田んぼの生き物観察アルバム・田んぼにいたよ・ハラビロトンボ


	田んぼにいたよ #02
「ハラビロトンボ」
掲載：2007/7/20・撮影：7/13 (4画像で構成)

胴体が寸づまりで幅広いことから名付けられたハラビロトンボ。
確かにそのことが納得できる体形でした。
繁殖の時期の様で、稲をかすめてメスを追いかけ回す姿を数多く目撃しました。

これがオスで、まだ完全に成熟していない個体です。
青みがかったダークな色合いで、小さな身体の割には精悍さが感じられます。

成熟したオスも何羽か見かけました。
白い粉ふき状態で、シオカラトンボに近い印象です。
メスの争奪戦の結果でしょうか。羽根の傷みが飛行の激しさを物語っています。

こちらがメス。
体形はオスとそっくりですが、体色は大きく異なります。
いわばムギワラトンボの寸づまり版という感じでしょうか。

メスの顔面接写を一枚。
結構神経質なトンボでなかなか接近を許してくれませんでしたが、これは成功。
同じ種類でも性格がのんびりしたのもいるみたいです。見分けるのは難しいですが。
普通トンボをこのアングルで撮ると、お尻に向けて先細りになるのが通例です。
でもご覧の通り見事なまでの寸胴です。胴体形状の特徴がこの画像からも判ります。

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