビシッと行こう。朝から気合を入れて Inkscape で SVG ファイルを編集。先月24日に形にした可変抵抗使用ベルト駆動ペンプロッタのデータの不具合点を修正。更にプーリを20T-20Tにするため軸間距離も変更。そして先月18日に続き Fablab Setagaya at IID に足を運びレーザカッターで MDF 板を切断。帰宅後はネジ穴やスリットに残る MDF 板をニードルで除去。そしてネジ穴にタッピングを行う。今日はここで終了。組み立ては明日行おう。明日もビシッと。
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