奧の人などいない!

■ペンネーム「あんちゃん」さんからの投稿です。

 私は勤務シフトの都合上、嫁より帰宅時間が早かったり、出勤時間が遅かったり、労働組合と会社で年次有給休暇消化を共同推進しているためか、月に1・2日ペースで年休があり、主婦が居る平日の時間帯に在宅しています。
 
 その時(遅番シフトでこの日の午前中は、この銀河系を“銀河皇帝”として征服をする至福の夢を観ていた時)の電話も『お約束』の“ヒツウチ”でかかって来ました。
 起床予定2時間前だった事と夢の一番良いところで起こされたので、機嫌が水爆級の悪さで起き、“ヒツウチ”を見て『会社からかも知れない…。』(当社はPBX経由とN○Tとはダイヤルイン契約なので、基本的に発信時は電話番号が発信先に通知されません。)と思い、煮え滾(たぎ)った心をクールダウンして電話をとる。
 
 但し、“ヒツウチ”や“アドレス登録外番号”に出る時は、『△△(僕の苗字)です。』と名乗りません。
 この手の電話は女性相手らしく、“野郎”の声を聞いた瞬間、『用はないわ!』とばかりにガチャ切りするので、それ僕にとってとても寂しい事なので、電話を取って相手から「もしもし」等の第一声が出るまで黙ってます。
 ※会社からの場合、緊急連絡しかかかってこないので、電話を取った瞬間に先方から第一声が出るので、現状は問題ありません。
 
 話が脱線しすぎて申し訳ありません…。^^ゞ
 
「チリリリリン・チリリリリン」と着信音が眠りを妨げるけたたましく鳴り響く。
「ガチャ」と受話器を取る。
 
あ 「…」(約2秒)
テ 「もしもし?」(不安)
あ 「はい」(低音の美声)
 
 ※ここでテレアホ嬢(昔の娘)『チッ!野郎かよ!』と思ったかも知れません。≧∇≦
 
テ 「△△様のお宅でしょうか」
あ 「はい、そーですが…」
テ 「奥様はご在宅でしょうか?」
あ 「どの様なご用件でしょうか?」
テ 「ただいま当社のアンケートにお答え頂きたく…」
あ 「奥さんって、下の名前は?」
テ 「えッ!?(超動揺)名簿をみて掛けているので解りません…」
 
 …って、をいッ!^^; 自分で手の内明かしてどーする?\≧∇≦/
 
あ 「では私が未婚か既婚かも不明なんですね?」
テ 「え、否、ご結婚されていないんですか?」
 
 ※逆質問かい?…まぁいいか…。
 
あ 「そんな中途半端な名簿見てる様な、見ず知らずの貴女に何で個人情報を教えなければならないのでしょうか?」
「とは言え、知られても当たり障りがないので教えてあげます。結婚して妻は居ますが、ただいま外出中です」
テ 「奥様はいつ頃お戻りでしょうか?」
あ 「それこそ何で貴女に教えなければならないのでしょうか?」
「私の“妻”とどの様な知り合いでしょうか?」
 
 ※先ほどのやりとりで既婚か未婚か解ってないテレアホ嬢(昔の娘)が、嫁と知り合いな訳ないのは百も二百も承知の上でわざと訊いてます。(鬼)
 
テ 「あ、知り合いではないです…」(段々声が小さくなる)
あ 「ぢゃあ教えられないヨ」
「それに我が家には奥さんなんて居ないよ」
テ 「えッ!?」
 
あ 「住んでるトコは奥に人が置ける程、広いお屋敷ぢゃないから奥に“妻”は居ないヨ」
テ 「も、申し訳ありません」(ふつーここで切れば良いのに…。T_T)
あ 「この手の電話は、基本的に俺しか出ないから掛けるだけ無意味だヨ」
「だから名簿から抹消した方が時間のムダがないと思うから検討して」
テ 「はい、解りました。検討します」(と言って電話が切れる)
 
 今回、悪間の“お言葉”を発動してみました。
 このテレアホ嬢(昔の娘)、気が弱いのか新人で不慣れなのか切るタイミングを逸して終始僕のペース(今回は穏やかかつ、冷徹に対応)で話が進みました。
 百戦錬磨のテレアホなら、『バカ』にされてるとすぐ気付いて、ガチャ切りするんですが、このテレアホ嬢(昔の娘)はまだまだ修行が足りないか天然の様です。
 しかし、このテレアホ嬢(昔の娘)も、めげずに暫く続けるうちに強(したた)かになってしまうのでしょうか?-_-;
 ※社宅なので本当に奥に人が居られる様な広いお屋敷ではないのです。T-T

■あんちゃんさんからの二回目の投稿です。ありがとうございます。
 
■えーっと、本題とは関係ない「銀河皇帝」の夢が気になって仕方がありません。って、ここツッコんでよかったですか? スルーした方がよかった、ってことはないですよね?
 
 仕切りなおして。
 確かに、テレアポさんって「奥様」を連発しますね。まぁ、名前がわからない場合に、他にどう呼んだらいいのかと言われると悩ましいところですが。
 で、夫が
「奥さんなんていない」
 と言うのはいいとして、妻が
「私は奥さんなんかじゃない」
 と言った場合・・・意味がビミョーに違ってくるように感じるのですが・・・私の気のせいでしょうか・・・。

(2004.10.23)